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2011年4月 3日 (日)

本 「テレビ進化論 -映像ビジネス覇権のゆくえ-」

インターネットが急激な伸張をしているからといって、テレビというメディアは現在でも影響力が大きいというのは変わりません。
けれども、確実に変わる、というより変わらないとやっていけないという状況であるのは間違いないと思います。
今年の夏からの地上波デジタル放送への全面移行。
動画を扱ったインターネットの各種サービス、Appleなどの動画配信サービスの展開。
今までの状態でテレビが変わらないわけないと思いますが、テレビ局そのものはなんら変わらないようにも見えます。
なんで変わらないのか(もしくは変われないのか)、畑違いの人からみると疑問に思えると思いますが、そのあたりの構造というのをわかりやすく解説しているのがこちらの本になります。
僕もいわゆる「ギョーカイ」とは少しかすった仕事をしていたりします。
そういうときにいつもほとほと困るのは「ギョーカイの慣習」っていうものが、かなり強いということ。
普通のメーカーなど企業というのは、周辺環境の変化に合わせていろいろと仕事の仕方や仕組みを変えていくものです。
そうでないと生き残れない。
けれども「ギョーカイ」は様々な既得権益があり、それらがからみあっていて実は新しいことっていうのはなかなかやりにくい。
なんとなく先進的な分野に思えますが、実のところ因習が根をはっている世界と言っていいかもしれません。
なぜそうなっているのか、そして今後どう変わっていく可能性があるのかというのが、こちらの本では描かれています。
僕個人としてはテレビ業界というのは、変わらなくてはいけないし、変わらないとやっていけないと思っています。
先に上げた環境変化というのもありますが、今回の大震災はメディアにも大きな影響を与えると思います。
まず広告クライアント側のものの考え方が確実に変わる。
当然のことながらコミュニケーション戦略も変わらざるを得ないでしょう。
そうしたらギョーカイも変わらないわけにはいけなくなると思います。
社会の仕組みごと大きく変わることが考えられる中で、テレビ業界だけが今までの既得権益を守っていけるというわけがないと思うのです。
もし、ギョーカイが変わらないことを選択するのであれば、いつか一般視聴者もクライアントも代替メディアを探していくような感じがします。
それだけの危機感を感じていってほしいと思います。

「テレビ進化論 -映像ビジネス覇権のゆくえ-」境真良著 講談社 新書 ISBN978-4-06-287938-5

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