「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」 あきらめるわけにはいかない
感動した!!
観る前は、「スウィングガールズ」のヒットからあとによく作られるようになった少年・少女たちが仲間たちといっしょに成長していくというフォーマットに則った一作品と見ていました(好きなんですがそういうジャンル)。
それに「書道パフォーマンス」って、なんだかえらく軽い感じと思ってました。
歌に合わせて書道をするなんて、タケノコ族じゃあるまいし(年がわかるぞ)、と。
劇中の里子じゃないけど、書道って、なんか背筋を伸ばしてきちんとやらなくてはいけないイメージがあったので、なんだかおふざけな感じも受けて。
(「ズームイン!!SUPER」は見ていないので「書道ガールズ甲子園」の存在は知らなかったのです)。
でも、この作品を観て、猛省。
そういう固定観念にとらわれているから、今の日本はなにか停滞感みたいなものが漂っているのですよね。
かつての勝利の方程式の幻想に囚われ、何も対策を講じてこないまま危機的な状況になってきているのが今の日本。
その危機が顕在化して目の当たりにしてしまい、立ちすくんでしまっているのが大人たちなのではないでしょうか。
自分のこだわりの紙が売れない、祖父から代々受け継いだ店を閉めなくてはいけない。
それはそれで苦労はあったでしょう。
でも大人たちがあきらめてしまっても、彼らにとって先の時間はもう残りわずか。
だからあきらめられるのかもしれません。
でも。
少年少女にとって、あきらめてしまったらずっとその先の時間は淀んだままなのです。
だからこそ若者たちは今までの枠などには囚われず、自分が本当に好きだと思うことにチャレンジをする。
彼女たちは「あきらめるわけにはいかない」のです。
だってあきらめてしまったら、もう自分の好きなものが消えてしまうから。
消えたまま残りの時間を過ごさなくてはいけないから。
「あきらめる」というある意味楽な逃げ道に入っていく大人たちに対し、「あきらめない」彼女たちの姿に希望を感じました。
彼女たちは、彼女たちが好きな昔からの大事なものを大切にしたいからこそ、新しいことにチャレンジする。
何が本質的に大切なものなのか彼女たちは感じているから、伝統という枠に囚われない。
いいじゃない、踊りながら書を書いたって。
それが楽しいんだから、それで皆が喜んでくれるんだから。
書道ガールズの面々が書く文字は「再生」。
「再生」は「伝統」を守り続けることではありません。
一度死に、大切なものが受け継がれて、「再び生まれる」のです。
今の日本に求められているのもそういうことなのかもしれません。
本作の成海璃子さんは良かったです。
彼女の最近の作品は本来のパフォーマンスが出ていないように感じていました。
彼女は凛とした強さ、そしてとびきりの笑顔、この二つを兼ね備えた女優さんだと思います。
最近の作品はどちらか、もしくはこれ以外のところで勝負しようとしていたような気がするのですが、本作ではこの彼女の二つを見ることができます。
桜庭ななみさんが演じていた香奈のような女の子ってクラスにいましたよね。
「もう、男子!ちゃんとやってよ!」みたいな、男子をこっぴどくどやしつける子。
すいません、自分もどやしつけられましたので、あのヘタレ三人組の気持ちわかります(笑)。
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(1)『書道ガールズ』のタイトルから、例の『スウィングガールズ』(2004年)と大同小異かなと思っていました。
実際にも、楽器を手にしたことのない地方の高校生が、ジャズの有名ナンバーを立派に演奏するようになるという後者のストーリーと、僅かの部員しかいない四国の高校書道部の生徒が、他の高校の書道部と競うまでになるという前者のストーリーは... [続きを読む]
受信: 2010年6月27日 (日) 05時49分
» 書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園- [★試写会中毒★]
満 足 度:★★★★★★★☆☆☆
(★×10=満点)
試写 よみうりホール にて鑑賞
2010年05月15日 公開
監 督:猪股隆一
キャスト:成海璃子
山下リオ
桜庭ななみ
高畑充希、他
■内容■... [続きを読む]
受信: 2010年8月 2日 (月) 02時42分
» 書道ガールズ!!わたしたちの甲子園 [映画、言いたい放題!]
書道を題材にしたドラマが、
書道のうんちくが興味深くて、しばらく見ていたのですが、
大人たちの大仰な演技に辟易して脱落。
でも書道には興味あり。
この手の青春モノはもういいかな、とも思うのですが、
評判も悪くないので観てみることにしました。
紙の生産高日本一... [続きを読む]
受信: 2010年10月18日 (月) 00時31分
» 【映画】書道ガールズ!!わたしたちの甲子園…2010年の残務整理(9) [ピロEK脱オタ宣言!…ただし長期計画]
今年最初の夜勤シフトも本日で終了。
で、1月も半分過ぎようとしているんですねぇ…早い
当ブログは未だ昨年の残務整理中
以下は映画観賞記録です
「書道ガールズ!!わたしたちの甲子園」
(監督:猪股隆一、出演:成海璃子、桜庭ななみ、山下リオ、2010年邦画)
TSUTA...... [続きを読む]
受信: 2011年1月14日 (金) 14時35分
» 書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-/成海璃子、桜庭ななみ [カノンな日々]
私の大好きな青春部活映画。主演は前作も青春部活映画『武士道シックスティーン』だった成海璃子ちゃん。書道は部活動ではやってませんけど子供の頃に隣家のおじいちゃんが営むお ... [続きを読む]
受信: 2011年1月16日 (日) 09時39分
» 【書道ガールズ】にとっても感動した! [じゅずじの旦那]
ひと筆にかけた思いがある。その筆で書かれた文字は、、、「再生」 まずは来訪記念にどうかひとつ! 人気blogランキング【あらすじ】四国中央高校・書道部の部長を務める里子は、書道家である父に認められるため、真剣に書道に取り組んでいる。しかし真剣なあまり、他の部員に厳しすぎるのが玉にキズ。そんなある日、書道部の顧問を務める池澤先生が、校庭に生徒たちを集め、大音量の音楽にのせて大きな書をしたためてみせる。これを見て感激した書道部員の清美は、父が営む文房具店の閉店セールの呼び込みとして、里子たちを巻き込... [続きを読む]
受信: 2011年2月 5日 (土) 15時49分
» 《書道ガールズ!わたしたちの甲子園》 [日々のつぶやき]
「書道ガールズ!!私たちの甲子園」 [DVD]/成海璃子,山下リオ,高畑充希
¥5,040
Amazon.co.jp
監督:猪股隆一
出演:成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、金子ノブアキ
ひと筆にかけた、思いがある
「里子は親が書道家の娘で厳しく書と向き合う... [続きを読む]
受信: 2011年2月 7日 (月) 10時10分
» 書道ガールズ!! わたしたちの甲子園 [映画感想つれづれ日記]
「ほしのふるまち」公開記念!山下リオ出演映画レビュー第1弾ってことで「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」 [続きを読む]
受信: 2011年8月 9日 (火) 18時56分
コメント
maru♪さん、こんばんは!
そうですね、書道部の面々を演じている若い女優さんたち自身が一所懸命な感じが伝わってきました。
最後のパフォーマンスのところとか、相当の緊張感があったろうし、体力的にもしんどかっただろうに。
ほんとに彼女たちもチームのような感じになっていたのじゃないかな。
いい作品でした。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年6月13日 (日) 21時49分
TBありがとうございました。
お返し遅くなってしまってごめんなさい。TB送ったのですが、反映してないです・・・
最近、上手く飛ばないので、失敗してしまっているかもしれません。ごめんなさい(涙)
この映画、主人公たちと女優さんたちの一生懸命さとか悩みとかが上手くリンクした気がします。
特に成海璃子ちゃんの体当たり感は、"一生懸命"を恥ずかしく思う若い世代に見てもらいたいです!
演技は拙くても、一生懸命さが伝われば人の心は動くんですよね。
投稿: maru♪ | 2010年6月13日 (日) 15時14分
ノラネコさん、こんにちは!
ノラネコさんはパフォーマンスをご存知でしたかー。
僕はまったく知らなくて、書道×パフォーマンスがどうもイメージ湧かなかったのですよね。
でも観てみたら、彼女たちのがんばりにこういうのもまったくありだなあと。
伝統をベースに新しいものを生み出すのは若い力なんだなと思いました。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年6月12日 (土) 07時44分
私も感動しました。
このパフォーマンスは以前テレビで見て知ってたのですが、ワイドショーネタからの企画という事で最初はあんまり期待してませんでした。
でも、上手い具合に時代性も取り込んで、きらきらした青春の輝きを見事に表現してましたね。
ちょっと泣いてしまいましたよ。
投稿: ノラネコ | 2010年6月11日 (金) 23時47分
sakuraiさん、こんばんは!
それほど期待がなかったのもあって、思っていたよりも心に響きました。
それぞれの子が自分なりの壁を打ち破っていく姿はやはりいいものです。
僕は病院の前で自分の名前を書くところが好きでした。
へなへな男子も実は地味にがんばってましたよね。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年6月11日 (金) 20時01分
結構、やられましたよね。気持ちよく。
さまざまな面を、丁寧に描いてて、監督って真面目な人(?)なんだなあなどとも思ったりして。
ちょっと欲張って、手を広げ過ぎて描き切れなかった感もありますが、女の子たちのがんばりは花丸でした。
あの情けな系の男子は、いい味わいを出してなかなかの引き立て役になってましたね!
投稿: sakurai | 2010年6月11日 (金) 08時02分
rose_chocolatさん、こんばんは!
僕も全く期待しておりませんでした。
成海璃子さん、好きだし押さえておかないという感じだったのですが。
物語が進むにつれ、じわじわと心にしみていきました。
大人よりよほど子供たちのほうがしっかりしていて未来を見ているなと。
だからこそ大人たちもあきらめちゃいけないのだなと思いました。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年6月 9日 (水) 22時49分
感動したよねー。
最初タイトル聞いた時、「『書道ガールズ』って何それ?」って感じだったんで、
正直そんなに期待しなかったんですが、
かなり自分のツボを踏まれまくりました。 この映画。
アンジェラ・アキのあの曲がそもそももう涙腺ダメ(笑) で、結構この作品、
「親目線」来てるんですよね。
あと、金子くんがすごくクールな立ち位置なのも高ポイントです。
投稿: rose_chocolat | 2010年6月 8日 (火) 00時20分
KLYさん、こんばんは!
よくある部活ものかと思いきや、けっこうテーマは深かったですし、感動しちゃいました。
特に清美は良かったですよね。
里子が転んでしまったあと、アカペラで歌を歌いだしたときは、あえなく涙腺決壊しておりました。
日本を動かしているおじさんたちよりも、彼女たちのほうが日本の未来のことを感じているような気がしました。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年6月 6日 (日) 22時04分
そうなんですよ。正直言って「書道パフォーマンス」なにそれ?って感じだったんです。私もテレビでやったなんて知らなくて、おじさん的には書道でパフォーマンスってどうなのよって感じだったんですが、これがなんとあんなに感動して泣かされるとは思いもよらず!
若い俳優さんたちばかりなんで演技的には今一つな感じ…というか普通に観たら「ただのアイドル映画じゃん!」って思われるかもです。ただその分実際に女子高生たちだけあってそのまま等身大でした。個人的に清美役の女の子は実に自然な演技でいいなぁと。
あの巨大な筆って墨をひたすと20キロもあるんですってね。成海璃子ちゃんの凄い形相は、なんだか演技を超えて本気の書家になってたようにも見えましたよ。^^
投稿: KLY | 2010年6月 6日 (日) 21時56分