« 「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」 懐かしい面々にまた会えた | トップページ | 「宇宙ショーへようこそ」 SWと比べるのは酷か・・・ »

2010年7月 3日 (土)

「ザ・ウォーカー」 信じるものは救われる、信じないものは・・・

<今回はネタバレ含みますので、観ていない方はご注意!>

原題は「THE BOOK OF ELI」。
「ELI」・・・、エリ?何それ?
ということで観終わった後、調べてみました。
「ELI」は英語では「エリ」ではなく「イーライ」と読むそうです。
そう、これはデンゼル・ワシントン演じる本作の主人公の名前です。
しかしそれだけでなく「ELI」はヘブライ語では「エリヤ」となり、これは旧約聖書に登場する預言者の名前となります。
「預言者」、つまりは神の言葉を人に伝える人のこと。
これが本作のラストに大きく意味を持ちます。
逆にキリスト教の知識のバックボーンをもっていないと、ややラストにぴたっとはまる感じはしないかもしれません。
舞台となるのは世界戦争が行われた後の世界。
その戦争ではおそらくオゾン層が破壊され、地球に降り注ぐ紫外線量が増加、それにより多くの人が死にました。
戦争を生き延びた人々も限られた物資の奪い合いとなり、「マッドマックス」や「北斗の拳」のように暴力が支配する世界となっています。
そのような荒んだ世界を西へ西へと一冊の本を抱え、一人歩んでいくのが主人公イーライ。
その本は、世界戦争の原因になったとも言われたため、戦争後焚書され、残されているのはイーライが持つ一冊だけとなっています。
物語の中で如々に明らかになっていきますがその本は聖書であり、世界戦争は宗教戦争であったと想像されます。
その本を狙うのはある街の支配者カーネギー(ゲーリー・オールドマン)。
かれは暴力で街を支配していますが、人の心を癒す言葉が載っている聖書を手に入れることにより、人々の不満をそれによりそらそうとします。
つまりはカーネギーは、聖書=宗教を政治に利用しようとしているわけです。
さきほど書いたように詳しく描かれていませんが、世界戦争は宗教戦争であったと想像され、再び宗教を政治に利用しようとすればまた破滅の道を歩むかもしれないと暗示させています。
イーライは宗教を再び政治に利用されないよう、それを守り続け、それを信じる者たちに届ける役割を負っているように見えます。
冒頭に書いたように主人公が「イーライ」である理由はまさにこれで、彼は「神の言葉を伝える者」、まさに預言者なのです。
このあたり常識的にキリスト教のバックボーンがある欧米人と日本人では受け取り方が大きく違うと思います。
しかし、キリスト教を信じているわけでもなく、またその文化をよく知らない自分としてはこの物語がしっかり腑に落ちる感じがしないのです。
イーライはその本を護るためには、襲いかかる者たちを容赦なく討ち滅ぼします。
襲いかかる者たちがいくら蛮人のような者であろうと容赦なく殺すのは、キリスト教の本来の教義には反するのではないかと。
いや、違うかもしれません。
キリスト教、そして聖書において平等とされるのは、「キリスト教を信じている者」の間において、なのです。
それ以外の異端者は救われないとされているわけです。
ですのでキリスト教を信じていない者たちは容赦なく討ち滅ぼされても仕方がない。
信じるものは救われる、信じないものは救われない。
これはキリスト教の持つ偏狭性を表しているような気がしました。
キリスト教だけに限らずイスラム教も含めた一神教はこのような排他性を持っています(ならびたつ神がいるわけがない唯一神なので当たり前)。
しかしそのような排他性が、争いを産みやすくするわけです。
宗教対立が世界戦争を起こしたと思われるのに、結局は争いの種を繋げただけではないかと。
キリスト教の立場としては、唯一残る宗教とするならばそれは是であり、イーライは「聖者」となるのかもしれませんが、他の宗教を信じているものにとってはどうなのか。
一般的な日本人と同様に僕自身は宗教については寛容(というよりどれも信じているわけではない)であるため、本作で語られるイーライの行動についてはそれほど強い共感性を持てるわけではなかったのです。
上記のような宗教的・文化的背景をあったとしての理解はできますけれども。
ですので、本作は観客の宗教的な立場によって、観終わった後の感想が大きく異なるのではないかと思いました。

イーライが盲人であり、運んでいるのは点字の聖書であるのはトリッキーな設定でちょっと驚きました。
途中、他の人間が屋外に出るとき必ずサングラスをしている(たぶん紫外線照射が強いため)のに、イーライがしていないのに気づき、なんでだろうと思っていたのですが、最後にやっと納得がいきました。

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」 懐かしい面々にまた会えた | トップページ | 「宇宙ショーへようこそ」 SWと比べるのは酷か・・・ »

コメント

ノルウェーまだ〜むさん、こんばんは!

宗教自体は人の生きる指針になりうるので否定しませんが、それを自分以外の誰にも強要するとか、他の宗教を許さないという非寛容は、宗教本来の役割と違うような気がしますよね。
この作品は基本的にキリスト教を信じる(特に欧米人)人には受け入れられるかもしれないですが、違う人にはなかなか腹に入ってこないですよね。

投稿: はらやん(管理人) | 2010年7月29日 (木) 19時05分

はらやんさん、こんにちは☆
全くの同感です!
私も無宗教ですが、使う者によってそれは兵器にも宗教にもなる・・・という「聖書」は、あくまで信じる者のためにのみ存在するものですよね。
宗教戦争によって世界が滅びたなら、過去から未来まで宗教は悪でしかないような気もしてきます。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2010年7月27日 (火) 13時19分

sakuraiさん、こんばんは!

sakuraiさんはタイトルを観て聖書が思い浮かびましたかー。
僕はエリアも知らなかったもので、というより「ELI」をイーライとも読めなかった・・・。
てっきりエリかと。
誰それ、みたいな。
アクションも前半まででしたよね。
やはりあれですかね、アメリカの人にも座頭市の影響あるのでしょうか。
たまたま?

投稿: はらやん | 2010年7月13日 (火) 22時23分

デンゼル!久々のアクション映画!!と銘打って売ろうとしてましたが、アクションと崇高(?)な宗教もんを無理無理合わせた感が否めませんでしたね。
最初に原題を見たとき、イエスの最後の言葉をまず思い浮かべたのでした。
「エリエリレマサバクタニ」ってやつ。
なので、ELIはそれだ!と思ってみてたので、すぐさま聖書だとわかったんですが、あの狭隘な守り方はどう見てもキリスト的ではないですね。
話は、ちいとがっかりでしたが、脇役陣の豪華さを楽しんだ映画でした。

投稿: sakurai | 2010年7月12日 (月) 08時09分

KLYさん、こんばんは!

キリスト教など一神教はその定義からして、他を認められないですからね。
そのあたりの感覚はなかなか日本人にはわからないですよね。
他を認められない、他からどう見えるかというのを気にしないところは、僕も傲慢だと思ったりします。
この映画はキリスト教圏外だと受け入れられにくいでしょうね。

投稿: はらやん | 2010年7月 5日 (月) 22時26分

まったくその通りです。そもそも聖書が日常に根付いてない日本人の大半は、聖書が人を支配する
ということに関して「ふーん」と思うだけじゃないでしょうか。あるいは私のように「キリスト教徒って傲
慢だなぁ」と思うかだと。ま、ハリウッドで作られたアメリカ映画にそんなこと言っても仕方ないですけ
どね。^^;

投稿: KLY | 2010年7月 4日 (日) 20時50分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「ザ・ウォーカー」 信じるものは救われる、信じないものは・・・:

» ザ・ウォーカー [LOVE Cinemas 調布]
『サブウェイ123 激突』のデンゼル・ワシントン主演最新作。戦争で文明が崩壊した世界を歩いて旅する男を描いたSFアクションムービーだ。男がが運ぶこの世にたった一冊の本とは何なのか…。その本を狙う男に『ダークナイト』のゲイリー・オールドマン、他に『マックス・ペイン』のミラ・ニクスも出演している。監督は『フロム・ヘル』のアレン・ヒューズと、アルバート・ヒューズ。... [続きを読む]

受信: 2010年7月 4日 (日) 01時21分

» ザ・ウォーカー [だらだら無気力ブログ]
文明が崩壊した近未来の世界を舞台に、一冊だけ残ったある本をひたすら西 へと運ぶ男の姿を描いたSFサスペンスアクション。 主演の本を運ぶ男には『サブウェイ123 激突』のデンゼル・ワシントンが 、共演の本を奪おうとする男には『レイン・フォール/雨の牙』のゲー..... [続きを読む]

受信: 2010年7月 4日 (日) 22時04分

» ザ・ウォーカー 評価:★★ [20XX年問題]
レビューを更新しました。 当HP↓からどうぞ。 Review→映画レビュー、から見れます [続きを読む]

受信: 2010年7月 4日 (日) 23時02分

» 【ザ・ウォーカー】 [日々のつぶやき]
監督:アルバート・ヒューズ、アレン・ヒューズ 出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・キュニス 「戦争で地球が焼けたただれ、人口が減ったアメリカをイーライはただ一人旅を続けていた。 途中ある町に立ち寄った。そこで男たちに絡まれたイー... [続きを読む]

受信: 2010年7月 5日 (月) 12時26分

» 『ザ・ウォーカー』 [唐揚げ大好き!]
  運べ、西へ。 世界に残る たった一冊の本を――。   ■大規模な戦争により、文明が崩壊した世界。誰が名づけたか”ウォーカー”と呼ばれるその男は、30年間、世界でたった1冊だけ残る”本”を運び、<西>へと旅を続けている。本を守るため、行く手を阻む敵は容赦... [続きを読む]

受信: 2010年7月 6日 (火) 07時24分

» ザ・ウォーカー [映画鑑賞★日記・・・]
【THE BOOK OF ELI】 2010/06/19公開 アメリカ PG12 118分監督:アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ(ザ・ヒューズ・ブラザーズ)出演:デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、レイ・スティーヴンソン、ジェニファー・ビールス、フランシス・デ....... [続きを読む]

受信: 2010年7月 6日 (火) 23時33分

» ザ・ウォーカー [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
世界はすべてを失った。残されたのは、たった一冊の本!男はそれを抱え、ひたすら歩き続ける。運べ、西へ。その本を__。 男はなぜ、歩むのか?、何が書かれた本なのか?、戦慄の新世紀サスペンス・アクション。物語:近未来、人類はほぼ滅亡しており、生き長らえた人々はそ...... [続きを読む]

受信: 2010年7月 7日 (水) 20時35分

» ザ・ウォーカー☆独り言 [黒猫のうたた寝]
デンゼル・ワシントンにゲイリー・オールドマン舞台は近未来・・・人類は一度滅亡しかけ生き残った人々一人の男がひたすら西に向かって旅を続ける。Gyaoで冒頭7分くらいの映像公開してまして・・・あ、たぶん寝るかもという懸念抱きつつ鑑賞してました。あぁ、やっぱり途中持... [続きを読む]

受信: 2010年7月 7日 (水) 23時08分

» タイトルデザイン_17・ザ・ウォーカー・Prologue Films [映画雑記・COLOR of CINEMA]
注・ネタバレ、内容に触れています。物語・世界崩壊後の近未来。世界に一冊だけ残された本を運び西へ向かう男イーライ(デンゼル・ワシントン)。そして同じく本を探す男カーネギー(ゲイリー・オールドマン)。果た... [続きを読む]

受信: 2010年7月10日 (土) 10時39分

» 「ザ・ウォーカー」 [ひきばっちの映画でどうだ!!]
                              「ザ・ウォーカー」 ユナイテッドシネマ豊島園にて。 監督・アレン&アルバート・ヒューズ その名の通り、「歩く」映画でしたな(^^♪。 歩くといっても「夜のピクニック」は一晩だけでしたが(笑)こちらは何と30年以上歩き続けている男“ウォーカー”(デンゼル・ワシントン)が主人公です。 戦争で全世界が滅亡し、僅か残った人々が散在するアメリカを、その“ウォーカー”は、1冊の「本」を持ち、ひたすら「西へ、西へ・・・」歩き続けるのであります・・。 ... [続きを読む]

受信: 2010年7月10日 (土) 20時56分

» 『ザ・ウォーカー』 [ラムの大通り]
※カンの鋭い人は注意。 ※映画の核に触れる 部分もあります。 鑑賞ご予定の方は、その後で読んでいただいた方がより楽しめるかも。 (原題:The Book of Eli) 「これはもう珍作。 そう呼ぶしかないね」 ----えっ。それはまた挑発的な…。 デンゼル・ワシントンの超大作に その言葉は似合わないんじゃニャいの? 「この映画の場合、 その“超大作”にしたのが、そもそもの間違い。 本来ならば堂々とした(?)B級として作るべき映画。 ぼくとしては、名画座とかで出会いたかったね。 今の時代無理だ... [続きを読む]

受信: 2010年7月10日 (土) 22時34分

» ★「ザ・ウォーカー」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
今週の平日休みにTOHOシネマズららぽーと横浜で2本。 予告編を観て、30年間ひたすら西へ・・・なんて言ってたもんだから、 世界一周出来ちゃうぞ・・・と、ツイッターでツッコミを入れといたけど。... [続きを読む]

受信: 2010年7月11日 (日) 02時06分

» 『ザ・ウォーカー』・・・終末の先に [SOARのパストラーレ♪]
事前情報をほとんど入れずに鑑賞。正直思っていたよりはるかに地味な作品だった。しかしながら切って捨てるにはもったいないだけの魅力も十分にあり、見応えはなかなかのもの。テイスト的には平日昼過ぎのテレビ東京行き確定のB級作品なのだが、そこはデンゼル・ワシントンとゲイリー・オールドマンである。セピアトーンに統一された映像の中、名優二人の圧倒的な存在感はやはり一級品で、後半の意表をつくストーリー展開の妙もあってぐいぐい引き込まれた。... [続きを読む]

受信: 2010年7月11日 (日) 21時39分

» ザ・ウォーカー [迷宮映画館]
狙ったわけじゃないんですよ。・・・「座頭市」と続けて見てしまったあたし。 [続きを読む]

受信: 2010年7月12日 (月) 08時10分

» ザ・ウォーカー [★YUKAの気ままな有閑日記★]
デンゼル主演の期待の新作だったんだけど・・・【story】世界で一冊だけ残る本を運び、30年間旅をしている男イーライ(デンゼル・ワシントン)。本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに歩き続けている。そんな中、彼の前に、本を探し続ける独裁者カーネギー(ゲイリー・オールドマン)が現れ―     監督 : アレン・ヒューズ アルバート・ヒューズ 『フロム・ヘル』【comment】   超〜〜〜辛口感想です。      しかも、いきな... [続きを読む]

受信: 2010年7月12日 (月) 08時41分

» 劇場鑑賞「ザ・ウォーカー」 [日々“是”精進!]
 「ザ・ウォーカー」を鑑賞してきました「フロム・ヘル」のヒューズ兄弟がデンゼル・ワシントンを主演に迎えて描くSFサスペンス・アクション。文明が崩壊した終末世界のアメリカ... [続きを読む]

受信: 2010年7月12日 (月) 20時08分

» ザ・ウォーカー [ともやの映画大好きっ!]
(原題:THE BOOK OF ELI) 【2010年・アメリカ】試写で鑑賞(★★★☆☆) 世界にたった1冊だけ残された本を巡って繰り広げられるサスペンスアクション。 文明崩壊後のアメリカ大陸。ウォーカーと名乗る男(デンゼル・ワシントン)は、世界でたった1冊残る本を運び、30年もの間旅をしていた。ただ「西へ向かう」ということだけが手がかりで、ウォーカー自身も目的地を理解していない。一方、汚染されていない水脈を独占する事で独裁者となり、ある地域を支配していたカーネギー(ゲイリー・オールドマン)。世... [続きを読む]

受信: 2010年7月12日 (月) 23時06分

» 映画「ザ・ウォーカー」ただ一つ守りたい本があった [soramove]
「ザ・ウォーカー」★★★☆ デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、ミラ・クニス、ジェニファー・ビールス出演 アレン・ヒューズ、アルバート・ヒューズ監督、118分 、2010年6月19日、10,アメリカ,角川映画、松竹 (原題:THE BOOK OF ELI )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「やはり人類には明るい未来というのは 無いのだろうか、 ここで描かれるのも、たぶん... [続きを読む]

受信: 2010年7月13日 (火) 07時56分

» ザ・ウォーカー [そーれりぽーと]
久々の極悪人役を演じたゲイリー・オールドマン目当てで『ザ・ウォーカー』を観てきました。 ★★★ すばらしい! ゲイリー・オールドマンだけが燦然と輝いてる映画でした。 子供が成長しちゃったんでしょうか、一番のはまり役な悪役を演じなくなって久しかったのが、突然またこんな嬉しい芝居で魅せてくれるなんて。 それもセルフパロディーかと思う程、彼がこれまでに演じた悪役を合わせたようなキャラクターで、「どこかで見た感」の連続。 特殊メイクしなくても『ドラキュラ』で演じたヨボヨボなバンパイアのように、実際歳食っ... [続きを読む]

受信: 2010年7月13日 (火) 15時04分

» ★ザ・ウォーカー(2010)★ [CinemaCollection]
THEBOOKOFELI運べ、西へ。世界に残るたった一冊の本を──。映時間118分製作国アメリカ公開情報劇場公開(角川映画=松竹)初公開年月2010/06/19ジャンルSF/アクション/サスペンス映倫PG12... [続きを読む]

受信: 2010年7月14日 (水) 00時13分

» 「ザ・ウォーカー」 [prisoner's BLOG]
原題The book of Eliで運んでいる本というのが聖書であることはすぐわかる。 だけど、聖書が大勢の人が死ぬ原因になったというのは実際にいくらもあったこととして、それがいったん破滅した世界で焚書になるっていうのはあまりにありそうにない、キリスト教的史観に閉じこもった被害妄想的な設定。 それがすべての人の指針になるはずというのもアホらしい。つきあっていられない。 運んでいた本の鍵を外したら実は、という意外性も中途半端。あの分量に聖書全部は絶対入らない。 アクションものかと思ったら、それほど... [続きを読む]

受信: 2010年7月14日 (水) 04時14分

» ザ・ウォーカー [C note]
デンゼル・ワシントン主演のSFアクション。 少なくとも今よりはテクノロジーが発達 [続きを読む]

受信: 2010年7月14日 (水) 13時55分

» ザ・ウォーカー [りらの感想日記♪]
【ザ・ウォーカー】 ★★★★ 映画(34) ストーリー イーライ(デンゼル・ワシントン)という名の謎の男は、崩壊したアメリカ大陸の荒野を西に [続きを読む]

受信: 2010年7月14日 (水) 22時49分

» ザ・ウォーカー [ルナのシネマ缶]
う〜〜ん、今回はかなり ネタバレな内容になりそうなので これから、観られる方は どうかご注意ください! ・・・っていうか、 これ、ネタバレなしでは ちょっと何も書けない感じ なんですよねぇ〜。 世界が崩壊した近未来、この世に一冊だけ残った本を運び、 ひたすら西へと孤独に旅する男イーライ(デンゼル・ワシントン)。 本に触れる者をためらわずに誰でも殺すイーライだが、 彼は旅の目的地を知らず、「西へ向かう」という手掛かりだけを頼りに 歩き続けている。 そんな中、彼の前に、本を... [続きを読む]

受信: 2010年7月14日 (水) 23時14分

» ザ・ウォーカー/デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン [カノンな日々]
『ハリポタ』でのシリウス・ブラック役もお気に入りですが、やっぱりこの人には強烈な悪役を演じてほしいゲイリー・オールドマンと対照的に正義の味方が似合いそうなオスカー俳優デンゼル・ワシントンによる近未来サスペンス・アクション大作です。 出演はその他に、ミラ....... [続きを読む]

受信: 2010年7月16日 (金) 23時01分

» ザ・ウォーカー [5125年映画の旅]
終末戦争で文明が崩壊した世界。一人の旅人<ウォーカー>が、一冊の本を抱えて30年の長い旅を続けていた。旅の途中、ウォーカーはとある街を訪れ、街の支配者カーネギーに目を付けられる。カーネギーの狙いはウォーカーが持つ「世界を支配出来る本」だった。 デンゼル...... [続きを読む]

受信: 2010年7月18日 (日) 08時59分

» ザ・ウォーカー / The Book of Eli [勝手に映画評]
“何らか”の原因に依って文明が崩壊してしまっている社会が舞台。 とは言うものの、“何らか”が示すものは、核戦争である事を映像的に表現しています。“何らか”と記したのは、明示的に台詞として語られていなかったから。冒頭のシーンから、核の灰の降るシーンですからねぇ。って言うか、デンゼル・ワシントン演じるイーライが、防護服を持っているのは、不思議でした。物凄く腕が立つので、元々兵士か何かと勝手に想像していたら、何と、Kマートの店員だったりしていました。 原題は“The Book of Eli”。見終わっ... [続きを読む]

受信: 2010年7月18日 (日) 09時17分

» ザ・ウォーカー [風に吹かれて]
30年もかからないでしょう 公式サイト http://www.thewalker.jp製作: ジョエル・シルバー監督: アレン&アルバート・ヒューズ  「フロム・ヘル」大規模な戦争により文明が崩壊した [続きを読む]

受信: 2010年7月18日 (日) 20時21分

» 映画「ザ・ウォーカー」 [FREE TIME]
先日、映画「ザ・ウォーカー」を鑑賞しました。 [続きを読む]

受信: 2010年7月21日 (水) 00時24分

» ザ・ウォーカー/THE BOOK OF ELI [いい加減社長の日記]
かなり予告編が謎が多くて、期待を煽られた作品。 デンゼル・ワシントン主演ということで、さらに期待も大きくなった「ザ・ウォーカー 」を、金曜日の夕方に鑑賞。 「UCとしまえん 」は、平日の夕方としては、普通かなぁ。 「ザ・ウォーカー 」... [続きを読む]

受信: 2010年7月25日 (日) 11時51分

» 「ザ・ウォーカー」スタイリッシュな映像 [ノルウェー暮らし・イン・London]
機内上映2本目は「ザ・ウォーカー」 こちらも、ただカッコイイだけという前評判だったので、期待しすぎないように気をつけて鑑賞。 なるほどー、確かにカッコイイ!! まるでモノクロの写真集をめくっているような映像と、無駄のないシャープな動きが、単純なストーリーを飽きさせずに見せてくれたというかんじだ。... [続きを読む]

受信: 2010年7月27日 (火) 13時11分

» ザ・ウォーカー [Trackback Square]
ザ・ウォーカー(The Book of Eli)に関するトラックバックセンター。 ザ・ウォーカー [Blu-ray](2010/11/02)デンゼル・ワシントンゲイリー・オールドマン商... [続きを読む]

受信: 2010年8月16日 (月) 12時12分

» 10-177「ザ・ウォーカー」(アメリカ) [CINECHANの映画感想]
本を西へ運ぶ者  イーライという名の謎の男は、崩壊したアメリカ大陸の荒野を西に向かって歩き続けていた。ある本を携えて。その本は、いまや世界にこのただ一冊となっていた。イーライは、その本に近づこうとする者は容赦なく斬り捨てた。  そんな中、とある町に立ち寄ったイーライ。そこは、カーネギーという男が独裁者として君臨する町。彼は、ある本を探していた。その本があれば世界を支配できると考えていた。  やがて、イーライの本こそが、目的の本だと確信するカーネギーだったが。(「allcinema」よ...... [続きを読む]

受信: 2010年8月22日 (日) 00時52分

» ザ・ウォーカー (The Book of Eli) [Subterranean サブタレイニアン]
監督 アレン・ヒューズ/アルバート・ヒューズ 主演 デンゼル・ワシントン 2010年 アメリカ映画 118分 SF 採点★★★★ 中・高・大学とミッション系の学校に通ってたせいか、それこそ何度も何度も聖書を読んだ私。様々な角度から聖書を読みとる宗教学の授業も、…... [続きを読む]

受信: 2010年11月13日 (土) 16時34分

» mini review 10507「ザ・ウォーカー」★★★★★★☆☆☆☆ [サーカスな日々]
世界が崩壊した近未来を舞台に、この世に一冊だけ残った本を運び、ひたすら西へと孤独に旅する男の姿を描くサスペンス・アクション。主人公イーライを演じるのは『クリムゾン・タイド』のデンゼル・ワシントン。本...... [続きを読む]

受信: 2010年12月 4日 (土) 21時30分

» 【映画】ザ・ウォーカー…邦題がウォーカーなのは配給会社が角川だから? [ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画]
またまた昼過ぎまで寝てしまったピロEKです そこから今までの時間「たかじんのそこまで言って委員会」を観た以外には何もしていません。 …天気良いのになぁ というこ... [続きを読む]

受信: 2010年12月 5日 (日) 16時15分

» ザ・ウォーカー [映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子公式HP]
ザ・ウォーカー [DVD]文明が崩壊し、荒廃した世界で、一冊の本を運ぶ孤独な男の物語には、ラストに驚きが隠されている。すべてを失った近未来。イーライはこの世に一冊だけ残る本を ... [続きを読む]

受信: 2010年12月 5日 (日) 23時21分

» 映画を観るなら ザ・ウォーカー [映画を観るなら]
未来の荒廃した世界での1冊の本を巡る争いなんだけど、この本が何かってのは、映画を観る前からなんとなく分かってる人も多いのでは。アメリカにとって、世界で一番重要な本(書物)といえばやっぱりコレしかないですね。もう分かってたよって思っちゃうけど、それが映.. ... [続きを読む]

受信: 2010年12月19日 (日) 10時05分

» 『ザ・ウォーカー』 [シネクリシェ2.0]
座頭市だけでなく、『華氏451』や『ウォーターワールド』『ポストマン』『バイオハザード』などといった、過去の映画作品を彷彿とさせるシーンが満載の作品。また、「木枯し紋次郎」シリーズなど、日本の時代劇をかなり研究した痕も見受けられた。... [続きを読む]

受信: 2010年12月29日 (水) 19時48分

» 『ザ・ウォーカー』('11初鑑賞55・WOWOW) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (10段階評価で 6) 4月23日(土) WOWOWのHV放送を録画で鑑賞。 [続きを読む]

受信: 2011年5月 5日 (木) 20時23分

» 「ザ・ウォーカー」(THE BOOK OF ELI) [シネマ・ワンダーランド]
デンゼル・ワシントンを主演にした近未来アクションドラマ「ザ・ウォーカー」(原題=イーライの本、2010年、米、118分、ヒューズ兄弟監督作品)。この映画は、文明が崩壊した終末世界のアメリカ大陸を舞台に、世界に1冊だけとなったある本を襲撃者から守り、西へと運ぶ謎めいた男の姿を描く。共演は「レオン」のゲイリー・オールドマンや、「マックス・ペイン」のミラ・クニス、「フラッシュ・ダンス」のジェニファー・ビールスなど。... [続きを読む]

受信: 2011年5月 8日 (日) 07時39分

» 『ザ・ウォーカー』 [シネクリシェ2.0]
座頭市だけでなく、『華氏451』や『ウォーターワールド』『ポストマン』『バイオハザード』などといった、過去の映画作品を彷彿とさせるシーンが満載の作品。また、「木枯し紋次郎」シリーズなど、日本の時代劇をかなり研究した痕も見受けられた。... [続きを読む]

受信: 2011年5月11日 (水) 06時01分

» 『ザ・ウォーカー』'10・米 [虎団Jr. 虎ックバック専用機]
ラーメンWalkerではありません もっと読む[E:dow [続きを読む]

受信: 2011年6月 9日 (木) 08時32分

» ザ・ウォーカー [ぶっちゃけ…独り言?]
5.5点 (10点満点。5点で普通。6点以上なら満足って感じです。) 退廃した世界の中で、一人ぼっちとか、何か運んでるとか、そーゆーのって大体ハズしてるよーな気がするわけで・・・ それでも、デンゼルだしオールドマンだし、間違ってもそこまで酷くやらかしてるってこ...... [続きを読む]

受信: 2011年9月12日 (月) 14時41分

» ザ・ウォーカー [B-scale fans log]
2010年 アレン・ヒューズ 、アルバート・ヒューズ監督     出演 デンゼル・ワシントン、ゲイリー・オールドマン、     ミラ・クニス 他 『核戦争後のアメリカ大陸を横断する一人の男。  彼は1冊の本を届けるために、  荒廃した大陸を西に向かっていたが、 ...... [続きを読む]

受信: 2012年1月 4日 (水) 23時24分

» ザ・ウォーカー [メルブロ]
ザ・ウォーカー(原題:THE BOOK OF ELI) 322本目 2010-26 上映時間 1時間58分 監督 アレン・ヒューズ 出演 デンゼル・ワシントン(イーライ) 、 ゲイリー・オールドマン(カー ... [続きを読む]

受信: 2012年12月31日 (月) 18時21分

» 映画『ザ・ウォーカー』★“本”質のこと [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
映画レビューしました。(ネタばれ表示です) http://info.movies.yahoo.co.jp/userreview/tyem/id335900/rid24/p1/s0/c1/ 原題『The Book Of ELI』 イーライが、ある本を運ぶため、30年も旅します。 私は、その旅にご一緒して、まずまずのところに着けたな☆と思います。 作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/153246/ ↑あらすじ・クレジットはこちら..... [続きを読む]

受信: 2013年11月23日 (土) 17時59分

» ザ・ウォーカー [いやいやえん]
ジャケットのイメージだと世界観がマッドマックス・北斗の拳なんですけど、意外とそうでもなかった…てのが第一印象。主人公が西へ西へと運ぶ「本」の内容は、まあ聖書だろうなぁと観る前からすぐわかりますが、作品の中でも随所で語られるのですぐに判明します、やっぱりでした。ただ単なる聖書ではありませんでしたが…。 主役はデンゼル・ワシントンさん、やはりどっしりとした安定感のある方ですね。悪役にゲイリー・オールドマンさん。 人とのふれあいから、聖書に書かれてあることを理解していくくだりは良かったですね。... [続きを読む]

受信: 2013年11月24日 (日) 20時11分

« 「踊る大捜査線 THE MOVIE3 ヤツらを解放せよ!」 懐かしい面々にまた会えた | トップページ | 「宇宙ショーへようこそ」 SWと比べるのは酷か・・・ »