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2010年12月28日 (火)

本 「史上最強の内閣」

本作の著者のこともほとんど知らなくて、「タイトル買い」をした小説になります。
現在の民主党政権については期待をしていた分、いまの体たらくでがっくりきていたりとか、野党でわいわい騒いでいる自民党は、かつての自分たちがやっていたことを棚に上げて何を言っているとフンガイしたりと、個人的には政治的な関心は高まれどフラストレーションがたまる感じを感じてます。
日本を取り巻く状況はそれこそのっぴきならない状態であるはずなのに、政権と野党が実のない話ばかりをしている状況で、もっとしっかりと日本という国を運営して欲しいなあと思っているのは、僕だけじゃないはずです。
そんなとき、この本のタイトルを見て思わず買ってしまったのですね。
読んでみましたが、ある種の痛快さはあるものの、正直言ってこの作品は政治をネタにしたギャグです。
もっとシミュレーション的な要素があるのかなと思ったのですが、この作品で描かれている「史上最強の内閣」がとる戦略は、根底にある考え方はべつにいいのですが、荒唐無稽すぎてただの笑いにしかなりません。
作者の意図としては本来そうだったのでしょう。
僕が期待していたこととは違っていました。
ただ笑いをとる作品にしては、その笑いもちょっと微妙でしたし、キャラクターの設定も実在の人物をベタベタでカリカチュアされているだけで深みはありません。
昔の新聞に載っていた時事の政治ネタの風刺画くらいな感じで軽めに受け取っておくくらいがいいかもしれません。

でも一つとても共感できたところがありました。
以下引用です。
「テレビ画面では社倫党代表の宮城美津穂が首相と防衛大臣を相手に議論している。
小松はこの宮城美津穂の話し方が苦手だった。中学校の優等生でこんな口調の女子がいたような気がする」
「社倫党代表の宮城美津穂」というのが実際のどなたをイメージしているのか、おわかりですよね?
僕もこの方のしゃべり方というか、考え方が苦手で。
本人は自分は正しいと思ってらっしゃるのかもしれませんが、それは原則論でしかなく現実的に様々な政策を行うにはリアリティのある柔軟な考え方を持たなくてはいけません。
自分の言いたいことだけ言って、何も聞かない、何もしない。
そんなこと続けていると、だんだんと相手にされなくなりますよ、福島さん。

「史上最強の内閣」室積光著 小学館 ソフトカバー ISBN978-4-09-386290-5

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