« 本 「史上最強の内閣」 | トップページ | 「トレマーズ」 あっけらかんとしたモンスター映画 »

2010年12月28日 (火)

「最後の忠臣蔵」 男の忠義、女の愛情

そろそろ2010年も終わりです。
やはり年末は忠臣蔵で、ということで「最後の忠臣蔵」を見てきました。
今年の振り返りをぼちぼちしようかなと鑑賞作品のリストを見てみましたら、今年は時代劇が多かったですね。
僕が観たのはこちらの作品で8本め。
「座頭市 THE LAST」「必死剣鳥刺し」「十三人の刺客」「大奥」「桜田門外ノ変」「雷桜」「武士の家計簿」そして本作「最後の忠臣蔵」。
王道あり、新しいアプローチもあり、バラエティに富んだ時代劇が観れました。
今年は時代劇の当たり年だったのかな。

「忠臣蔵」と言えば、忠義。
主君の名誉のために耐え忍び、そして戦い、果てる。
その行為自体が現代的ではないとしても、信じられる人物のために働きたいというのは、今の時代にも通じるものです。
そこに特に男性はロマンといったものを感じるのですよね。
自分が存在している意味、存在している理由、レゾン=デートルみたいなものをしっかりと感じ、残していきたいという気持ちはたぶん誰でも持っているのではないでしょうか。
本作の孫左衛門は仕える大石内蔵助より、吉良邸討ち入りの直前に、ひとつの使命を授けられます。
それは内蔵助の内縁の女性と二人の間に生まれる子を守っていってほしいということ。
内蔵助たちが討ち入りを果たせば、彼らは天下の大悪人になってしまいます。
その身内と知れれば、二人はどれだけ世間から迫害されるか想像できます。
孫左衛門は臆病者、死に損ないと誹りを受けることを承知の上で、内蔵助の命を受けます。
孫左衛門にとって使命を果たし、その上で内蔵助に殉じることが彼のレゾン=デートルであったわけです。
その使命を果たす16年間、内蔵助の娘、可音を育てていく間に、たぶん孫左衛門の中にもうひとつのレゾン=デートルが育ってきたのではないでしょうか。
可音がすくすくと育っていく様は、子のいない孫左衛門にとって、まるで自分の子のようにも思えていたでしょう。
我が子の成長を見守り、そしてやがて一人前となって巣立っていくことを見届けるということも彼にとっての人生の意義であったのだと思います。
可音を嫁がせた後、孫左衛門の中では葛藤があったのだろうと思います。
一つめのレゾン=デートルである忠義に従うか、子の末を見守りたいという親のような気持ちか。
それでも武士である孫左衛門の答えは忠義であったのですね。
男というのはどうしてもどちらかを選ばなければいけないときというのがあります。
現代でも「仕事が大事なの?私とどちらが大事なの?」とかをパートナーに言われる男性も多いかと思いますが、そのとき「仕事」を選んでしまうメンタリティを男性は持っていたりするんですよね。
たぶん男性は自分の存在理由を、そういうものでしか残せないからなのかもしれません。

そういう男性に対して、女性のメンタリティについても本作は描かれていました。
長年にわたり、孫左衛門と可音の世話をするゆうが言っていたセリフがありました。
「男の命を繋ぎ止められるのは、女の黒髪だけ」
まさにこれは至言で、男性は理屈っぽく忠義だ、信義だということを語らないと自分の存在意義を示せないのに対し、女性は理屈を越えた愛情があるということだけで存在理由を見いだせる。
そしてその愛情で、男性の存在理由を「作ってあげる」ことができるということなんですよね。
男が自分の中の信義に存在理由を求めるのに対し、女性は男性をも包み込む存在意義を持っているということでしょうか。
可音についてもそうです。
物語の前半は彼女はずっと子供からずっと育ってきたように孫左衛門と一緒に暮らしたいと言っています。
けれども彼女は突然嫁ぐことを決心します。
それはずっと自分が孫左衛門といたいという気持ちを押し通せば押し通すほど、孫左衛門は可音を守るという使命に縛られ続けなくてはいけないということに気づくからです。
彼女はここで無邪気な子供から、大人の女性に脱皮したのです。
自分自身のための愛情ではなく、さらに広い愛情(いわゆる男女の愛情という狭いものではなく)が、男性を生きさせる。
この可音の変化は女性のメンタリティをとてもよく表現しているなと思いました。

こういう男、女それぞれの存在意義についてのメンタリティを、繊細にかつ情感深く描いた脚本、演出は素晴らしいなと思いました。
監督は誰かと思ったら「北の国から」の杉田成道監督でした。
納得です。

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 本 「史上最強の内閣」 | トップページ | 「トレマーズ」 あっけらかんとしたモンスター映画 »

コメント

ななさん、こんにちは!

男女のそれぞれの心情、何を大事と生きていくかという本質的な違いのようなものが良く出ていましたよね。
それで女性というのは、男性の想いみたいなものをそのまま大きく許容してしまうような包容力というような大きさを持っているということも描かれていてうまいなと思いました。

投稿: はらやん | 2011年1月22日 (土) 06時55分

こんばんは

年末にふさわしい作品ですが
年明けのめでたい気分で鑑賞してしまいました。

>男、女それぞれの存在意義についてのメンタリティを、
>繊細にかつ情感深く描いた脚本、演出は素晴らしいなと思いました。
これもまさにこの作品の隠れたテーマの一つだったような気がします。
私は鑑賞後,男女の価値観や生き方の違いが
心に一番残りましたわ。

投稿: なな | 2011年1月20日 (木) 23時22分

sakuraiさん、こんにちは!

たぶん正統な跡継ぎであることを言うのが目的ではなかったと思いますね。
内蔵助としては後に残す妻子が幸せに暮らせるようすることが目的であったと思います。
その中で内蔵助の娘であることが有利に働くのであれば、それをも使うという感じではなかったのでないでしょうか。
基本的には娘の行く末が安心できるものにしたいということなのでしょう。
孫左衛門は主君へ忠義で生きていた男でしたが、そこへ主君への娘、そして自分にとっても娘のような存在である可音へ恋愛にも似た感情が出たことについて断ち切る意味合いもあったと思うのですよね。
そのあたりは役所さんがおさえながらも味わい深い演技をされていたと思います。

投稿: はらやん(管理人) | 2011年1月 9日 (日) 09時20分

うーん、言わんとすることはよーくわかります。
その通りだと思います。
男と女のそれぞれの存在意義、その根っこになるもの。大いなる違いと、行きつく先に何があるのか・・・。
そのへんも丁寧に、心情もこと細かく、好感のもてる描き方だったんですが、それを上回る無理な設定でした。
隠し子なんだけど、正統な後継であることを世間に認めさせるのが大事なことだったのか?
疑似恋愛感情にも見える愛を描くことが本当に必要だったのか?等々。
仁左衛門の内蔵助はお見事でした。

投稿: sakurai | 2011年1月 8日 (土) 14時25分

Nakajiさん、あけましておめでとうございます。
ことしもよろしくお願いします。

武士を描いていてもチャンバラではなくて、自分自身の心にある義や愛に生きた人々をとても丁寧に描いていたと思います。
この丁寧な感じが杉田監督っぽいのですよね。

投稿: はらやん(管理人) | 2011年1月 5日 (水) 23時15分

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

はらやんさんのレビューをみて、また涙ぐんでしまいました。
>情感がとてもあって杉田監督らしいな

本当にそう思いました。

投稿: Nakaji | 2011年1月 4日 (火) 11時28分

ノラネコさん、こんにちは!

忠臣蔵というと、だいたいが同じような話なのでそれほど期待はしていなかったのですが、非常におもしろかったです。
情感がとてもあって杉田監督らしいなと。
その情感もあからさまではなくて、醸し出されている感じなんですよね。
ノラネコさんがおっしゃっていることについても、言葉にも行動にも出さないけれどなにか感じる、そういう演出、演技がよかったなと思いました。

投稿: はらやん(管理人) | 2010年12月29日 (水) 07時33分

本年ラストに相応しい、ヘビー級の力作でした。
私はこれ、ある種のラブストーリーだと思います。
孫左衛門にとって可音は娘であり、主君の姫君ですが、彼自身気付いていなかったもう一つの感情があったという。
だから、シンクロするのが「曽根崎心中」で、孫左衛門の最後も、忠義の証であると同時に、可音への気持ちとの心中なんだろうなと。
最後に内蔵助の裃で割腹するのも、死ぬ事でしか内蔵助から自由に慣れなかったということもあるんじゃないでしょうか。

投稿: ノラネコ | 2010年12月29日 (水) 00時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「最後の忠臣蔵」 男の忠義、女の愛情:

» 『最後の忠臣蔵』 [みゆみゆの徒然日記]
 歌舞伎で一番好きな仁左衛門さんが大石役で出演されるということで事前に(ミーハーだけど佐藤浩市も好きだし)、原作も読みました。原作の感想記事でも書きましたが、歌舞伎であれ映...... [続きを読む]

受信: 2010年12月28日 (火) 22時56分

» 最後の忠臣蔵 [花ごよみ]
監督は 杉田成道。 原作は池宮彰一郎。 赤穂浪士の吉良邸討ち入りの後、 姿を消し、生き残った二名の男、 瀬尾孫左衛門、寺坂吉右衛門に、 焦点を当てた作品です。 主演は役所広司、佐藤浩市。 桜庭ななみ、山本耕史、笈田ヨシ、 伊武雅刀、安田成美等が共演。 討ち入りの前の日に姿を消した、 瀬尾孫左衛門に役所広司、 瀬尾孫左衛門は大石内蔵助の 血を受け継ぐ少女、可音(桜庭ななみ)を 守り、育てる命を受けていた。 生き残りのもう一人は、 討ち入りを後の世に、 伝えるために逃がれた人物、寺坂吉... [続きを読む]

受信: 2010年12月28日 (火) 23時31分

» 最後の忠臣蔵・・・・・評価額1700円 [ノラネコの呑んで観るシネマ]
日本の師走の定番と言えば、何と言っても「忠臣蔵」である。 元禄15年12月14日に起こった、赤穂浪士による吉良邸討ち入り事件を題材とした物語は、実に300年間に渡って、人形浄瑠璃や歌舞伎、近代以降では映...... [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 00時03分

» 「最後の忠臣蔵」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
映画「最後の忠臣蔵」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、田中邦衛、伊武雅刀、笈田ヨシ、安田成美、片岡仁左衛門、他 *監督:杉田成道 *原作:池宮彰一郎 感想・評価・批評 等、レビュ…... [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 02時55分

» 最後の忠臣蔵 [LOVE Cinemas 調布]
有名な赤穂四十七士の生き残りと、討ち入り前夜に逐電して生き残った2人の侍がいた。討ち入りから十六年、二人の忠臣蔵はいまだ続いていたのだった…。『四十七人の刺客』の池宮彰一郎の同名小説を映画化。監督は『北の国から』の杉田成道。生き残った2人の武士を役所広司と佐藤浩市が演じる。共演に安田成美、山本耕史、伊武雅刀、桜庭ななみといった若手からベテランが揃った。 ... [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 05時15分

» 『最後の忠臣蔵』 [京の昼寝〜♪]
□作品オフィシャルサイト 「最後の忠臣蔵」□監督 杉田成道□脚本 田中陽造□原作 池宮彰一郎□キャスト 役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、安田成美、笈田ヨシ、山本耕史、伊武雅刀、風吹ジュン、田中邦衛、片岡仁左衛門■鑑賞日 12月11日(土)■劇場 TOHOシネマズ川崎■cyazの満足度 ★★★★(5★満点、☆は0.5)<感想> いまサムライシネマキャンペーンが行われている。 同一劇場で観なければならないと夫婦二人とも思い込んでいて、よくよく説明を見てみると、 5作品、どこの劇場でも... [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 08時27分

» 映画 「最後の忠臣蔵」 [ようこそMr.G]
映画 「最後の忠臣蔵」 [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 08時31分

» 最後の忠臣蔵 [Akira's VOICE]
不器用ですから・・・   [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 12時44分

» 最後の忠臣蔵 [心のままに映画の風景]
赤穂浪士の討ち入りから16年。 大石内蔵助(片岡仁左衛門)から、生き証人として討ち入りの真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよとの使命を受けていた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)は、全国を渡り歩き...... [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 16時24分

» 最後の忠臣蔵(2010) 133分 [極私的映画論+α]
 5回は泣けます。 [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 19時36分

» 最後の忠臣蔵 [やっぱり邦画好き…]
本作「最後の忠臣蔵」では、日本映画界を担う二大演技派俳優の贅沢な共演が実現した。映画「最後の忠臣蔵」の主演・瀬尾孫左衛門には役所広司、その無二の友・寺坂吉右衛門には佐藤浩市。大石内蔵助の隠し子・可音(かね)には、映画・CMと今年最も注目される若手清純派女優、桜庭ななみが抜擢され、山本耕史、風吹ジュン、田中邦衛、伊武雅刀、笈田ヨシ、安田成美ほか、個性派が顔をそろえた...... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 07時04分

» 最後の忠臣蔵 [とらちゃんのゴロゴロ日記-Blog.ver]
日本人の心に今も残る赤穂浪士の討ち入り事件の後日談という着眼点がすばらしい。討ち入り前夜に大石内蔵助から密命を帯びて逐電した瀬尾孫左衛門(役所広司)と、討ち入りとしても切腹を免れた寺坂吉右衛門(佐藤浩市)の物語がいい。脚本がすばらしいので、是非映画館で見... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 07時58分

» 『最後の忠臣蔵』(2010)/日本 [NiceOne!!]
監督:杉田成道出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン(TOHOシネマズ1か月フリーパス鑑賞 16本目)公式サイトはこちら。<Story>吉良上野介邸討ち... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 08時37分

» 劇場鑑賞「最後の忠臣蔵」 [日々“是”精進!]
「最後の忠臣蔵」を鑑賞してきました『四十七人の刺客』の池宮彰一郎が忠臣蔵の後日譚を描いた同名時代小説を役所広司と佐藤浩市の主演で映画化。赤穂浪士の中にあって名誉の死を果... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 12時53分

» 「最後の忠臣蔵」みた。 [たいむのひとりごと]
年末といえば大型時代劇!って言いたいところだけれど、最近はTVでも力の入った骨太の時代劇が少なくなっている気がする。そういう意味ではまさに年の瀬を飾るにふさわしい良き時代劇だった。賛美として語られる「... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 14時09分

» 日本人の美学。『最後の忠臣蔵』 [水曜日のシネマ日記]
赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件後、使命を果たすために生き残った男の姿を描いた作品です。 [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 16時01分

» 最後の忠臣蔵 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
『四十七人の刺客』などで知られる池宮彰一郎の同名小説を、テレビドラマ「北の国から」シリーズの演出を手掛けた杉田成道が映画化。物語:赤穂四十七士の最後の生き残り・寺坂吉 ... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 16時28分

» 『最後の忠臣蔵』・・・16年後、完結の日 [SOARのパストラーレ♪]
吉良邸討ち入り後に姿を消したとされる寺坂吉右衛門。四十七士の中で唯一切腹を免れたこの人物と、討ち入り前の江戸潜伏中に逐電した数名の中の一人として名が残っている瀬尾孫左衛門。元禄赤穂事件、いわゆる忠臣蔵にかかわりながら生き延びてしまったこの二人のその後を劇的に描いたのが本作である。... [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 17時24分

» 『最後の忠臣蔵』('10初鑑賞165・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆★-- (10段階評価で 5) 12月25日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター2にて 14:15の回を鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 20時08分

» 『最後の忠臣蔵』試写会にて鑑賞。 [ほし★とママのめたぼうな日々♪]
11月11日、テレピアホールで試写をみせて頂きました。   小さい頃から、「12月は忠臣蔵」で育ってきました。 大正生ま [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 21時25分

» 最後の忠臣蔵 [to Heart]
           [続きを読む]

受信: 2010年12月30日 (木) 21時34分

» 『最後の忠臣蔵』の販売戦略 [映画のブログ]
 【ネタバレ注意】  12月14日は元禄赤穂事件(いわゆる忠臣蔵)の討ち入りの日として知られるが、1985年の12月14日は映画『サンタクロース』が封切られた日だ。  サンタクロースが登場する映画は少なくな...... [続きを読む]

受信: 2010年12月31日 (金) 14時55分

» 『最後の忠臣蔵』 ただ、忠義としてでなく・・・ [コナのシネマ・ホリデー]
原題:最後の忠臣蔵nbsp;nbsp;nbsp; 2010年・日本(133分)製作:ウィリアム・アイアトン監督:杉田成道脚本:田中陽造音楽:加古隆出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、安田成美、風吹ジュン ほか...... [続きを読む]

受信: 2010年12月31日 (金) 15時06分

» ★ 『最後の忠臣蔵』 [映画の感想文日記]
2010年。「最後の忠臣蔵」製作委員会。   杉田成道監督。田中陽造脚本。池宮影一郎原作。  先月くらいから映画館に行くたびに、この映画の予告編を見せられてウンザリしながらも、「ここまでストーリーラ... [続きを読む]

受信: 2010年12月31日 (金) 23時03分

» 最後の忠臣蔵 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
 『生き尽くす。 その使命を、その大切な人を、守るために。』  コチラの「最後の忠臣蔵」は、池宮彰一郎の同名小説を映画化した12/18公開のセンチメンタル時代劇です。監督は、 ... [続きを読む]

受信: 2011年1月 2日 (日) 22時24分

» 最後の忠臣蔵/役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ [カノンな日々]
映画会社5社による共同企画「サムライシネマ キャンペーン」のとりを飾るのは冬の風物詩とも言える「忠臣蔵」を題材にした池宮彰一郎の同名小説を『北の国から』の杉田成道さんが ... [続きを読む]

受信: 2011年1月 3日 (月) 10時55分

» 「最後の忠臣蔵」 なぜ今、忠臣蔵なのか? [ももたろうサブライ]
監督 杉田成道少しあらすじ赤穂浪士の吉良邸討ち入り前日に逐電した瀬尾孫左衛門(役所広司)と、討ち入りに参加したものの大石内蔵助の命によって切腹を逃れた寺坂吉右衛門(佐藤... [続きを読む]

受信: 2011年1月 3日 (月) 11時06分

» 『最後の忠臣蔵』 [つれづれなるままに]
HTB映画試写会 『最後の忠臣蔵』に行ってきました。 討ち入りから、16年後とい [続きを読む]

受信: 2011年1月 3日 (月) 12時16分

» 最後の忠臣蔵 [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
最後の忠臣蔵'10:日本◆監督:杉田成道「北の国から」(TVシリーズ)「ラストソング」「優駿 ORACION」◆主演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、山本耕史、風吹ジュン、安田成美 ... [続きを読む]

受信: 2011年1月 4日 (火) 11時36分

» 最後の忠臣蔵 [5125年映画の旅]
大石内蔵助ら四十七士が吉良屋敷に討ち入った事件から十六年。四十七士唯一の生き残り吉右衛門は、四十七士の遺族を尋ねる旅を続けていた。旅の途中、吉右衛門は討ち入り前夜に逃 ... [続きを読む]

受信: 2011年1月 5日 (水) 10時21分

» 最後の忠臣蔵 [象のロケット]
江戸時代。 世間を騒がせた赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件(1703年12月14日)から16年。 四十七士の唯一の生き残りである寺坂吉右衛門は、諸国に散った遺族を訪ね歩く旅をようやく終えて京へ向かう途中、討ち入り前日に逃亡した親友・瀬尾孫左衛門を見かけて驚く。 孫左衛門は竹林の奥の隠れ家で、可音(かね)という美しい少女に仕え、ひっそりと暮らしていた…。 時代劇。... [続きを読む]

受信: 2011年1月 5日 (水) 17時24分

» 映画「最後の忠臣蔵」感想 [タナウツネット雑記ブログ]
映画「最後の忠臣蔵」観に行ってきました。 「忠臣蔵」として有名な元禄赤穂事件で生き残った赤穂浪士達の後日譚を描いた、佐藤浩市および役所広司主演の時代劇作品。 物語は、元禄赤穂事件で赤穂浪士四十七士が悲願を達成し泉岳寺に到着した後、大石内蔵助が寺坂吉右衛門(てらさかきちえもん)を呼び出し、事件の真実を... [続きを読む]

受信: 2011年1月 8日 (土) 12時44分

» 最後の忠臣蔵 [迷宮映画館]
今年の映画は今年のうちに!第二弾・・・ [続きを読む]

受信: 2011年1月 8日 (土) 14時25分

» 最後の忠臣蔵☆独り言 [黒猫のうたた寝]
この2010年の時代劇作品・・・これがどうやら最後かな?『必死剣鳥刺し』『雷桜』『13人の刺客』『桜田門外ノ変』『武士の家計簿』に続いての作品です。史実に基づきフューチャーされている討入部分のその後を描いたという視点が面白いです。そして人形浄瑠璃との対比・・・... [続きを読む]

受信: 2011年1月 8日 (土) 23時22分

» 「最後の忠臣蔵」 [お楽しみはココからだ~ 映画をもっと楽しむ方法]
2010年・日本/配給:ワーナー・ブラザース監督:杉田成道原作:池宮彰一郎脚本:田中陽造 池宮彰一郎の連作小説集「四十七人目の浪士」に所収の「最後の忠臣蔵」を、TVシリーズ「北の国から」で知られる杉田... [続きを読む]

受信: 2011年1月 9日 (日) 13時47分

» 最後の忠臣蔵 [映画的・絵画的・音楽的]
 『最後の忠臣蔵』を有楽町の丸の内ピカデリーで見てきました(ネタバレあり)。 (1)この映画はどうしても『十三人の刺客』と比べたくなってし... [続きを読む]

受信: 2011年1月 9日 (日) 18時16分

» 『最後の忠臣蔵』 [ラムの大通り]
----昨日は、三が日の最後ということで、 三社詣りの後、フォーンも一緒に映画館へ。 でも、まさか正月からこんな映画を観るとは…。 討ち入り切腹なんて、あまりにも年始にふさわしくないよね。 フォーンはあきれちゃった。 ... [続きを読む]

受信: 2011年1月10日 (月) 15時01分

» 最後の忠臣蔵 古き良き時代劇 [労組書記長社労士のブログ]
【=51 -14-】 先週末同様、今週末も仕事、次の休みは23日の祝日だ、海に浸かりたいよ〜(ノд-。)クスン しかし、役所広司さん、どんな役回りであっても、あかん、やっぱ「だいわはうちゅ〜」がちらついてしまう、俺。  赤穂浪士...... [続きを読む]

受信: 2011年1月11日 (火) 09時12分

» 最後の忠臣蔵 [りらの感想日記♪]
【最後の忠臣蔵】 ★★★★ 映画(79)ストーリー 赤穂浪士の討ち入りから16年。すでに、とうに終わった事件と思われていたが、四十七士の中に [続きを読む]

受信: 2011年1月11日 (火) 21時26分

» 最後の忠臣蔵 (上) [WEBLOG:e97h0017]
近年、主に藤沢周平の小説を原作とした正統派時代劇が積極的に映画化されていますが、それらにほぼ共通するのは封建制が成熟しきった江戸時代における「武士の生き様」を描いている点で、本作のテーマは、たとえば『必死剣 鳥刺し』のそれとほとんど差異はないでしょう。ただ、ストーリー的にも演出的に... [続きを読む]

受信: 2011年1月17日 (月) 17時46分

» 最後の忠臣蔵 (下) [WEBLOG:e97h0017]
本作のテーマ表現のもうひとつの核となる武士の生き様についての描写もまた「美しさ」を伴って表現されていたということになると思います。『必死剣 鳥刺し』における「武士の生き様」は、そのレビューでも書いたとおり、ラストシーンの壮絶な殺陣に代表される剣によって表現されており、さらに主人公の死を... [続きを読む]

受信: 2011年1月17日 (月) 17時48分

» 【最後の忠臣蔵】 [日々のつぶやき]
監督:杉田成道 出演:役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、安田成美 誰もが知る忠臣蔵の、誰も知らない二人の生き残り 「吉良邸討ち入りで死んだ46人、生き残った二人は16年後偶然出会う。 討ち入りの様子を後世に伝え、残された家族にひもじい思いをさせないために... [続きを読む]

受信: 2011年1月18日 (火) 11時29分

» ■映画『最後の忠臣蔵』 [Viva La Vida! <ライターCheese の映画やもろもろ>]
討ち入りで“死に損ない”、その後の人生を“生き損なった”男の生き様を、日本を代表する二人の俳優、役所広司と佐藤浩市が迫真の演技で見せている映画『最後の忠臣蔵』。 浅野内匠頭の松の廊下での狼藉から切腹、そしてその後の47人の赤穂浪士の吉良上野介邸への討ち入りまで... [続きを読む]

受信: 2011年1月19日 (水) 23時49分

» 最後の忠臣蔵 [虎猫の気まぐれシネマ日記]
今年初めての劇場鑑賞作品がこれ。硬派の作品かと思っていたら,途中には切ないロマンチックな味わいもあり,しかし最後はやはり重厚にまとめていて,なかなかに見ごたえのある作品だった。これを昨年度のランキングに入れてらっしゃる男性ブロガーさんが多かったのも頷ける。 ネタばれ記事ですので ... [続きを読む]

受信: 2011年1月20日 (木) 23時23分

» 『最後の忠臣蔵』は吉良上野介のこともちょっとは考えてあげてほしいよ。 [かろうじてインターネット]
 更新しないでごめんなさい。  今回はリクエストを受けて観に行ったシリーズ第4弾『最後の忠臣蔵』です。  ちなみに次のリクエストも先日頂きました。『やぎの冒険』。観に行く暇あるかな?  観...... [続きを読む]

受信: 2011年1月24日 (月) 01時07分

» 『最後の忠臣蔵』 [・*・ etoile ・*・]
'10.12.25 『最後の忠臣蔵』@丸の内ピカデリー 忠臣蔵好きなのでこれは見たかった。映画ブロガーさん達の評判もよかったので期待大。 *ネタバレありです 「吉良邸討入り直後、大石内蔵助の密命を受け逐電し、旧赤穂藩士の家族達に、心付を渡す役目を密かに果たしてきた寺坂吉衛門は、討入り直前に姿を消した親友 瀬尾孫左衛門の姿を見かける…」という話。いや… これは泣けた。泣かすように作ってるし。正直、とってもベタなシーンもあるのだけど、もう涙目になってしまっているから、涙が止まらない。 忠臣蔵が大... [続きを読む]

受信: 2011年2月 4日 (金) 00時49分

» 最後の忠臣蔵 [Diarydiary!]
《最後の忠臣蔵》 2010年 日本映画 主君の仇打ちと集まった四十七士、しかしそ [続きを読む]

受信: 2011年2月11日 (金) 21時45分

» 11-01「最後の忠臣蔵」(日本) [CINECHANが観た映画について]
生きて使命を全うせよ   赤穂浪士の討ち入りから16年。すでに、とうに終わった事件と思われていたが、四十七士の中にあってただ一人、切腹することなく生き延びた男がいた。  その男、寺坂吉右衛門は、大石内蔵助より生き証人として討ち入りの真実を後世に伝え、浪士の遺族を援助せよとの使命を受けていたのだ。遺族を捜して全国を渡り歩き、ついにその旅も終わりを迎えようとしていた。  そんな時、彼は討ち入りの前夜に突如逃亡したかつての友、瀬尾孫左衛門と出会う。固い絆で結ばれていた2人は、主君内蔵助のた...... [続きを読む]

受信: 2011年2月25日 (金) 01時44分

» ネタバレバレ「最後の忠臣蔵」 [カサキケイの映画大好き!]
この物語は、 大石内蔵助に忘れ形見の女の子を託された 瀬尾孫左衛門という男が、 女の子が嫁ぐまで育て上げ、 最後に大石のあとを追う というそれだけの物語である。 たが、情感たっぷりに仕立て上げられており、 胸に迫ってくる想いがある。 女の子との親子のような、 女の子の恋に恋する疑似恋愛のような感情のやり取り、 彼女の面倒をみてくれるもと太夫との 信頼と愛情のような感情が綯い交ぜになった淡い恋心、 そして武士としての忠義と意地とプライドが織りなす 友や元同士達との... [続きを読む]

受信: 2011年6月12日 (日) 21時43分

» 最後の忠臣蔵 [いやいやえん]
いつだったかNHKでやっていたドラマ版のほうが、わかりやすく出来がいいとは思う。でも、この作品も対極をなす作品としての出来栄えは、なかなか。 役所広司さん、佐藤浩市さんがそれぞれ、赤穂浪士の中で生き残った瀬尾孫左衛門と寺坂吉右衛門を演じています。どちらも討ち入り後の使命を与えられたが、互いに知ることはなく生き残った。それから16年がたち、再会する。通常の「忠臣蔵」とは別視点で紐解く赤穂浪士、一体あの日なにがあったのか…。 使命、忠義、慈愛、愛。苛烈なまでの武士の忠義として、はっきりと明確... [続きを読む]

受信: 2011年7月 5日 (火) 10時12分

» 最後の忠臣蔵 [A Day In The Life]
DVDにて観賞 解説 『四十七人の刺客』などで知られる池宮彰一郎の同名小説を、テレビドラマ 「北の国から」シリーズの演出を手掛けた杉田成道が映画化。 赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件で大石内蔵助率いる四十六士が切腹して主君 に殉じた中、ひそかに生き残った二人の... [続きを読む]

受信: 2011年9月25日 (日) 22時05分

» 映画『最後の忠臣蔵』★もう1つ守ってきたものに感涙☆ [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
映画レビューしました。(ネタバレ表示なし、ですが、多分、予想どおりです ^^; ) http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id336590/rid116/p1/s0/c1/ 作品について http://cinema.pia.co.jp/title/153104/ ↑あらすじ・クレジットはこち..... [続きを読む]

受信: 2013年11月23日 (土) 17時58分

« 本 「史上最強の内閣」 | トップページ | 「トレマーズ」 あっけらかんとしたモンスター映画 »