「ニュームーン/トワイライト・サーガ」 私のために戦わないで!
「私のために戦わないで!」
これは女子だったら、一度は言ってみたい台詞なんでしょうね。
前作「トワイライト 〜初恋〜」は日本の少女コミックのような王道なラブストーリーで大ヒット、すぐに続編の制作が決定しました。
禁断の恋というのは「ロミオとジュリエット」の例を挙げるまでもなく、ラブストーリーの典型なので古くなることなくその時代のティーンはやはり夢中になってしまうのでしょうね。
そして前作の勢いを保ったまま、本作「ニュームーン/トワイライト・サーガ」はアメリカの初日の興行成績は「ダークナイト」を越えた(!)そうです。
ストーリーはというと、前作のレビューの際に予想した通り、吸血鬼エドワードと狼男ジェイコブとベラの三角関係が軸になります。
で、冒頭の台詞が出てくるわけですが、ラブストーリーものとしてはやはり王道の展開となっています。
求愛してくれる二人の間を揺れ動く乙女の気持ち・・・、これもまた古典的でありながらいつの時代でも古くならない題材です。
アメリカ映画、というより邦画までも、最近の映画は男女の恋愛を描くとすぐに一線を越えてしまいますが、本作はあくまでもプラトニック。
前作のレビューでも書いたように吸血は性交のメタファーでありますが、エドワードは愛するベラにそれを行うことを(ベラが求めるにも関わらず)避けようとします。
このあたりのエドワードが「あれ」ばかり考えている同世代の男子とは違い、ストイックなところが、女子に受け入れられているところでしょうか。
美しいからという理由ではなく、その存在こそが自分には必要だと言われたら(それも美男子に)、クラッときますよね。
というような本質的には古典的でベタベタなラブストーリーなので、男子的には恥ずかしくて見てらんない(前作はやや恥ずかしった)となるかなと予想していたのですが、思いのほか引き込まれて観てしまいました。
前作の女性監督キャサリン・ハードウィックから変わって、男性のクリス・ワイツ監督(「ライラの冒険」)になったからでしょうか。
監督が変わっても鬱々とした世界観みたいなものはうまく引き継いでいたと思います。
本シリーズはずっと雨が降っているような陰鬱な町が舞台になっていますが、だからこそ若い男女のプラトニックな愛が眩しく見えるのかもしれませんね。
すでに続編は来年公開が決定しているようです。
主演の二人が瑞々しい間に作っていかないといけないですものね。
| 固定リンク | コメント (10) | トラックバック (48)

最近のコメント