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2011年1月22日 (土)

本 「アイスクリン強し」

小説との出会いというのはいくつかありまして。
書評などで高評価だったものを読んでみたり、映画の原作本を手に取ってみたり。
僕自身ときおりあるのは、「表紙買い」「タイトル買い」っていうのがあります。
本屋さんをブラブラ流しているときに、ふと目に入って「きれいな表紙だなー」とか「おもしろいタイトルだなー」っていうふうに感じて買うときがあるんですよね。
本作は実は本著の続編の「若様組まいる」という作品がまずは目に入ったんです。
タイトルも興味深かったし、舞台は明治時代ということ。
設定に興味を持ったので、買おうかと思ったら、二作目ということがわかったので、まずは一作目である本作「アイスクリン強し」を求めたわけです。

時代は明治の後半、主人公は西洋菓子屋を開こうとする真次郎。
ですのでタイトルが「アイスクリン(アイスクリーム)」なんですよね。
真次郎の仲のよい警官であり元旗本の息子たち(若様組)、明治以降財をなした商人の娘沙羅などが登場し、明治後期の世情を背景にしながらもライトなタッチの騒動が繰り広げられます。
事件のようなものは起こりますが、ミステリーというほどのものではなく、これは物語を進めるためのようそのようなもの。
どちらかというと明治後期を舞台にした青春劇みたいな作品と言っていいでしょう。
ですので、読み心地はさわやかですらすらと読めます。
キャラクターもわかりやすいので、マンガ化とかアニメ化してもおもしろいかもしれないなと思ったりもしました。
著者の畠中恵さんの作品は初めて読むのですが、もともとは漫画家をされてたということ。
なるほどとなっとくです。
畠中さんはファンタジーノベル大賞の受賞歴もあるということです。
ファンタジーノベル大賞出身の作家さんは好きな方が多いので、畠中さんの作品についても他のものを読んでみたいと思います。
まずは続編「若様組まいる」ですね。

「アイスクリン強し」畠中恵著 講談社 ハードカバー ISBN978-4-06-215006-4

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アイスクリン、シウクリーム、チヨコレイト、ワッフルス… なんて「ろまんちっく」で「のすたるじっく」な響きなのでしょう。レトロ好き、歴史好き・スイーツ好きにはたまらない本です。 畠中さんの新作「アイスクリン強し」は、明治20年代、当時まだ珍しい西洋菓子屋を舞台に、さまざまな事件に巻き込まれる主人公たちの活躍を描いています。 アイスクリン強しposted with amazlet at 08.11.02畠中 恵 講談社 売り上げランキング: 445Amazon.co.jp で詳細を見る ... [続きを読む]

受信: 2011年1月22日 (土) 11時47分

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