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2011年1月 1日 (土)

「トランスポーター2」 3作の中で一番おもしろい

1作目と3作目は劇場で観ているのに、2作目だけは未観賞だったので、お正月休みに観てみました。
2作目を観なかったのは、1作目がそれほどおもしろくなかったから。
それでもって今回2作目を観ようと思ったのは、3作目が思いのほかおもしろかったからです。
で、結果から言いますと、「2作目が一番おもしろいじゃん!しまった・・・」というところです。

見所と言いますと、本作はやはりアクションでしょう。
前半の主人公フランク(ジェイソン・ステイサム)が駆るアウディA8を追うパトカーの追跡シーンが見ごたえがあります。
リュック・ベッソン製作のカーアクション映画というのは、いつもかなり躍動感とスピード感がありますが、本作も同様です。
フランクはプロの運び屋ですから、ドライビング・テクニックは神業的で、ただ速いというだけでなく、車自体を己の体のように扱います。
ジェイソン・ステイサムのアクションも見事でした。
特に本作は、小道具を使ったアクションがアイデアもあり、キレもあってよかったです。
このアクションを観て、ジャッキー・チェンの映画を思い出しました。
ジャッキーもその場にある小道具を使ったアクションで魅せてくれましたが、本作のジェイソン・ステイサムはジャッキーを髣髴とさせました。
アクションについてはシリーズ3作の中で最も見せ場があったような気がします。

フランクのキャラがシンプルなのも見やすいところかもしれません。
彼はプロの運び屋で、1作目にあるように自分自身にルールを定め、それをしっかりと守ることを実行しています。
アクション映画の主人公の中では珍しいストイックなタイプです。
ダークスーツにこだわり、衣服の乱れも許せないというフランクのキャラクターは明快で、本作で彼が子供を救おうとするのも自分のルールに忠実だから。
けれどもフランクはただの冷血感ではなく、彼が自分で思っているよりもやさしさを持っているいまどき珍しいハードボイルドな男なんですよね。
そういうフランクの性格を前提にして、1作目や3作目にある恋愛要素がないので、アクションに特化しているから短い尺の中でキレのある活劇になっているのでしょう。
3作目はおもしろかったのですが、本作を観るといろいろ要素が多くなっているので、作品としてのシンプルさは失われているかもしれません。
フランクが自分のルールをあっさりと破っているのもちょっと気になりますね。

とはいえ最近のアクション映画の中では、フランクが立っているキャラクターであることは間違いのないところ。
いくらでも続編を作れそうな本シリーズ、第4作目はあるのでしょうか。

「トランスポーター3 アンリミテッド」の記事はこちら→

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