「20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗」 夢見る子供じゃいられない
最近の邦画の中でもかなり大掛かりなプロジェクトである「20世紀少年」、いよいよ最終章です。
<ネタばれしてます>
僕はこの物語の登場人物よりやや下の年代になるのですが、それでも子供の頃に本やテレビなどで観た21世紀の未来図というのは、ロボットが生活の中に入ってきたりとか、エアカーが空を飛んでいたりとか、メトロポリスを貫くチューブの中を高速列車が走っていたりとか、宇宙旅行が普通になっていたりとかしたようなものでした。
漠然と大人になったらそんな世界になるんだろうなあと子供心に思っていました。
けれど大人になって久しく、そして21世紀に入って10年も経とうという時ですが、さきほどの未来図はまだまだ現実にはなっていません。
おそらく自分が生きている間はあのころ描かれていた未来図の実現は無理でしょうね。
この年になればそんなことはなかなか難しいと分別つくのですが、20世紀の中盤、あの頃は子供もそして大人たちもそんな未来がすぐ手に届くところにあると思っていたのだと思います。
そういう意味で20世紀の100年というのは、無邪気で子供のような時代であったと言えます。
それまでの人類の歴史というのは、今を生きるだけで精一杯という時代でした。
そのような時代に未来に目を向けるなどという余裕はなかったでしょう。
しかし産業革命が起こり、20世紀を向かえ、人類は今を生きることだけ考えれば十分な余力を持ち、そのため未来に目を向ける余裕がでてきたとのだと思います。
また工夫をすればするほど効率的になるという進歩というものを実感できた時代だったのだと思います。
「右肩上がり」が普通である、歴史的にみるとあまりない状態というのが20世紀であったのです。
けれども20世紀後半から徐々にその進歩はやがて遅くなり、そして21世紀に入る時には様々な課題が表面化してきます。
地球環境問題などはその一例ですが、進歩というものが必ずしも今までと同じようにはいかないということを僕たちは気づいたのです。
考えてみれば、「右肩上がり」の時代というのは20世紀だけで、そういう意味では特異な時代であったと言えるでしょう。
たぶんそのような時代の気分は、その時代に暮らす人々にも影響を与えていたはずです。
20世紀という時代は夢を見ることができ、それを実現できると無邪気におもっていた時代であったのだと思います。
けれど子供が大人になるのは、夢がそのまま叶うということはないという知るときです。
いろいろな周囲の状況、自分の実力、そんな様々なものによって、夢と現実の調整を次第に合わせ、ある意味妥協していくというのが、大人になっていくということなのでしょう。
妥協というとちょっとネガティブな感じがしてしまいますが、これは夢を捨てるということではなくて、夢と現実の間のいい具合のところを探していくといったイメージであると思います。
本作に出てくる「ともだち」という人物は夢と現実の調整をできなかった人物であると思います。
普通はどちらかといえば、夢を現実に合わせていくということになっていくと思いますが、「ともだち」は夢に現実を強引に合わせていくということを行っていきます。
そういう点で「ともだち」はずっと子供のままでいた人物であると言えます。
また大人になるということは自分のやったこと、言ったことに責任を持つということだと思います。
その意識を持つということが大人になるということです。
「ともだち」についてはこの点が一切欠如していると思えます。
けれどもそれは「ともだち」だけでなくケンヂもそうであったのでしょう。
小さい頃の万引きのこと、これをずっとだまっていたことが結局は「ともだち」を生んでしまった。
エンドロール終了後のエピソードというのはとても重要で、自分が行ったことの責任をようやくケンヂは果たしたのです。
「俺はみんなが思っているような男ではない」
とケンヂは言います。
ヒーローでもなんでもない。
自分が言ったこと、やったことの責任をとってこなかった男だと。
だからこそ、それを果たさなければ大人にはなれないとケンヂは思ったのだと思います。
20世紀、子供のように人類が夢を見た時代。
そして21世紀、夢見る子供じゃいられなくなった人類。
自分がやったことに責任をとり、人類は大人になれるのでしょうか。
「20世紀少年」の記事はこちら→
「20世紀少年 -第2章- 最後の希望」の記事はこちら→

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» 20世紀少年-最終章- ぼくらの旗 [LOVE Cinemas 調布]
浦沢直樹の同名コミックの映画化第3弾。監督はもちろんシリーズを通して同じ堤幸彦。出演者も全く変わっておらず唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、藤木直人、石塚英彦、宮迫博之…と挙げ始めたらきりがない空前絶後のオールスターキャストです。いよいよ“ともだち”の正体が明かされることになる本作は、原作とは異なる結末を用意。いったいどうなるんでしょうか。... [続きを読む]
受信: 2009年9月 6日 (日) 21時03分
» 「20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗」プチレビュー [気ままな映画生活]
遂に、映画「20世紀少年」が完結する日になった。
初めて原作を読んでからずっと切望していた映画化。
それが3部作として現実になり・・・その夢が今日で
終わってしまうのかと思うと寂しくもなりました。... [続きを読む]
受信: 2009年9月 6日 (日) 22時03分
» 【20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗】僕が20世紀少年なんだよ [映画@見取り八段]
20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗
監督: 堤幸彦
出演: 唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨
公開: 2009年8月... [続きを読む]
受信: 2009年9月 7日 (月) 01時31分
» 「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
映画「20世紀少年 <最終章> ぼくらの旗」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、香川照之、平愛梨、藤木直人、石塚英彦、宮迫博之、佐々木蔵之介、山寺宏一、高橋幸宏、佐野史郎、森山未來、古田新太、小池栄子、..... [続きを読む]
受信: 2009年9月 7日 (月) 07時10分
» 「20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗」旗は翻らなかった、散々の出来 [soramove]
「20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗」★★★
唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子主演
堤幸彦監督、155分、2009年
→ ★映画のブログ★
どんなブログが人気なのか知りたい←
「3部作の最終章、
延々と「トモダチ」とは誰なのか?
首より下や後ろ姿ばかりが何度も何度も
そんなこと今、起こってることより大切なのかと
そのどうでもいいことを冗長に語り
結局どうってことない場所に着地... [続きを読む]
受信: 2009年9月 7日 (月) 07時30分
» 20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 [C note]
ともだち最終章。 <あらすじ> 西暦2017年にあたる<ともだち暦3年>。神とな [続きを読む]
受信: 2009年9月 8日 (火) 13時51分
» 【20世紀少年-最終章-ぼくらの旗】 [日々のつぶやき]
監督:堤幸彦
出演:唐沢寿明、豊川悦司、平愛梨、常盤貴子、香川照之、石塚英彦、藤木直人、古田新太、黒木瞳
そうだよ、ぼくだよ。ぼくが“ともだち”だよ
いよいよ最終章!待っていました。
初日に見たかったんだけど、どうしても時間合わずでやっ... [続きを読む]
受信: 2009年9月 9日 (水) 14時14分
» 20世紀少年 最終章「ぼくらの旗」 [創作といろいろ]
映画三部作の最終章、観てきました~。
以下ネタバレなので、まだ観てない人は読まないでね!
主人公ケンヂが少年時代に仲間達と考え出した、人類滅亡のお話。
20年後、その人類滅亡のストーリーよげんの書のとおりに起きる事件の数々。
かつての仲間が作ったマークをシンボルにしている、謎のカルト教団。
ケンヂ達はよげんの書を実現させている教祖「ともだち」の正体と、
事件の真相を探ろうとする。
とも... [続きを読む]
受信: 2009年9月10日 (木) 21時49分
» 20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 [ダイターンクラッシュ!!]
2009年8月29日(土) 16:55~ TOHOシネマズ川崎7 料金:1300円(川崎の金券屋で前売りを購入) パンフレット:600円(買っていない) 『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』公式サイト 三部作の最後。前作、前々作といまいち響かなかったのだが、惰性で観に行った。 惰性と言っているくせに、初日に行くなんて、期待度マックスみたいで恥ずかしい。 結局、気色の悪い覆面の上、ボイスチェンジした怪しい奴に席巻されている設定が受け入れがたいのと、世界を席巻しているはずなのに組織力がどう見てもシ... [続きを読む]
受信: 2009年9月11日 (金) 01時35分
» 20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗 [★YUKAの気ままな有閑日記★]
いよいよ『20世紀少年』も最終章―“ともだち”の正体は誰なのか、、、楽しみ〜【story】“ともだち歴3年”の2017年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、殺人ウイルスが蔓延する東京は壁で分断され、都民の行動は完全に制限されていた。そして、“ともだち”は「8月20日正午、人類は宇宙人に滅ぼされる。私を信じる者だけが救われる。」と説いた。そんな中、カンナ(平愛梨)は反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、行方がわからなくなっていたケンヂ(唐沢寿明)が突然現われる― ... [続きを読む]
受信: 2009年9月12日 (土) 21時53分
» 20世紀少年 ぼくらの旗 [花ごよみ]
原作は浦沢直樹のコミック「20世紀少年」。
そのコミックの実写化。
3部作の最終章。
“ともだち”は今や、
世界に君臨する大統領。
日本ももちろん“ともだち”に、
支配されている。
カンナ(平愛梨)は今、
“ともだち”に対して反政府組織の
氷の女王となって、
武装蜂起を企てている。
ともだちの正体は?
“しんよげんの書”とは?
行方の分からない状態だった
ケンヂ(唐沢寿明)も出現。
原作は知らないので、
展開にドキドキ。
映画に集中出来ました。
終盤の戦いはちょっと
冗漫... [続きを読む]
受信: 2009年9月13日 (日) 07時41分
» 20世紀少年 -最終章- [Akira's VOICE]
友達と笑いあおう!!
[続きを読む]
受信: 2009年9月13日 (日) 12時05分
» 20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗 [そーれりぽーと]
時間的制約をものともせず、ストーリーだけでなくキャストもカットも何もかも極限まで原作漫画にそっくりに作った結果、完成度の高さで大喝さいで迎えられた第1章。
カンナが似てないせいかしっくり来ない印象を抱えたまま、途中から原作からズレていく展開が裏目に出たように感じた第2章。
第3章はそれでもまた何かやってくれそうで期待せずにはいられない!
ということで、『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』を観てきました。
★★★
んー、微妙。
しっかり描いて面白いとこは面白いとこであるんだけど、そうでない場面と... [続きを読む]
受信: 2009年9月13日 (日) 16時04分
» 『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』 ('09初鑑賞115・劇場) [みはいる・BのB]
☆☆☆★- (5段階評価で 3.5)
8月29日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 14:15の回を鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2009年9月13日 (日) 21時52分
» ★「20世紀少年<最終章> ぼくらの旗」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
今週の平日休みの2本目。
いよいよ最終章のシリーズ。
原作とは別のラストシーンを用意してるらしいが・・・
原作未読のひらりんとしては、どうでもいいけど、
一応「ウィキペディア」で「ともだち」の正体は知っちゃってるので、
それがホントかどうかが楽しみ。。。
... [続きを読む]
受信: 2009年9月13日 (日) 23時31分
» 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 [必見!ミスターシネマの最新映画ネタバレ・批評レビュー!]
[20世紀少年 ネタバレ] ブログ村キーワード ↓ワンクリックの応援お願いします↓ 評価:9.0/10点満点 2009年78本目(73作品)です。 【あらすじ】 ともだち暦3年(西暦2017年)。 世界大統領として世界中を支配されている“ともだち”は、「8月20日正午、人類は宇宙..... [続きを読む]
受信: 2009年9月14日 (月) 14時23分
» 【映画】20世紀少年 最終章 [新!やさぐれ日記]
▼動機
ラストが見たいだけ。
▼感想
まさか、こんなサイテーな改変をするとは・・・
▼満足度
★☆☆☆☆☆☆ ひどすぎ
▼あらすじ
“ともだち歴3年”の2019年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断。都民の行動は完全に制限されていた。そんな中、カンナ(平愛梨)は反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、行方がわからなくなっていたケンヂ(唐沢寿明)が突然現われる。
※2017年だと思うんだがYahoo映画が20... [続きを読む]
受信: 2009年9月14日 (月) 20時26分
» 劇場鑑賞「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」 [日々“是”精進!]
映画「20世紀少年」最終章オフィシャル・ガイドブック「20世紀少年-最終章-ぼくらの旗」を鑑賞してきました浦沢直樹の同名コミックを堤幸彦監督が空前のオールスター・キャストで映画化した3部作の完結編。原作とは違う映画オリジナルの結末が用意され、ついに明かされ...... [続きを読む]
受信: 2009年9月14日 (月) 20時57分
» 20世紀少年 ぼくらの旗 [CASA GALARINA]
★★★★ 2009年/日本 監督/堤幸彦
「祭りのあと」
[続きを読む]
受信: 2009年9月15日 (火) 11時27分
» 20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗 [yanajunのイラスト・まんが道]
『20世紀少年〈最終章〉ぼくらの旗』は、浦沢直樹さんの長編漫画「20世紀少年」と完結編である「21世紀少年」の2作を、邦画史上初の3部作で実写映画化したうちの最終章です。先日、劇場に観に行きました。●導入部のあらすじと感想... [続きを読む]
受信: 2009年9月18日 (金) 00時02分
» 『20世紀少年 最終章 -ぼくらの旗-』@吉祥寺東宝 [映画な日々。読書な日々。]
“ともだち歴3年”の2019年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断。都民の行動は完全に制限されていた。そんな中、カンナは反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、行方がわからなくなっていた... [続きを読む]
受信: 2009年9月18日 (金) 19時16分
» 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『もうひとつの 結末。 もうひとりの ともだち。』
コチラの「20世紀少年 最終章 ぼくらの旗」は、浦沢直樹によるベストセラーコミックを3部作構成で実写映画化し、昨年夏に公開された「20世紀少年 第1章 終わりの始まり」、今年初めに公開された「「20世紀少年 第...... [続きを読む]
受信: 2009年9月19日 (土) 08時30分
» 20世紀少年 ぼくらの旗 [to Heart]
もうひとつの 結末。
もうひとりの ともだち。
製作年度 2009年
上映時間 155分
原作 浦沢直樹
脚本 長崎尚志 浦沢直樹
監督 堤幸彦
主題歌 T・レックス 『20th Century Boy』
出演 唐沢寿明/豊川悦司/常盤貴子/香川照之/平愛梨/藤木直人/佐々木蔵之介/佐野史郎/森山未來/木南晴夏/六平直政/中村嘉葎雄/黒木瞳
浦沢直樹によるベストセラーコミックを、邦画史上初の3部作で実写映画化した最終章。
{/book_mov/}“ともだち歴3年”の2017年、世界は... [続きを読む]
受信: 2009年9月19日 (土) 11時48分
» 『20世紀少年 最終章 -ぼくらの旗-』@吉祥寺東宝 [映画な日々。読書な日々。]
“ともだち歴3年”の2017年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に支配され、殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断。都民の行動は完全に制限されていた。そんな中、カンナは反政府組織として武装蜂起する一方、“血の大みそか”以降、行方がわからなくなっていた... [続きを読む]
受信: 2009年9月21日 (月) 20時53分
» 映画:20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 [よしなしごと]
3部作もいよいよ佳境。遅くなっちゃいましたが20世紀少年<最終章>ぼくらの旗を観てきました。 [続きを読む]
受信: 2009年9月23日 (水) 04時55分
» 20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 [勝手に映画評]
『20世紀少年』の最終第三部。ともだちが誰か?と言う謎が解き明かされます。また、ケンジの生死も明らかになります。
ここまでの2作と違い、これまでの謎の解き明かし、ここから先起こる事の説明、逆に説明の無い状況変化と結末に持っていく気満々のストーリーです。結末を描かなくてはならないのである程度仕方ないのかもしれませんが、ちょっと退屈なストーリーに感じます。もう少し盛り上がりがあっても良かったかも。時間も155分と少し長いしね。また、突っ込みどころは満載です。でも、それには触れないことにしましょう。
... [続きを読む]
受信: 2009年9月23日 (水) 16時46分
» 『20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗』 [唐揚げ大好き!]
そうだよ、ぼくだよ。
ぼくが”ともだち”だよ
■西暦2017年にあたる“ともだち暦3年”。世界は“ともだち”に支配されていた。殺人ウィルスが蔓延し、東京は巨大な壁で分断されていた。やがて“ともだち”は来たる8月20日に人類が滅亡すると宣言する。一方、秘... [続きを読む]
受信: 2009年9月24日 (木) 05時20分
» 『20世紀少年<最終章>僕らの旗』 これは“恥ずかしいくらいピュアなロック映画”なのだ [ketchup 36oz. on the table ~新作映画レビュー]
『20世紀少年 -最終章- 僕らの旗』
第1章の公開から1年!待ちに待った最終章…引っ張りにひっぱった完結編です。
当初より原作とは異なる結末であることを明らかにし、試写会でさえもラスト10分間のシーンはカットする、という徹底ぶりだった、本作の出来栄えは?!... [続きを読む]
受信: 2009年9月24日 (木) 06時47分
» 20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 [パピ子と一緒にケ・セ・ラ・セラ]
「YAWARA」「MONSTER」の人気漫画家・浦沢直樹による大ベストセラー・コミックを、全3部作で堤幸彦監督が映画化した第3弾。
総製作費60億円を費やした邦画史上初の一大プロジェクトが、いよいよ完結する。
物語:舞台は2017年、世界大統領として君臨する“...... [続きを読む]
受信: 2009年9月26日 (土) 06時44分
» 20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 [いい加減社長の映画日記]
とうとう三部作の最後を飾る最終章。
正直言って、前2作は、なんかもやもやして、期待の大きさに比べると・・・では、あったのだが。
でも、最後まで見届けないと、ということで「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」を鑑賞
「UCとしまえん」は、土曜日の午前にしては、かなり多めかな。
「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」は、大きめのスクリーンで、9割程度。
【ストーリー】
“ともだち歴3年”(2019年)。
世界は「世界大統領」として君臨する“ともだち”に支配されていた。
殺人ウィルスが蔓延した東京は聳え... [続きを読む]
受信: 2009年9月27日 (日) 09時35分
» 『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』 2009-No33 [映画館で観ましょ♪]
総製作費60億円、300名を超えるオールスターキャスト。
はい。 本当にもったいないほどに豪華な出演者です。
第1章が面白かったか... [続きを読む]
受信: 2009年9月28日 (月) 08時23分
» 20世紀少年最終章 [かりんのつれづれなるblog]
20世紀少年最終章みてきました。 1章2章をTVで見てしまったので、 一応みてお [続きを読む]
受信: 2009年10月12日 (月) 21時32分
» 09-269「20世紀少年 -最終章- ぼくらの旗」(日本) [CINECHANの映画感想]
ともだちを作ったのは俺だ
西暦2017年にあたる“ともだち暦3年”。世界は“ともだち”に支配されていた。殺人ウィルスが蔓延し、東京は巨大な壁で分断されていた。やがて“ともだち”は来たる8月20日に人類が滅亡すると宣言する。
一方、秘密基地の仲間たちは“ともだち”の追っ手から逃れ、身を潜めながらそれぞれにレジスタンス活動を繰り広げる。そしてカンナは、ひときわ過激な“氷の女王一派”を組織し武装蜂起を計画していた。
そんな中、行方が分からなくなっていたケンジがついに姿を現わし、いよい...... [続きを読む]
受信: 2009年11月 9日 (月) 00時12分
» 20世紀少年 ぼくらの旗 [ルナのシネマ缶]
20世紀少年もいよいよ最終章!
原作とは違うラストってことで、
いったい「ともだち」の正体は
どうオチをつけてくれるのか?と
思っていましたが・・・・
なるほどねぇ〜!そうきましたか!
まあ、原作のラストはちょっと
グダグダだったので、これはこれで
解りやすかったかもしれませんね〜。
ともだち歴3年”の2017年、世界は世界大統領として君臨する“ともだち”に
支配され、殺人ウイルスがまん延した東京は高い壁で分断されていた。
そんな中、カンナ(平愛梨)は反政府組織として武装蜂... [続きを読む]
受信: 2010年1月19日 (火) 23時55分
» 「20世紀少年 ぼくらの旗」 [てんびんthe LIFE]
「20世紀少年 ぼくらの旗」ユナイテッドシネマ豊洲で鑑賞
3部作の最終章。
原作とは違う結末とは…。
1,2と結構楽しんでみていたので”ともだち”の真相がわかる3章目はとても期待していたけど、結局のところ、2時間以上引っ張るばかりで特に面白いものではありませんでした。
それでもあの広い豊洲の10番スクリーンがほぼ満員というすごいことになってました。
ただただむりやり引っ張ってるといった感じ。
中心人物たちがなんの打ち合わせもなく単純に自分勝手に動き回っているだけで、話がこん... [続きを読む]
受信: 2010年1月20日 (水) 08時53分
» 「20世紀少年」第1章~最終章&もうひとつのエンディング★★★★ [***JoJo気分で気ままにGO!***]
'09年製作 監督:堤幸彦 出演:唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子、平愛梨、香川照之、石塚英彦、宮迫博之、藤木直人、古田新太、森山未來、小池栄子、黒木瞳ほか(敬称略) ロック・ミュージシャンになる夢をあきらめ、失踪した姉に代わって実家の酒屋を継ぎ、コン...... [続きを読む]
受信: 2010年2月28日 (日) 16時07分
» 20世紀少年 最終章 <ネタバレあり> [HAPPYMANIA]
最終章 〜ぼくらの旗〜とうとう 最終章ですな今回もたっくさんのタレントさん出てますね エキストラちっくなのも含めてどこで誰が出てきたか チェックするのも楽し続きもんは 次回作が気になってしゃーないから 今回完結でやっとスッキリでけるわあれから 皆それ...... [続きを読む]
受信: 2010年3月11日 (木) 00時17分
» 20世紀少年<最終章>ぼくらの旗 ─ 世界を変えるのは自分の行動次第 ─ [Prototypeシネマレビュー]
─ 世界を変えるのは自分の行動次第 ─
原作・浦沢直樹のコミックを唐沢寿明、豊川悦司、常盤貴子などのオールスターキャストで実写映画化。3部作の完結編となるのがこの作品です。
最終章はDVD待ちと思っていたのですが、たまたま見れる機会があったので公開終了前の劇場...... [続きを読む]
受信: 2010年3月16日 (火) 08時52分
» 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 [映画、言いたい放題!]
原作漫画は未見です。
でもこの映画のシリーズは全部観ました。
“ともだち歴3年”の2019年、
世界大統領として世界は“ともだち”に支配されていた。
殺人ウイルスがまん延する東京は壁で分断され、
都民の行動は完全に制限されていた。
そんな中、ヨシツネ率いる反政府... [続きを読む]
受信: 2010年4月16日 (金) 00時20分
» 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 [青いblog]
あらすじ 世界大統領」となった“ともだち”が、世界を支配する“ともだち [続きを読む]
受信: 2010年8月28日 (土) 13時51分
» 『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』’0... [虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映...]
あらすじともだち復活から2年後の、ともだち暦3年こと西暦2017年、東京を囲む壁の向こう側にギターを抱えた男が現れ・・・。感想ヨーロッパ最大の漫画賞と言われるアングレー... [続きを読む]
受信: 2010年10月13日 (水) 07時59分
» 映画『20世紀少年<最終章> ぼくらの旗』スペシャルエンディング版(お薦め度★★) [erabu]
監督、堤幸彦。脚本、長崎尚志、渡辺雄介。原作、浦沢直樹。2008年サスペンス映画 [続きを読む]
受信: 2010年11月30日 (火) 09時13分
» 20世紀少年<最終章> ぼくらの旗 [pures movie review]
2009年 日本作品 155分 東宝配給STAFF監督:堤幸彦脚本:長崎尚志 浦沢直樹脚本協力:渡辺雄介原作:浦沢直樹CAST唐沢寿明 豊川悦司 常盤貴子 香川照之 黒木瞳 平愛梨 藤木直人 木南晴夏 佐々木蔵之介 石塚英彦■Story
「世界大統領」となったldquo;ともだ...... [続きを読む]
受信: 2012年7月17日 (火) 01時22分
» 20世紀少年 最終章 ぼくらの旗 [しんちゃんの徒然なる映画日記]
第150回「良いところと、悪いところ。」
やっとここまで辿り着いた。正直、この作品を映像化すると聞いた時「おそらく無理だろう。」と思っていました。しかし、第1作目を観た時は「これは凄い作品ができる」と思いました。そして、今夜の最終作を観終わった感想は・...... [続きを読む]
受信: 2013年7月 5日 (金) 22時27分
コメント
makiさん、こんにちは!
映画版はケンヂ自身が感じた幼き頃の罪に対し、大人のケンヂがいかに清算するかというところがとてもよく描かれていたと思います。
原作よりもわかりやすいラストだったと僕も思いました。
投稿: はらやん(管理人) | 2010年3月12日 (金) 06時28分
こちらも失礼します
ラストの解釈はすばらしかったと思います
コミックスも読みましたが、それよりも、
圧倒的に端的にわかりやすく、「ともだち」は誰しもなりえる可能性もあるし「ともだち」を作らず友達になりえる可能性もある
CMなどの3人の友達!?とか、オリジナルとは違う展開!なんかに惑わされて「結局のところ…同じだったよね…?^;」とは思ってしまいましたが、ケンジが過去へとんだ、あのラストは感動しました
またあのケンジの曲じたいも、どこか郷愁を誘うというか「カレーのにおい」というところだとか、なんだか、子供時代を思い出すというか、いい歌ですよね
投稿: maki | 2010年3月 9日 (火) 14時37分
シムウナさん、こんにちは!
シムウナさんはほんとに本シリーズが好きなんですねー。
映画のラストは原作よりもわかりやすくて良かったような気がします。
映画ならではで、あのライブであの歌が聞けたっていうのはひとつのクライマックスでした。
考えてみれば20世紀っていうのは未来に対してバラ色を見れる希有な時代であったのかもしれません。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年9月20日 (日) 08時35分
TB有難うございました。
20世紀少年大ファンの私は、第1章9回、第2章を5回
映画館で観賞してしまいました。
原作のあの名シーンが再現されて、さらに
ケンヂのあの歌も聞けて、結末の描き方…
原作と言いたい事は同じだけど、描き方が
異なりラスト10分は感動しました。
誰しもがともだちになる可能性があり、ともだちを
生みだしてしまう可能性もあることを…
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
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投稿: シムウナ | 2009年9月19日 (土) 14時48分
まさみさん、こんにちは!
TB&コメントありがとうございます。
20世紀と21世紀、それぞれの時代で生まれた子供はみている未来が違うかもしれません。
ケンヂたちの時代はやはり未来はバラ色だったんですよね。
けれど今現在はバラ色からはほど遠く・・・。
みんなそれに適応しているけれど、ともだちだけは適応できなかったのかもしれません。
みんなに透明人間にされた時点で彼の中の時代は止まってしまったのでしょうか・・・。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年9月12日 (土) 17時59分
はらやんさん、こんばんは。
お邪魔いたします・・・☆
記事にTBさせていただきました。
>また大人になるということは自分のやったこと、言ったことに責任を持つということだと思います。
「ともだちは夢と現実の区別が出来ていない」
というような事をヨシツネ(だったかな?)が言っていましたよね。
ともだちやケンヂを通して、時代の移り変わりを読み取れる映画だったかも知れませんね☆
現実に向き合えなかった者同士でも違った結末を迎えたけれど、
どちらにも切なさを感じるお話でした。
けれども人間のそういう弱さも受け止めて、
そっと背中を押してくれるような・・・
作り手のそんな気持ちも感じられる気がしました^^
投稿: まさみ | 2009年9月10日 (木) 22時15分