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2010年5月30日 (日)

本 「甲骨文字の読み方」

甲骨文字は古代中国の殷で使われていた文字で、僕たちが普段使っている漢字の元となりました。
ひらがな、カタカナは漢字を元に作られているわけですから、日本語を表記するための文字は甲骨文字を先祖としていると言ってもいいでしょう。
甲骨文字という名称はそれが使われていた殷の時代に、主に占いをするために亀の甲羅や動物の文字に刻まれていたことに由来します。
文字はよく表意文字と表音文字に大別されますが、漢字や甲骨文字は前者にあたります。
つまり漢字はその字が指し示すものやことを表しているサインと言ってもよく、漢字の先祖たる甲骨文字はよりその傾向が強いです。
ただ甲骨文字を見るとなにやら不可思議な図形にしか見えないのですが、それは漢字の先祖なので、着目点さえわかれば比較的類推しやすくなるということです。
本著では甲骨文字の成り立ち、構造を例題をたくさん使いながら説明してくれます。
文字の構造がわかると次は文法。
これは漢語とほぼ同じルールで、英語に近い構造です。
いわゆるSVOの構造(主語・述語・目的語)ですので、なんとなくわかります。
甲骨文字を漢字に置き換えて、そしてレ点など振って読めば訳せちゃうわけですね(とはいえ、甲骨文字から漢字を置き換えるのがけっこう想像力がいりますが)。
ですので、読んでいくとなんとなく図形にしか見えなかった甲骨文字からなんとなく現代の漢字が想像できるようになるのがおもしろいです。
あらためてそうやって漢字を見てみると、なるほど深い意味があるのだなと感心してしまいました。
ただひたすら漢字の書き取りとかを子供たちにやらせるのではなく、漢字の成り立ちとかを教えてあげたらもっと興味を持ってくれるのではないかなと思いました。

「甲骨文字の読み方」落合淳思著 講談社 新書 ISBN978-4-06-287905-7

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