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2010年3月12日 (金)

本 「アメリカの論理」

本著は2003年に出版されているので、内容が言及しているのはブッシュ政権までです。
現在のオバマ政権が誕生しているということには触れていません。
ブッシュ政権当時は批判がありつつも、9・11以降は国民の支持率が高かったということを念頭に読むべきでしょう。
僕個人としては、ブッシュ政権の単独主義(例えば京都議定書離脱とか、イラク戦争とか)というものに対しては違和感を感じて、なぜアメリカはそのような自分勝手なことをするのだろうかと思っておりました。
けれどもそれを理解するにはタイトルにあるように「アメリカの論理」というものを理解しなくてはいけません。
アメリカ以外の国が感じている違和感と同様のものをアメリカは感じているわけではなく、彼らの論理に基づき彼らは行動しているのです。
著者も冒頭で「視点をワシントンDCに置いて、アメリカ人的な思考で世界を捉えること」が大事であると述べています。
これはまさにその通りで、アメリカの行動を理解するには、僕たち日本人の論理で考えるのではなく、アメリカ人の論理で考えるべきなのです。
そうすれば彼らの行動の理由(正しいか正しくないかは別にして)が理解でき、そうすれば彼らが次にどのように行動するであろうか予想もつくわけです。
相手側の視点に立ってまずは理解するというのは、国家戦略に限らず、すべてのことにおいて大事だと思われます。
ビジネスにおいても、得意先、または競合相手がどのような論理で考えているかということをまずは把握するのが、次の1手に繋がるのだと思います。

「アメリカの論理」吉崎達彦著 新潮社 新書 ISBN978-4-10-610007-9

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