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2011年2月20日 (日)

「運命のボタン」 トンデモ科学映画だったんだ!

興味はあったのですが、なんとなくスルーしていた作品です。
んー、感想としては、不思議ちゃんな映画?トンデモ科学映画?

<ネタバレしないで書けないので、ここから先は注意です>

ある日、謎の紳士がルイス夫妻に、赤いボタンがついた装置を届けます。
このボタンを押すと、夫妻は100万ドルを手に入れることができます。
けれどもそのボタンを押すと、知らない誰かが死んでしまうということ。
生活がギリギリであったりということ、誰かの死に責任を持ってしまうということで、夫婦は苦悩します。
僕はけっこうその悩みでひっぱるのかなと思ったら、けっこうあっさりとボタンを押してしまいます。
夫婦の周りで不思議なことが起こるのはそれから。
ボタンをもってきた紳士は何ものなのか。
火星探査は何か関係があるのか。
鼻血を出してメッセージを届けにくる者たちは何ものなのか。
NASAの風洞を借り切っている者たちはほんとにNSAなのか。
謎だらけの展開で、人気テレビシリーズの「LOST」を思い出しちゃいました。
この映画がとても、不思議ちゃんな感じがあるのは、これらの謎・伏線を、あまりきれいに回収していなかったりするところでしょう。
あの紳士は、宇宙人の意志かなんかで、地球人を試しているっていうことなの?
火星探査に出たということで、地球人が宇宙に進出しようとしているから?
でもって、その宇宙人(なのかどうかもよくわからない)はどうやってああいう不思議なことを起こすことができるの?
アーサー・C・クラークの「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」という有名な言葉で、説明終わりなの?
などなど・・・。
不思議なことは起こっているけれど、地球人には計り知れない高度な技術があるんだよっていうことなんですよねぇ。
心理ミステリーかと思って観始めたら、トンデモ科学ものだったのでちょっと驚きました。

最後の夫婦の選択。
夫が引き金を引いた時、別の夫婦が赤いボタンを押します。
ここの関連性もまったく説明がないのですが、そういう関連性があるとするならば、ボタンはずっと押されて続けられていたってことになります。
人間ていうのは、やっぱり他利的行動がとれないということを言いたいってことなんでしょうか。
ちょっと救いがなさすぎる感じもしますけれどもね。

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コメント

ノラネコさん、こんばんは!

予告だけ観たら面白かったんですけれどねー。
途中からなトンデモ展開に驚きました。
新・トワイライトゾーンって日本で観れるんですかー?

投稿: はらやん(管理人) | 2011年2月24日 (木) 19時04分

KLYさん、こんにちは!

そうそう、押すまでに葛藤がもっとあるのかなーと思ったらけっこうあっさり。
ほんと後半は、???という感じで、そういうお話だったのねーとある意味驚きました。
なんだかようわからん映画でしたね。

投稿: はらやん(管理人) | 2011年2月23日 (水) 05時58分

まあこれは劇場スルーで正解・・・
原作は心理ミステリの傑作なんですけどね。
忠実に映像化されてる新・トワイライトゾーンのエピソードの方が数段上でした。

投稿: ノラネコ | 2011年2月21日 (月) 22時49分

キャメロンてば(キャメロンじゃないけど)「う~~~~ん、えいっ!」みたいに、結構軽く押してましたよね。多分見てる人の多くが「あ?」と思ったんじゃないですかね。(笑)

何か途中から訳がわからないというか、何でそっち方向いっちゃうの?って。もっとオカルトかと思ったら、昔のSFになっちゃいました^^;

投稿: KLY | 2011年2月20日 (日) 23時54分

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