本 「嘘つき男と泣き虫女」
ずいぶん前ですが「話を聞かない男、地図が読めない女」という本がベストセラーになりました。
「嘘つき男と泣き虫女」は同じ著者が前作の評判をうけて、出版した本になります。
前作を読んだときはずいぶん前ですが、「なるほどね」と感心したものです。
すなわち男と女というのは、もともとその生活での役割が違っていた。
男は狩りをし、女はコミュニティを守る。
そういう役割分担がされていたので、それぞれに男脳、女脳ともいうべき回路の違いがあるわけで、男も女も自分の考えるような考え方を異性がすると思い込まない方がいいと。
同じように考えると思うから、男女の間には軋轢が起こるのだということですね。
本作も同じ考え方をベースに、もう少し具体的な例をあげながら同じ論を展開しています。
ですので、こちらの本は読んでも何か新しい発見があるという感じはしませんでした。
また前読んだとき、感心した考え方もちょっとモデルとしてはめすぎてしまいすぎちゃいないかとも感じました。
前作の後、世界中での調査をしたと書いてありますが、ケーススタディはやっぱりアメリカ人のケースが多い。
これをベースにして人間全体の普遍のルールとするのもいかがなものかなとも思いました。
当然のことながら、文化背景によって人はそれぞれ違いますからね。
パートナーが自分と同じ考え方をしないというところだけ理解すればいいのじゃないのかな。
「嘘つき男と泣き虫女」アラン・ピーズ&バーバラ・ピーズ著 主婦の友社 ハードカバー ISBN4-07-231923-6
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