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2010年10月 9日 (土)

「けいおん!」 居心地のよい場所、贅沢な時間

2009年にTBS系で放映されていたテレビアニメです(今年第2期が放映されました)。
いつも購読している映画雑誌「Cut」で絶賛している記事が掲載されていたので、興味がわいてレンタルしてみました。
タイトルの「けいおん!」は軽音部のことで、本作は桜ヶ丘高校の軽音部のメンバー(唯、澪、紬、律、梓)のまったりとした日常を描いています。
こちらの作品は存在は知っていましたが、デザインはお目目が大きくて、アニメ声のキャラクターで、いかにも「萌え」系のアニメだと思ってました。
「Cut」では音楽がいいという話だったので(こちらの雑誌の販売元はロッキング・オンなので音楽にフューチャーするのは当然であるけれど)、確かに女子高生のバンドを描いているアニメとは思えないほどのノリのオープニングとエンディングです。
劇中で唯たちバンドメンバーが演奏する曲は、ふわふわした歌詞の女子高生っぽい曲なんですけれど、なんかそれも歌詞の割にはカッコいい感じの曲なんですよね。
何度か聞いていると、いつの間にやら頭の中でリフレインしているような中毒性があります。
またストーリーですが、まったりとした軽音部の日常を描いているだけなので、ドラマチックに盛り上がるような展開はありません。
学生バンドをテーマにした映画や漫画ってありますが、頂点目指して突っ走るとか、挫折を味わうとかやはりドラマチックな展開がありますよね。
熱いスピリッツがあるというか(それはそれで「青春」な感じでいいのですけれど)。
けれど「けいおん!」はそういう肩肘を張ったようないかめしさはなく、そのまったりとふわふわした感じがまた、中毒性があるのですよね(けいおんのメンバーは「目指せ!武道館」と言っているけれど本人たち自身も現実感を持っていないのです)。
よく考えれば、自分が高校生の頃、部活はやっていたけど部室に行ってダラダラ何をすることもなく話をして、いつも過ごしていました。
そして文化祭の時だけ燃える!みたいな。
そういう意味では「けいおん!」は普通の高校生の生活を淡々と描いているだけなんですよね。
そこでのだらだらとした会話というのが、なんというか微笑ましいというか、自分の昔の頃を思い出したりしてなにか居心地のよい場所というような感じがします。
社会人になって思い返せば、なんとも贅沢な時間であったなあと。
もっと有意義に使っていればと思わなくもないですが、ああいう過ごし方ができるのも高校生のときくらいなのかなとも思ったりもします。
そういうノスタルジックな思いみたいなものも「けいおん!」には感じてしまうのでしょうね。
結局、好きではないお目目パッチリのキャラクターも、アニメ声も最後はまったく気にならなくなってしまっていたのでした。

第二期「けいおん!!」の記事はこちら→

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