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2009年11月21日 (土)

本 「悪夢のギャンブルマンション」

木下半太さんの「悪夢」シリーズ第四弾です。
でも「奈落のエレベーター」があるので、第五弾というべきか・・・。
登場するキャラクターは、「悪夢のエレベーター」「奈落のエレベーター」と生き残ったマッキー、そして「奈落のエレベーター」で登場し、最強のオカマとしてレギュラーの座をもぎとったジェニ子ことジェニファーです。
加えてジェニファーの元カレのギャンブラー輝男が登場人物として加わります。
マッキーが経営するオカマバーのお客の借金を返すために乗り込んだのは、建物の中の部屋がカジノというマンション。
入ったら最後、賭け事に勝ちながら最上階まで上らなくてはいけないという、まさにギャンブルの「死亡遊戯」か、はたまた浪速の「カイジ」か・・・。
すらすらとテンポよく読めるところは今までのシリーズと同様です。
ただ今までの初期の2作にあるような大ドンデン返しのインパクトはやや薄し。
その点ではちょっともの足りないところもあるのですが、読む自分の期待度も上がってしまっているので、致し方ないところでしょうか。
とはいえ、マッキーとジェニファーのキャラ立ちがいいので、彼ら(彼女ら?)のドタバタを追っていくだけでも楽しいです。
ほとんど反射神経と度胸だけで生きている感じが好きですわ。

木下半太作品「悪夢のエレベーター」の記事はこちら→
木下半太作品「悪夢の観覧車」の記事はこちら→
木下半太作品「悪夢のドライブ」の記事はこちら→
木下半太作品「悪夢の商店街」の記事はこちら→
悪夢のエレベーター」の続編「奈落のエレベーター」の記事はこちら→

「悪夢のギャンブルマンション」木下半太著 幻冬舍 文庫 ISBN978-4-344-41368-9

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コメント

Agehaさん、こんにちは!
読まれましたかー。
僕も一番好きなのは、観覧車です。
どんでん返しも見事でしたし、おっしゃるようにハードボイルドな感じが大好きです。
木下半太さん、脂がのっている感じしますねー。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年12月 6日 (日) 05時40分

やっと読めました~(笑)

舞台劇のシーンとして俳優さんたちが頭の中で動いてます。
そういうふうに想像できる本はとっても読みやすい。

カイジとかライアーゲームとか
いわゆる賭け事、腹の探りあい、
こういうのが好きだったら薦めてオッケーな本。
文体が軽くて面白いってのもあるし・・・。

PS:
個人的には今んとこ観覧車が一番好きかも。
・・・かっこつけすぎやで、まったく。
ちょっとハードボイルド。でもいいんだな~これが。

投稿: Ageha | 2009年12月 3日 (木) 15時13分

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» 悪夢のギャンブルマンション・木下半太 [TSUTAYA×枚方駅前]
ハイ、Agehaです。 ホントなら、今月発売のオススメを書くとこなんですが 自分のシュミですいません。やっと読み終わりました。 ・・・ってか品薄状態が続いてます。幻冬舎さ~~ん 以前、「悪夢のエレベーター」と「悪夢の観覧車」、 エレベーター続編の「奈落のエ... [続きを読む]

受信: 2009年12月 3日 (木) 15時08分

» 木下半太『悪夢のギャンブルマンション』 [日々のつぶやき]
初めての作家さん。 調べてみたら「悪夢のエレベーター」の原作かかれているのですね。 原作未読ですが、エレベーターの方は映画見ました。 「借金返済の為に一千万を持ってギャンブルマンションへと向かうことになったヒロに同行する、オカマ二人と、ギャンブラー。... [続きを読む]

受信: 2010年5月22日 (土) 15時46分

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