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2010年7月 4日 (日)

「宇宙ショーへようこそ」 SWと比べるのは酷か・・・

アニメーション映画においてキャラクターデザインというのはその作品世界に入り込めるか否かを決める一つの要因であると思います。
のっけから何を言っているのかというと、この作品のキャラクターデザインは自分には合わなかったということ。
おっきな目をした女の子のデザインは今風なのかもしれないのですが、どうもマニア向けっぽい感じがしてしまいました。
じゃなんで観に行ったんだということになるのですが、それは最近日本のアニメーションはいくつもオリジナルの作品で良作が出来ているからなのです。
興行的には小規模でも良い作品は作られている。
そういう作品はやはり観に行って応援しないと、という感じはあったのです。
昨年の「サマーウォーズ」なんかがそうですが、予告を観た時に同じようなにおいを感じたんですよね。
しかしそれが災いしたかもしれません。
どうしても「サマーウォーズ」と比較してしまいます。
「サマーウォーズ」は昨年見た映画の中でも自分の中ではかなり上位にある作品です。
それと比べるのは酷かもしれません。

普通の子供が異世界に行く。
これは「不思議の国のアリス」の例を上げるまでもなく、ファンタジーの定番です。
その異世界のイマジネーションを描くには、日本においてはアニメーションは最適の方法。
「サマーウォーズ」の電脳空間OZしかり、「ホッタラケの島」しかり、これらのアニメーションでは異世界を描くのにアニメーションの手法を使っています。
ジブリアニメもまさしくそうですね。
そういう意味では本作は日本のアニメーションのド定番のストーリーとして仕上がっているのです。
田舎の村川小学校の子供たちが夏休みに行う定番の合宿。
子供たちだけで過ごす1週間に意外な闖入者が現れます。
それは犬型異星人のポチ。
彼は地球に植物の研究にきた宇宙人でした。
ポチは助けられたお礼にと、子供たちを月まで連れて行ってくれます。

子供たちが夏休みに異世界に冒険に行くというストーリー。
まさに日本のファンタジーアニメーションの定番の物語です。
ただそれゆえに目新しさを感じないのです。
月の裏側にある「グレートビギナー」の様々な異星人たちが行き交い、カラフルで賑やかな街並は楽しませてくれるのですが、どうしても「サマーウォーズ」等の先に上げた作品のイメージとかぶり新味を感じられないのです。
制作したA-1 Picturesというアニメーションスタジオは最近良作を作っている会社だと聞きますが、その割に斬新さという点では食い足りない感じがしました。
物語としてはド定番であり、キャラクターデザインはあまり好きなタイプではなかったので、少々作品に入り込みにくく、結局そのまま最後まで過ぎてしまったという感じでした。
とはいえ、表現技術などはマッドハウスなどの老舗と比べても遜色無い感じがしましたので、A-1 Picturesには今後注目したいと思います。

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