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2010年12月26日 (日)

本 「酒の話」

東京農大で醸造学の鞭をとっていた著者が酒にまつわる歴史、化学、文化、生理学などについてまとめた本になります。
初版が1982年とずいぶん前なのですが、お酒にまつわる蘊蓄がこの本で一通り知ることができます。
とはいっても、1982年からお酒に関しても世の中としてはいろいろ変化がありました。
バブルの頃のワインブームがあったり、その後の日本酒復権、本格焼酎ブーム、そして最近ではハイボールへの再注目など、時代時代で注目されるお酒も変わってきました。
日本という国は、この国にいながらにして様々な種類のお酒を楽しめるっていうことでは酒飲みにとっては天国かもしれません。
僕自身はそれほどたくさん量を呑むということはありませんが、苦手なお酒はないのでいろいろ呑めるほうが楽しいですね。
酒というのはそれを生んだ国や地域の歴史、文化、気候風土などの要素が反映されているものです。
様々なお酒を楽しめる日本で、それを呑む時にそれを生み出した国について考えてみるというのも一興かもしれません。

お酒の醸造法や化学的な点についてもいくつか章を割いて書かれていますが、新書でありその他の点についても書かれているためそれほど詳しくは書いていません。
読みやすさみたいなことも鑑みるとマンガの「もやしもん」などはお酒や発酵についてはけっこう勉強になります。

「酒の話」小泉武夫著 講談社 新書 ISBN4-06-145676-8

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