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2009年11月22日 (日)

「なくもんか」 生きるための処世術

「舞妓Haaaan!!!」の監督の水田伸生さん、脚本の宮藤官九郎さん、主演の阿部サダヲさんのトリオが再び組んだコメディです。
僕の持論として、優れたコメディは人の人生、生き方を描いているというのがあります。
ただ笑かすだけでは優れたコメディとは言えません。
コメディの笑いというのは、その下敷きにけっこう真面目な人の生き方があるからこそ笑えるのです。
人の生き方などというのは普通に描けばシリアスになるわけですが、それを笑いを通じて描くというのが優れたコメディなのだと思います。

主人公二代目山ちゃんこと下井草裕太(阿部サダヲさん)は、親が盗みを行った家に置き去りにされ、その家の主人夫婦に「なんとなく」可愛がられ、育てられました。
山ちゃんは親の行いについての償いの気持ちや、主人夫婦への恩への報いからか、町内みんなに笑顔を振りまき、いろんな頼み事にもイヤとはいいません。
ずっとよそ者だと思っているということを、劇中で山ちゃんが言いますが、笑顔の八方美人であることが彼が生きていくために身につけた処世術であったのでしょう。
山ちゃんの生き別れの弟である裕介の処世術は、笑いでした。
道化となることで、おもろいやつというポジションを得ることが彼が自分の居場所を見つける術であったのです。
たぶんこういうことは多くの人にあるのではないでしょうか。
僕は実はけっこう人見知りなのですが、たぶん処世術としては山ちゃんに近い感じがします。
日常的につき合っている人は、僕のことは比較的温厚でとっつきやすい人間だと思っているでしょう。
けれどより親しく付き合っている人は、けっこう頑固であったり熱かったりする側面、また引っ込み思案であることを知っています。
そういう取っ付きにくい点を自分が持っているのをわかっているので、それほど親しくないけれど付き合いがある人の前では猫をかぶっているようなところはあります。
それがたぶん僕にとっての処世術なのでしょう。
引っ込み思案なもので僕が本音を出せる人というのもそうそう多くはないので、ただ仮面をつけているばかりだとやはり疲れもするわけです。
本作を観て、このように自分がブログを書いているのもそのはけ口のようなところもあるのだなと改めて思いました。
こちらではかなり僕の本音を書いているので、それがストレス発散にもなっているような気もします。
山ちゃんが日曜の夜にオカマバーのママになり、そこで本音トークをして鬱憤ばらしをしているというのにも妙に共感してしまったりもするわけです。
人というのは社会の中で生きていくには、少なからず自分と社会の間のズレを調整しなくてはいけません。
社会を変えるのはなにぶん大変なことなので、調整するのは自分側になるわけですから、それがストレスになるのだと思います。
山ちゃんという人は、笑顔の裏にずっとそういうストレスを抱えてきたわけで、だからこそ本音を言える本当の家族が欲しかったのだと思います。
裕介が「兄さん」と呼んでくれ、子供たちが「お父さん」と声をかけてくれたことによって、やっと山ちゃんは家族を得ることができました。
もうたぶん山ちゃんはオカマバーに行くことはないのでしょうね。

かなり盛りだくさんの要素が入っている脚本はクドカン作品らしいところ。
下手をするとまとまりが悪くなる寸前のような気もしますが、ギリギリ持ちこたえているのは宮藤さんのセンスか、息の合っている水田監督だからでしょうか。
うまく作っているなというのはエコの話。
本筋の山ちゃんの話とは別なのですが、うまく話の中に取り込んでます。
前半に山ちゃんの女房の徹っちゃん(竹内結子さん)がエコの取り組みをしているのは、やや唐突感があったのですが、ラストでうまく回収をしています。
エコで「地球にやさしく」と言いますが、その必要性を頭で認識していても、心の奥底からそうだと思っている人というのは実はけっこう少ないのではないでしょうか。
「自分だけだからちょっとぐらい」とか「自分一人だけやってもしょうがない」という意識は多分にあるでしょう(自分もそう思うことがあります)。
なぜそういうふうに思うかというと、物語の中でも出ていましたが「やさしく」する対象が「地球」というのはあまりに大きく、またあまりに抽象的なため、なかなかその意義を「心」で感じることは難しいのです。
逆にこれが「おじいさんおばあさん」にやさしくとか、「親孝行」とかだったら、誰でもその大切さを「心」で感じることができると思います。
つまり対象があまりにマクロであると、人間はどうもつかみどころがないと感じてしまうわけです。
本作ではラストの沖縄でのシークエンスでは、エコの話と家族の話、つまりはマクロとミクロの話がクロスオーバーされて描かれています。
そのためエコが単なる抽象論ではなく、家族のエピソードを通じてより「心」で感じられるようになっていると思います。
これは本作の主題ではないと思いますが、宮藤さんの脚本の構造が上手だなと思ったので触れてみました。

冒頭にあげた本作の三人のトリオは息が合っていてとても良いですね。
またいつか三人で組んで、いいコメディ映画を作ってほしいです。

「舞妓Haaaan!!!」の記事はこちら→

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コメント

こにさん、こんにちは!
はじめまして!

そうなんですよね、コメディっていうのは笑いの中に人生が描かれていてこそというふうに思います。
クドカン&阿部サダヲのコンビはそういうコメディの神髄を見せてくれた気がします。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年12月19日 (土) 08時40分

初めまして
m(__)m

TBありがとうございました
こちらからもお返しさせて頂きますね

本当の喜劇役者は泣かせてこそですよね
阿部サダヲさんの今後がとても楽しみです

投稿: こに | 2009年12月18日 (金) 22時04分

ノルウェーまだ〜むさん、こんばんは!

確かに夫婦くらいにお互いを知っている感じはしますよねー。
もう究極のアテ書きでしょうか。
クドカンは監督やるより脚本だけの方がおもしろいなあ。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年12月17日 (木) 22時18分

はらやんさん、こんにちは☆
私もクドカンのシリアスをコメディとして描くというのに感心しました。
笑っているのに泣いちゃう、泣いていているのに笑っちゃう…ところが、人生だな~と思います。
クドカンは劇団『大人計画』でも、脚本をすでに「阿部サダヲ」のために書いているところがあるので、(うちの娘は二人は夫婦だと申しております)これだけの、キャスティングを生かした作品になったのでしょうね。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2009年12月15日 (火) 14時04分

真紅さん、こんばんは!

そうですね、クドカンの作品は笑いの中にも人生ありという作品が多いですよね。
ほんと阿部サダヲさんとの相性は抜群ですよね。
「舞妓Haaaan!!!」も本作も究極のあて書きですよね。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年11月24日 (火) 20時07分

はらやんさん、こんにちは。TBありがとうございました。
記事の最初のほうに書かれている、「人生をシリアスでなくコメディで描きたい」というのが、まさしくクドカンの流儀だと思います。
なかなか簡単なことではないですが、クドカンにはこれからも阿部サダヲというパートナー(?)と一緒に、コメディ道を突き進んで欲しいですね。

投稿: 真紅 | 2009年11月23日 (月) 21時30分

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» なくもんか [映画を観よう]
なくもんか 通常版 [DVD]/阿部サダヲ,瑛太,竹内結子 ¥3,675 Amazon.co.jp 日本 2009年 阿部サダヲ、瑛太、竹内結子、塚本高史、皆川猿時、片桐はいり、鈴木砂羽、カンニング竹山、高橋ジョージ、陣内孝則、藤村俊二、小倉一郎、光石研、伊原剛志、いしだあゆみ... [続きを読む]

受信: 2011年5月 1日 (日) 16時49分

» なくもんか(感想195作目) [別館ヒガシ日記]
なくもんかは地上波でして鑑賞したのだが 結論は舞妓Haaaan!よりも面白い内容だったよ!! 内容は時代に両親と別れ総菜屋に置き去り 祐太... [続きを読む]

受信: 2011年5月22日 (日) 11時29分

» 別館の予備(感想195作目 なくもんか) [スポーツ瓦版]
5月22日 感想195作目 なくもんか TBアドレス http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/hum09041/10896894430/6f7c5335 [続きを読む]

受信: 2011年5月22日 (日) 11時29分

» なくもんか [いやいやえん]
阿部サダヲさんにクドカン。もっとドタバタコメディしてるのかと思ったら以外にもシリアスな展開でびっくりした。 見終わったあと、ハムカツが食べたくなったなあとほんのり思った。 キャラクターは個性的だし、主人公の山ちゃん(祐太)は馬鹿がつくほどのお人よし。竹内結子さんの変わりすぎた徹子は無理があったけれど(20キロどころじゃないだろうって/笑)やはり阿部サダヲさんが上手いなーと思う。直伝ソースよりふつうのソースの方が美味しいのは予告でみてたので知ってましたがちょっと笑っちゃったかな。楳図かずお... [続きを読む]

受信: 2011年11月 2日 (水) 10時18分

» なくもんか [rambling rose]
幼い頃に生き別れた兄弟。兄のユウタは下町のハムカツ屋で可愛がられて成長しやがて店を継ぐ。弟のユウスケは苦労の末、他人だが兄貴分のダイスケとコンビを組み芸人として人気者になる。... [続きを読む]

受信: 2013年4月 6日 (土) 15時08分

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