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2011年4月 2日 (土)

本 「あぽやん」

完璧にタイトル買い〜。
「あぽやん」とは何?
あぽやんとは空港で地上勤務している方々のことです。
「あぽ」はAPOでこれはテレックス時代に空港(Airport)を3文字で表現するためにAPOと記述していたことからくるそうです。
その「あぽ」を親しみを込めて、「あぽやん」と空港勤務の方を読んでいるのだそう。
航空業界というと、パイロットとかフライトアテンダントとか、整備士とかに眼がいってしまいがちですが、地上勤務の方も大勢いらっしゃいます。
慣れない海外渡航とかで、わからなかったりトラブったりするときにお世話になるのは、この方々「あぽやん」なんですよね。

こちらの小説、いわゆる「お仕事小説」のジャンルになります。
僕たちがあまりよく知らない専門職の仕事の裏側の苦労話、そこで働く人々の悲喜こもごも、そこでの主人公の成長、などといった「お仕事小説」のベーシックな内容をおさえています。
やはり読んでいて感じるのは、そういうそれぞれの仕事で働いている人々の、その仕事に対する誇りみたいなものでしょう。
業界や、仕事の内容などは違えど、やはり自分の仕事に誇りをもって働いている姿っていうのを読むと元気がでますね。
自分もがんばっていかなきゃいけないなと。
本作で登場する幾人かの「あぽやん」は「お客様が笑顔で旅立ってくれる」ようにするために、必死にがんばります。
広い空港の中を駆け回り、いろんなトラブルに対処しながらも、その一点だけはぶれない。
おかしさの中にも、彼らの自負を感じます。
働きがいみたいなものでしょうか。
それはやはり自分で見つけ出していかなくてはいけないし、それが見つけられればどんなたいへんなことでも乗り越えられたりするものです。
現在、日本全国がたいへんな状況で、それぞれの方が自分の仕事場や家庭でがんばっているのだと思います。
どなたもかなりたいへんだとは思いますが、それでもがんばっていられるのは仕事への誇りがあるからじゃないかなと。
少なくとも自分はそれでがんばっていけてます。

「あぽやん」新野剛志著 文藝春秋 文庫 ISBN978-4-16-779501-6

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