本 「秋田殺人事件」
学生の頃はよく読んだ内田康夫さんの浅見光彦シリーズ。
小説は読んだことがない方には、2時間サスペンスドラマなどの映像化作品のほうがおなじみかもしれません。
2時間ドラマとしては最適の原作本だと思いますが、逆に言うとややミステリー小説としてのもの足りなさというのを、いろいろミステリーを読み始めると感じるようになってきてしまいます。
そんなことでしばらく浅見光彦シリーズからは縁遠くなっていたのですが、久しぶりに本作「秋田殺人事件」を読んでみました(BOOK OFFで100円だったので)。
久しぶりの浅見光彦シリーズでしたが、予想に反して(失礼!)けっこうおもしろく読めました。
すらすらと読める心地よさは相変わらずですし、今回扱っている事件のテーマが少し社会派的であったからかもしれません。
浅見光彦以外のキャラクター、副知事の望月世津子が魅力的であったことも要因の一つでしょう。
うん、久しぶりの浅見光彦シリーズとしては良かった。
他にも読んでみようかな。
「秋田殺人事件」内田康夫著 角川書店 文庫 ISBN978-4-04-160772-5
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