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2010年9月 5日 (日)

「NECK ネック」 日本的怖さ

本日は「BECK」・・・じゃなくて、「NECK ネック」を観てきました(「BECK」は来週予定)。
こちらの作品は「胸キュン♥ホラー エンターテイメント」と銘打っていますが、観てみればなるほど・・・と納得できますね。
正直期待度はそれほど高くない状態で観に行っただけ(相武紗季ちゃんを観に行っただけとも言う)だったからか、思いのほか楽しめました。
それほど予算をかけている感じはない(というよりあまり予算はかけられなかったのでは)のですけれど、脚本はけっこうよくできていたように思いました。
ところどころに張られていた伏線も、上手に回収していましたし。
物語の中心となる4人の四角関係もなるほど「胸キュン」という感じでラブコメっぽくなっていました。
「ネック・マシーン」という設定が怪しげというか安そうな感じではあるのですけれど、それさえ受け入れてしまえば十分に楽しめるように思えます。

こちらのブログでも書いていますが、僕はホラーものは大の苦手。
好んで自分からは観たり読んだりしません。
いわゆる海外のスプラッター系、痛い系も苦手ですし、ジャパニーズ・ホラーもダメです。
まさに本作の越前魔太郎なみにこわがりかもしれない・・・。
今でもトラウマ的に記憶に刻み込まれているのは、小学生の頃うっかり読んでしまった「恐怖新聞」とか「うしろの百太郎」(ともにつのだじろう氏)などのマンガ。
これはほんとに怖かった。
つのださんの作品は昔から日本にある「怪談」に原点を求めることができると思います。
日本の「怪談」の怖さというのは、日常生活のすぐそこにある恐ろしさを描いているところにあると思います。
毎日繰り返す何気ない日常の中の隅っこの方に目をやると、そこには恐ろしげなものが・・・みたいなのが日本の「怪談」の怖さですよね。
もう二度と単純な日常が過ごせなくなるという感じ。
こういう怖さっていうのは、うしろを振り返ったらそこにも!みたいなところがあって、海外作品のイベント的な怖さよりも恐ろしいかもしれません。
海外のホラー映画っていうのは、非日常的な世界での非日常的な怖さですから。
本作の冒頭で杉奈が魔太郎に語るでまかせの怪談ゴム手袋も、日本的な日常の中の怖さを持っているように思えます。
ゴム手袋ってそれだけ聞けば、とても日常的なものなのですけれどそれが何故か怪談話の中では恐怖の対象になってしまう。
ベッドの下、布団の中っていう日常的な場面で出てくる怪奇現象。
こういう、もしかすると自分の周りでもありえるかもって考えさせちゃうっていうのが、怖いのですよ。
子供の頃にトラウマになった「恐怖新聞」は便所で用を足して(大きい方ね)水を流すと便器の中に人の顔が!っていう話でした。
大人になった今だったら「なんじゃ、それ!」とツッコミを入れるところですが、子供の僕はしばらく夜にトイレはいけませんでした・・・。

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コメント

KLYさん、こんばんは!

ああいう日常の中の怖さのほうがゾクゾクしますよね。
後半はドタバタ系に振っててちょっと暴走気味なとこはありました。
ああいう振っちゃってグダグダしているのは嫌いではないんですけれどね。
いい具合に脱力できて(笑)。

投稿: はらやん(管理人) | 2010年9月 8日 (水) 22時22分

何気に子供の頃の恐怖シーンは結構怖かったです。定番といえば定番なんですが
お風呂から出てくると事か「ぐはぁぁぁぁぁ」って感じでした。が…
なんか後半に行けば行くほどグダグダになってしまったのが残念です。
ホンモノの探偵Oが出てきたときにはもう力尽きました…^^;

投稿: KLY | 2010年9月 6日 (月) 02時18分

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