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2010年7月28日 (水)

「プレデター2」 シリーズ展開の道筋を作った

先日「プレデターズ」を観たあと、無性にこちらの作品が観たくなりました。
「プレデター」シリーズは好きですが、「2」はシュワちゃんが活躍する一作目よりも好きなんです(理由は後ほど)。

舞台となるのは1997年のL.A.。
今からするともう13年も前の時代設定ですが、この作品が作られたのは1990年なので、作られた当時からすれば近未来ということになります。
作品中の1997年のL.A.は、温暖化の進行のためか40度以上という熱帯並みの気温となり、また南米コロンビア、カリブのジャマイカからの麻薬組織が進出し、警察と三つ巴で争っている状態になっています。
まさにそこは戦場であり、またコンクリート・ジャングルでもあるわけです。
南米のジャングルでプレデターに襲われた特殊部隊を描いた一作目のエッセンスを大胆に解釈したこのアイデアが僕は好きなんですよね。
いわくプレデターは人間同士が争う戦場に出没し、強い戦士を狩ることが彼らの名誉となっていて、地球にも何度も訪れている。
これがその後シリーズが展開していく上での基本原則となります。
「プレデター2」でこの原則を見いだしたことが、主演俳優やシチュエーションに縛られず、シリーズを自由に広げられることに繋がったと思います。
つまり「プレデター2」はシリーズ展開の道筋を作ったと言えるでしょう。
あとやはり「2」が好きなのはプレデターが圧倒的に強いこと。
というより人間側がそれほど強くないことかな。
「プレデターズ」でも書きましたが、それにより主人公までも最後に殺されてしまうかもしれないという緊張感が生まれます。
一作目でいうと、プレデターは強いのですが、主人公がシュワルツェネッガーのため、映画的に負けないだろうという予測がついてしまうのが、やや緊張感を薄めているように思います。
その点、本作はバットエンドも十分ありうるわけで、そこが物語のテンションをあげています。
中年のダニー・グローバーだとプレデターに勝てそうもないもんね。
圧倒的に不利でありながらも、最後には逆転をするというのが、このシリーズの醍醐味なのだと思います。
それは公開中の「プレデターズ」にも引き継がれているように思いました。

超有名な話なのでご存知の方も多いでしょうが、ラストのプレデターの宇宙船の中に、人間の骨と並んで「エイリアン」の骨らしきものが飾れているのが見えます。
これが公開当時から話題になり、その後アメリカのコミックで「エイリアンVSプレデター」が出版され、その後映画にもなりました。
ちょっとしたお遊びが、その後のシリーズに影響を与えるっていうのはおもしろいですよね。
あと主人公のハリガンにラストにプレデターの長老が1715年製の銃を渡す場面があります。
ようは昔から何度もプレデターは地球に来ているということを示す場面なのですが、その後やはりアメリカのコミックでこの銃の持ち主はバミューダ海域で失踪した海賊が持っていたものと判明しました。
ぜひ「パイレーツVSプレデター」をやってほしいのですが、いかがでしょう?

「プレデター」の記事はこちら→
「AVP2 エイリアンズVS.プレデター」の記事はこちら→
「プレデターズ」の記事はこちら→

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