「BECK」 確かに「ケミストリー」はある
ハロルド作石さんのヒット漫画「BECK」の堤幸彦監督による映画化作品です。
原作は読んでいませんが、何故に観に行ったかというと水嶋ヒロさんと佐藤健さんの2ショットが観たかったからに他ありません。
こちらのブログでも書いているように、僕は「仮面ライダー」の大ファンでありまして。
水嶋ヒロさん、佐藤健さんは、それぞれ「仮面ライダーカブト」、「仮面ライダー電王」の主演でブレイクをし、その後一気に若手俳優の中でも人気もまた実力もトップクラスまで駆け上がっていきました。
オダギリジョーさん以来、平成仮面ライダーシリーズは若手俳優の登竜門と言われるようになっていますが、最近の中ではこのお二人は頭一つ抜きん出ている感じがします。
その二人の共演ですから、ライダーファンにはたまりません。
と思ったら、「新・電王」シリーズでNEW電王であった桜井通さん(コユキを苛めている同級生)、「電王トリロジー」でG電王を古川雄大さん(ヨシキ役)も出演していて、「あー、仮面ライダーばっかりじゃん」と思った次第でした。
我が強く身勝手な「オレ様」気質のある竜介は「カブト」で水嶋ヒロさんが演じていた天道総司を髣髴とさせますし、気弱で引っ込み思案なところもありながらも芯は実は強いコユキは「電王」で佐藤健さんの役であった野上良太郎を思い出させてくれました。
そういう意味ではお二人の今回の役柄は、イメージ通りと言っていいかもしれません。
桐谷健太さんの千葉なども彼の演じてきたキャラクターを感じさせるところがあり、本作はキャスティングが俳優が持っているイメージにかなり忠実であったのではないかなと思います(ま、佐藤健さんは非常に演技が上手なのでどんな役でもいけますが)。
あ、中村獅童さんは最近こういう役ばっかりな気もしますが・・・。
ストーリーとしては極めて王道なものでありました。
個性のあるバンドメンバーが集まり、その中で次第に「BECK」というバンドが育っていく。
育っていく間には、メンバーの確執もありながらも、それぞれが互いにかけがいのない存在であることを認識していきます。
複数の人間が集まりものを作っていく場面には、竜介が言うように確かに「ケミストリー」があるように思います。
違った考え、異なる感覚を持つ者が集まれば、そこには反発もあるでしょう。
それでもそれを乗り越えたところには、確かに個々の能力を越えた爆発的な化学反応があるのですよね。
音楽ではないですが、デザインや広告の仕事をしていたりすると、やはりそのような「ケミストリー」がある時っていうのが何回かあって。
これは自分だけじゃできなかったよなあと思うこともあります。
たぶんバンドをずっとやっている人というのは、やはり自分の能力を越えちゃったところに行ってしまった気分を味わっちゃったんですよね。
それをもう一度味わいたいっていうところがあるのかもしれません。
先にも書いたように物語としては非常に王道で、ラストのライブに向かっての感情の盛り上がりも十分にありましたし、出来が悪い作品ではありません。
でもちょっと不満足なところはあるのですよね。
堤監督という人はたぶん非常に器用な人なのだと思います。
「TRICK」みたいなクセのある作品も撮れますし、元々のイメージが重視される原作ものもそれを損なわずに映像化してくれます。
本作などもそういう作品なのだと思いますが、器用すぎてしまってある種まとまりすぎている感じがしてしまいました。
堤監督らしい感じがもっとあってもよかったかなと。
贅沢なことを言っているのかもしれませんが、やはりそこまで期待してしまいます(とはいえ人気コミックをイメージ通りの映像化するだけでも普通の監督にはできないことなのかもしれませんが)。
コユキの歌の部分だけ、ある種ごまかしているのは気になりました。
これはなかなか難しかったところだとは思いますが。
原作ではコユキは天性のヴォーカリストと言われているということ。
それこそその歌を聴いたときメンバーは自分たちがステージに上がっている姿の啓示を受けたわけですから。
これは生半可な歌では表現できません。
佐藤健さんは起用な方なので、歌も十分にこなせると思うのですが(「電王」でも挿入歌を歌っていてうまいと思った)、原作ファンから初めて映画を通じてこの物語に触れる僕みたいな人まですべてを納得させるのはハードルが高いという判断ではあったのでしょう。
仕方がないのかなとは思いつつも、コユキが歌う場面だけ「イメージ」になってしまうのは、映画を観ている側とすると断絶感があったんですよね。
最後のライブくらいは実際に歌ってもらっても良かったんじゃないかなと思います。
うまい下手というよりも、コユキの「伝えたいこと」が伝わる歌であればよかったと思うから。
ここはちょっと残念だったところです。
水嶋ヒロさん主演「仮面ライダーカブト」の記事はこちら→
佐藤健さん主演「仮面ライダー電王」の記事はこちら→

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受信: 2010年10月 2日 (土) 08時17分
» 「BECK」 [みんなシネマいいのに!]
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受信: 2010年10月 2日 (土) 09時02分
» BECKについて [ハクナマタタ]
関連記事→「BECK 鑑賞 3歳児の嘘くらいバレバレ
」
上記は公開初日、劇場で鑑賞し書いた感想です。
長いですが、ざっくり感想を言うと「複雑だ」
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それ以外の方々の感想も、いろい... [続きを読む]
受信: 2010年12月 4日 (土) 20時08分
» 10-285「BECK」(日本) [CINECHANが観た映画について]
いつか、自分の気持ちを伝えたくなる時が来る
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そんな中、新バンドのメンバー探しをしていた竜介は、ボーカルの千葉とベースの平をスカウト、飼い犬にちなんで命名したバンド“BECK”を結成する。
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受信: 2011年2月24日 (木) 14時35分
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受信: 2011年2月27日 (日) 14時20分
» BECK [映画鑑賞★日記・・・]
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受信: 2011年2月27日 (日) 23時01分
» 奇跡の出会いによって生まれたバンド、ベック。青春のすべてが、ここにある。「BECK」 [Addict allcinema おすすめ映画レビュー]
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コメント
sakuraiさん、こんばんは!
僕もコユキの歌はあったほうがよかったかなと思います。
確かに難しいのは確かで、原作ファンの方からすればそれぞれのコユキの声のイメージがあるわけですから。
でもやはりコユキの気持ちがこもった歌が聞きたかったなあ。
うまい下手じゃないとは思うのですよね。
佐藤健さんはその気持ちが伝えられる役者さんだと僕も思います。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年9月13日 (月) 20時45分
堤監督のそつのなさみたいなもんは、感じますよね。
原作イメージぴったりの配役連れてきて、原作ファンをその気にさせて、おいしい部分をうまーく料理する。
マンガって特に絵面がありますから、イメージしやすいと思うんですよ。
矢口監督は、ほとんどを絵コンテで表わすとか。
堤監督の場合は、うまく拝借している・・・・という風でしょうかねえ。
日本のマンガのレベルの高さを、表わしているようにも思えますが、こういった原作探しをしてるのかな。
今回の作り方はちょっと傲慢さを感じます。
俳優に対して、礼を失していると思います。健君の感性は、素晴らしいですもん。
声がなくてもあれだけの表現力が出来たのは、ひとえに健君のおかげだと思うのですが、魂こもった歌を歌わせてやりたかったです。
投稿: sakurai | 2010年9月13日 (月) 07時54分
こんばんは!
原作コミックに思い入れがあると映画化作品は複雑な気持ちになりますよね。
特に音楽ものの場合は、読んでいる方の心の中で曲が鳴り響くので、誰にも聞ける音として定着してしまうとイメージが壊れてしまうように感じてしまうこともありますね。
特に本作などはそうでしょう。
「20世紀少年」はキャストのビジュアルを漫画の絵に合わせるということができましたが、音楽はそうはいかないですからね。
なかなか難しい映画化作品であったと思います。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年9月12日 (日) 20時51分
原作ファンであるなら
この作品は見るべきではない。
Webサイトのトップで流れるライブシーンを見てしまって
とてもショックを受けてしまいました。
原作を読んでいる時から
「BECKの音を聞いてみたい!」
と思っていました。
私も学生の頃からずっとバンドをやっています。
本当に小さいながらも栄光と挫折、友情、恋、
世代を越えた人とのかかわり合いがありました。
社会人になった今も、年齢を超えて趣味としてやっています。
BECKの成長している姿やライブハウスでの雰囲気など
自分の時と重ねたりしていました。
だからこそ、BECK映画化!となったときに複雑な思いでした。
確かにキャラクターの雰囲気など、作品を大切にしているのはわかります。
ですが音楽が
FUCK!
としか言いようがありません。
全てが台無しでした。
ペラペラで何にも伝わらない。
これが原作で多くの人を震わせたBECKだと思えませんでした。
映画としてはいい作品と思います。
ですが、原作ファンにとっては物足りなく、
不完全燃焼の感が残る作品でした。
イケメン並べとけばいいや な
ルーキーズ商法にBECKが使われた事が
ショックでショックでたまりませんでした。
音楽監督出てこい!
。。。ちくしょう(涙
投稿: | 2010年9月12日 (日) 19時15分
rose_chocolatさん、こんにちは!
佐藤健さんもそうですよー。
彼は最近のライダーの中では一番の出世頭かもしれません。
古川さんは劇場版でちょこっとだけでした。
獅童さんはねー、こういうワンポイント悪役が何か多いですよね。
出てきた瞬間から、「こいつが悪役ね」みたいな。
歌はねー、難しい判断だったと思います。
けれどやっぱり気持ちはそこで切れちゃいます。
うまい下手ではなく、気持ちが伝わる歌でよかったと思うんですけどね、どうなんだろ。
佐藤健さんも下手じゃないんだけどなあ。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年9月12日 (日) 08時58分
KLYさん、こんにちは!
コユキの歌は悩ましいところですよね。
佐藤さんは歌も下手じゃないし、特にラストは歌が上手かどうかというよりも、人の心にコユキの心の歌が届くかどうかがポイントだったと思うんですよね。
同じような音楽の映画だと最近では「ソラニン」がありましたが、あちらではそれまで歌ったことのない宮﨑あおいさんに歌わせていました。
誰にも負けないほど上手ということではないですが、確かに心に響いてきたんですよね。
本作もラストくらいは佐藤さんに歌ってもらってもよかったかなと思いました。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年9月12日 (日) 07時28分
佐藤健くんもライダーつながりでしたか。 知らなかったなあ。
そして古川雄大さんも?
その目線で鑑賞すると相当この映画濃いですね(笑)
獅童さんは笑っちゃったけど。。
歌の部分は賛否両論ありますね。
どっちに転んでも判断は難しかったと思います。
投稿: rose_chocolat | 2010年9月12日 (日) 05時59分
そうですね。断絶感、解ります。
そういう手法もアリだとは思います。
ですがアレじゃ感動はしなかったというのも現実です。
特に千葉の桐谷くんの魂のラップが直前にありましたから…。
映画は映画、漫画は漫画。原作ファンに向けて映画を作る
必要は全くないですから、歌わせれば良かったと思います。
佐藤くんは俳優として、コユキを全力で演じようとしていました。
彼の歌声が本当に全ての人を魅了する必要なんかないんだと
思うんですよ。そんなもの存在するはずないのだから。
でも、彼が全力で演じようとしているその重要な手段の一つで
ある声を奪ってしまったのは監督の失敗じゃないかと思うのです。
監督は原作ファンだとか。「20世紀少年」の時もそうでしたが、
堤監督は原作のイメージを大事にしすぎる、ファン目線で映画を
作ってしまっているのではと感じました。
それが良いほうには出ている部分もあれば、駄目な部分もある
ということかと思います。
投稿: KLY | 2010年9月12日 (日) 01時08分