「ホッタラケの島 〜遙と魔法の鏡〜」 父娘の物語
誰でも小さい頃はとっても大事にしていたのに、いつの間にかその在処がわからなくなってしまっているモノはいくつかあるはず。
ふと気がついたときに、どこを探しても見つからない。
あんなに大事にしていたから、捨てるはずなどないのに・・・。
そういうホッタラケにされていたモノは、もしかすると狐が持っていてしまっているのかもしれません。
ホッタラケにされているモノ、それは幼い頃の記憶と言っていいかもしれません。
人は大きくなっていろんなことを経験していくに従い、幼かった頃の記憶を忘れていってしまいます。
けれどもその記憶は消えてしまっているのではありません。
たぶん脳の中に記憶がしまわれている場所がわからなくなっているのだと思います。
だから誰かとの会話などをきっかけに、不意に幼い頃の記憶が甦ったりするということはありませんか。
自分本人もあまり意識していなかった記憶。
「ああ、そういえば・・・」と甦る記憶。
たぶんそういうホッタラケにされてしまっている記憶というのは、脳のどこかに溜まっていたりするのでしょう。
それを象徴的に表したのが、本作の「ホッタラケの島」なんではないでしょうか。
遥が冒険する「ホッタラケの島」は遥の記憶の蓄積。
人の記憶というのは雑然とごちゃごちゃとしていて、脈絡がない。
そういう感じがあの「ホッタラケの島」がよく表しているように思います。
遥が探そうとしている形見の手鏡は亡くなった母親の記憶の象徴、そして冒険で出会うぬいぐるみコットンは父親の記憶の象徴でしょう。
お話としては手鏡を探す冒険が主軸になっていますが、僕はじつはコットンとの出会いの方が遥にとってより深い意味があるのだと思います。
遥にとって母親は忘れられない記憶であり、もう届かない失われた存在なのです。
失われたからこそ、その記憶は鮮明であり、遙はお母さんとの思い出は忘れられないものなのだと思います。
けれども父親はいつも一緒にいて、そしていつも忙しそうで、勝手でというイメージが遙にはあります。
幼い頃、どれだけ父親を好きだったとしても、いまはなんだか煙たい存在。
けれど冒険の旅の中で、ずっと忘れていたコットンに出会います。
コットンは父親からの誕生日プレゼントだったのです。
そしてコットンは、遥を守るために自らを犠牲にします。
それはあたかも父親が、母親を失った遙を思い(自分の喪失感もあるにも関わらず)遥を守り育てようとしていたこととクロスオーバーします。
遥はコットンを通じて、父親がいかに自分のことを大事に思ってくれていたか、そして今もそう思っているかということを理解するのです。
ですので、本質的には本作は母娘の物語というよりは、父娘の物語ではないかと思うのです。
そう考えると、もう少しシンプルにしたほうがわかりやすかったのかなと思います。
手鏡、コットン、そしてテオというアイテムやキャラクターはややもすると相殺し合ってしまっているような気もします。
アメリカではアニメと言ったら3DCGが既に主流。
本作では全編3DCGで制作されています。
ただやはり気になるのは「人間」の描写です。
本作ではテオやコットン、その他ホッタラケの島やその住民たちというのは、3DCGによって活き活きとした生命力を感じさせてくれます。
ただし「人間」に関してはその表情、動きに関してやはり「CGっぽい」違和感を感じるのです。
それは人間だからこそ、細かいところが気になってしまうということだと思います。
そういう意味ではまだまだ人間を3DCGで描くには何かが不足しているということなのでしょう。
活き活きとした人間らしさという点では、手描きのアニメや、ディフォルメされたピクサーのアニメーションのほうがよほど感じてしまうのです。
ピクサーがあえて人間を主人公にしない(しても相当ディフォルメする)のは、その加減がわかっているのからだと思います。
本作の遙もあえてリアルな頭身にこだわらなくても良かったのではと思ったりします。
主人公遙の声は、同じ名前の綾瀬はるかさんが担当。
最近女優さんが声を担当することも多いですが、思いのほか上手でびっくりしました。
彼女の声はもしかしたらアニメーションなどに向いているかもしれません。
コットンの声は、小学生でありながら数々声優の仕事をしている松元環季ちゃん(「電王」のコハナ、「20世紀少年」のユキジの子役)でした。
小学生とは思えないくらいに上手でした。
本作でぐっときたのはやはりコットンが身を挺して遙を守ろうとしたところなのですが、表情がないぬいぐるみに声をあてているにも関わらず、気持ちが伝わってきましたから。
この子は要注目です。

| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 「ホッタラケの島 〜遙と魔法の鏡〜」 父娘の物語:
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [LOVE Cinemas 調布]
『アマルフィ 女神の報酬』と同じくフジテレビ開局50周年記念作品。人がほったらかしにしていつの間にかなくなってしまったモノ、そんなモノで出来た島・ホッタラケを舞台に女子高生・遥の冒険ファンタジーCGアニメーション。制作は『キル・ビル』のアニメを担当したProduction I.Gが担当している。主役の遥の声優を綾瀬はるかが、他にも戸田菜穂、大森南朋、谷村美月といった人気俳優が出演。... [続きを読む]
受信: 2009年8月27日 (木) 20時26分
» 「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」レビュー [映画レビュー トラックバックセンター]
「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 *キャラクター(声優):遥(綾瀬はるか)、テオ(沢城みゆき)、遥の母(戸田菜穂)、遥の父(大森南朋)、美穂(谷村美月)、他 *監督:佐藤信介 感想・評価・批評 等、レビューを含..... [続きを読む]
受信: 2009年8月28日 (金) 17時45分
» 『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』・・・ヒトが最後にホッタラケにするものとは? [SOARのパストラーレ♪]
今月公開作の中で実は一番気になっていた作品。
“期待”ではなくあくまで“気になる”という次元での興味だったわけだが、ストーリー、設定、世界観、美しい2Dの背景、そしてそこに重ねて描かれる3DCGのキャラクターたちとどれも私にとってたまらなく魅力的で、予想以上の秀作だった。... [続きを読む]
受信: 2009年8月29日 (土) 10時31分
» 『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』 [唐揚げ大好き!]
あなたの忘れてしまったモノが
この島にあります。
■ある日、高校生の遥は神社で「無くなったお母さんの形見の『手鏡』を返して下さい。」とお祈りをしていました。すると、目の前に不思議な「きつね」がいるではありませんか!後をつけて奥に入っていくと・・... [続きを読む]
受信: 2009年8月30日 (日) 06時50分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡/綾瀬はるか [カノンな日々]
劇場予告編の映像がとても鮮やかなアートな感じでこれは絶対に観なくっちゃと思ってました。CGのタッチもアメリカ製とはちょっと違って日本のアニメらしい質感で色彩的にはかなり派手なんですけど、不思議と落ち着きが感じられるので楽しみにしてましたヨ。
声の出演はそ....... [続きを読む]
受信: 2009年8月30日 (日) 10時32分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [だらだら無気力ブログ]
『スカイ・クロラ』を手掛けたプロダクションI.Gがフジテレビ開局50周年 記念作品として、埼玉県入間市の民間伝承をモチーフに、人間たちがほったら かしにしていた物で作られた不思議な島quot;ホッタラケの島quot;に迷い込んだ女子 高生・遥の冒険を描く。 ヒ..... [続きを読む]
受信: 2009年8月30日 (日) 10時52分
» 『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』 [ラムの大通り]
----ちょっと遅いよ。
この映画、もう昨日始まっているじゃニャい。
「ごめんごめん
東宝の映画って、次々に公開されて
ちょっと話すのが追いついていかないんだ。
しかもそれに加えて、これは完成したのが公開間近だったからね」
----ふうん。そういうことか。
この映画って、きつねを追っていた少女が森の中に迷い込み、
不思議な水たまりに手を入れると、
異世界に引きずり込まれるって話だよね。
どことなく『ふしぎの国のアリス』って感じ…。
「そうだね。
ヒロイン・遥をその不思議な世界に連れて行く“テオ”も、... [続きを読む]
受信: 2009年8月30日 (日) 21時22分
» 『ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』(2009)/日本 [NiceOne!!]
監督:佐藤信介声の出演:綾瀬はるか、戸田菜穂、大森南朋、谷村美月試写会場 : ニッショーホール公式サイトはこちら。<Story>主人公の遥は、至って普通の女子高生。幼い頃母親を亡くし、父親に育てられた凛とした少女。遥が武蔵野にある子供の頃遊んでいた神社...... [続きを読む]
受信: 2009年8月30日 (日) 22時43分
» 「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」 [みんなシネマいいのに!]
いつのまにか失くしてしまった母親の形見の手鏡を見つけるため、人間の世界でほった [続きを読む]
受信: 2009年8月31日 (月) 01時07分
» ★「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」 [★☆ひらりん的映画ブログ☆★]
今週の平日休みは「TOHOシネマズららぽーと横浜」で2本。
その1本目。
今年は邦画もアニメも鑑賞不足ぎみな気がしてたので、グッドタイミング。 [続きを読む]
受信: 2009年8月31日 (月) 03時16分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [迷宮映画館]
見た映画が少々たまってしまったので、簡単に [続きを読む]
受信: 2009年8月31日 (月) 10時52分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [象のロケット]
「亡くなったお母さんの形見の“手鏡”を返して下さい。」 と神社にお願いをしに行った高校生の遥(はるか)は、おもちゃを運んでいる不思議なキツネを目撃する。 後を追っていくうちに不思議な世界へ迷い込んでしまった遥。 そこは人間がほったらかしにした物で出来ている“ホッタラケの島”で、キツネに見えたのは島の住人“テオ”だった…。 大冒険ファンタジーアニメ。... [続きを読む]
受信: 2009年8月31日 (月) 18時59分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [やっぱり邦画好き…]
大切にしていたぬいぐるみ、プラモデル、何回も読み返した絵本、公園で拾った光る石・・・大切にしていたあの「宝物」は、今どこにありますか?あなたの周りからなくなっていません... [続きを読む]
受信: 2009年9月 1日 (火) 07時16分
» 『ホッタラケの島 遥と魔法の鏡』 試写会鑑賞 [映画な日々。読書な日々。]
16歳の遥は幼くして母親を亡くし、父親と二人で暮らしているが、最近は父とも口げんかばかりしていた。ある日、彼女は母親の形見の大事な手鏡をなくしてしまい、こっそり神社に願掛けに行く。そこにひょっこりとキツネのお面をかぶったテオが現れ、人がほったらかしにしたも... [続きを読む]
受信: 2009年9月 2日 (水) 15時00分
» ホッタラケの島ー遥と魔法の鏡ー [映画君の毎日]
●ストーリー●16歳の遥は幼くして母親を亡くし、父親と二人で暮らしているが、最近は父とも口げんかばかりしていた。ある日、彼女は母親の形見の大事な手鏡をなくしてしまい、こっそり神社に願掛けに行く。そこにひょっこりとキツネのお面をかぶったテオが現れ、人がほったらか... [続きを読む]
受信: 2009年9月 2日 (水) 21時41分
» 「ホッタラケの島~遥と魔法の鏡~」みた。 [たいむのひとりごと]
人間が”ホッタラケ”にしてしまう、もっとも大切なものとは何か?友情あり、裏切りあり、再起ありと、NHKの教育番組で放送されそうなモロに教訓ストーリーだった。大切にしていたのにいつの間にか興味を失くして... [続きを読む]
受信: 2009年9月 3日 (木) 16時59分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [Diarydiary!]
《ホッタラケの島 遥と魔法の鏡》 2009年 日本映画 女子高生の遥は母親の形見 [続きを読む]
受信: 2009年9月 7日 (月) 20時08分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [メルブロ]
ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 277本目 2009-37
上映時間 1時間38分
監督 佐藤信介
出演(声) 綾瀬はるか 沢城みゆき 戸田菜穂 大森南朋 谷村美月 家弓家正
会場 よみうりホール(試写会 167回目)
評価 6点(10点満点)
フル3D、CGアニメーション作....... [続きを読む]
受信: 2009年9月10日 (木) 23時27分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
『あなたの忘れてしまったモノが この島にあります。』
コチラの「ホッタラケの島 遥と魔法の鏡」は、埼玉県入間市にあるハタノヤ稲荷に伝わる民話をモトに、いつの間にかなくなってしまったお母さんの形見の手鏡を取り戻す女子高生の遥(綾瀬はるか)の冒険を描いた...... [続きを読む]
受信: 2009年11月 9日 (月) 20時12分
» 09-234「ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~」(日本) [CINECHANの映画感想]
昔はあんなに大切にしていたのに
幼い頃に母を亡くし、父と2人暮らしの高校生、遥。子どもの頃遊んでいた武蔵野の神社を訪れた彼女は、奇妙なきつねを見つけて後を追う。そして不思議な世界に迷い込んでしまう。そこは“ホッタラケの島”。島の住人たちは人間たちが“ほったらかし=ホッタラケ”にしたモノを、いらないモノと決めつけせっせと島に運び込んでいた。
遥は、いつの間にかなくしてしまった宝物がここにあるはずだと確信する。それは母からもらった大切な手鏡。そこで、きつねの姿をした島の住人テオを無理や...... [続きを読む]
受信: 2009年11月14日 (土) 02時23分
» 『 ホッタラケの島〜遥と魔法の鏡〜』 2009-No31 [映画館で観ましょ♪]
遥ちゃん、肌がツルツル!
高校生ですもんね♪
...っていうか、CGアニメーションですわ。
結構期待して出かけたのですが、
いろんなコ... [続きを読む]
受信: 2009年11月17日 (火) 23時09分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [悠雅的生活]
いつのまにか無くなった、とても大事にしていたモノたち・・・ [続きを読む]
受信: 2010年7月13日 (火) 14時58分
» 『ホッタラケの島 ~遥と魔法の鏡~』 ('10初鑑賞139・WOWOW) [みはいる・BのB]
☆☆☆-- (10段階評価で 6)
10月28日(木) WOWOWのHV放送を録画で鑑賞。 [続きを読む]
受信: 2010年11月 6日 (土) 17時59分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [銀幕大帝α]
09年/日本/98分/ファンタジー・アドベンチャー/劇場公開
監督:佐藤信介
製作:亀山千広
主題歌:スピッツ『君は太陽』
声の出演:綾瀬はるか、沢城みゆき、戸田菜穂、大森南朋、谷村美月
<ストーリー>
幼い頃に母を亡くした高校生・遥は、ある日訪れた武蔵野...... [続きを読む]
受信: 2011年3月29日 (火) 01時48分
» ホッタラケの島 遥と魔法の鏡 [さむこの部屋]
忘れ去られた数々の品々で作られた「ホッタラケの島」に迷い込んだ少女の大冒険を描く。
公開当時、サクがCMの「ホッタラケ」という言葉に妙に反応していたので借りてみまし ... [続きを読む]
受信: 2011年8月 1日 (月) 00時52分
コメント
たいむさん、こんばんは!
そう、ちょっと散漫なのはもったいなかったですよね。
いいお話だったんですけど、もうすこし絞り込んだ方がよかったかなあ。
コットンのエピソードはぐっとくるところがあったので、こちらに焦点があっているとよかったのに。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年9月 3日 (木) 21時58分
こんにちは!
忘れていることと、記憶がないことは別物なのですよね。
ホッタラケ・シアターにはやられちゃいましたが、全体としては散漫なないようで勿体ない感じでした。
コットンは役者さんも含めて良かったですね!
投稿: たいむ | 2009年9月 3日 (木) 17時01分
ノラネコさん、こんばんは!
そうそういつの間にかなくなってしまっているモノってありますよね。
ふとしたときに思い出して、あれってどうしたんだろうと気になるのですが、またすっかり忘れてしまったりして・・・。
過去=母親の思い出=手鏡、今=父親の思い出=コットンという対比はおもしろかったです。
もう少し整理した方がよかったかなとは思いましたけど。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年9月 1日 (火) 22時22分
結構好きな映画です。
失われたモノたちを巡るファンタジーという発想が良いですね。
そういえば私の周りでも・・・と自分の周りから消えていった色々なモノを思い出す機会になりました。
やや詰め込みすぎの感もありますが、力作だったと思います。
投稿: ノラネコ | 2009年9月 1日 (火) 22時01分
sakuraiさん、こんにちは!
確かに、全部を覚えていたらそれに縛られてしまいますものね。
本作は遙にとって良き思い出である母親の記憶から、父親との今後、未来について彼女が目を向けるというきっかけになる旅を描いているのかなと思いました。
やや練りが甘いような感じはありましたね。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年9月 1日 (火) 15時47分
幼い頃の記憶は、消されているのではなく、忘れてると言うか、そうそう全部覚えてたら人間生きていけないというか・・。
この映画のように、人の思い出をかっさらっていくと言う行為が、なんかだめだったなあ。
記憶も大事ですが、人間はこれからを生きていかなければなりませんからね。
私的にはいまいちの映画でした。
投稿: sakurai | 2009年8月31日 (月) 10時58分
rose_chocolatさん、こんばんは!
そう、テオの立ち位置はちょっと曖昧でしたよね。
出番が少ないけれどコットンの方が印象的でした。
母親と手鏡、父親とコットンという結びつきに比べ、ホッタラケの島の案内役になるテオは、遥との関係性でいうと弱くなっちゃうんですよね。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年8月30日 (日) 23時03分
実はちょっとテオの顔が怖かったんですよね。 3G?にしていくのってすごく難しそうだと感じます。 おまけにテオの立ち位置も弱かった。 キャラクターとしてインパクトがなかったのは残念でした。
その分コットンが美味しいところ持ってっちゃったかもしれません。
投稿: rose_chocolat | 2009年8月30日 (日) 22時50分
SOARさん、こんにちは!
願わくば、もう少しお父さんとの話をしっかりと踏み込んで描いてくれるとよかったかなと思いました。
もうすこし物語のバランス調整を行えば、もっと良くなると思います。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年8月30日 (日) 06時05分
そうですそうです!
“お母さんと手鏡”のつながりから始まりますが、行き着くところは“お父さんとコットン”なんですよね。
お父さんの愛情を再確認して現実の世界に戻ったはるかのラストシーン、よかったです。
投稿: SOAR | 2009年8月29日 (土) 10時32分
KLYさん、こんにちは!
そう、コットンとの関係性の方がみんな共感できる部分があると思うんですよね。
そういう点でいうと、キャラクター同士の関係性をもっと整理すればもうちょいわかりやすくてストレートな作品になったような気がしたので、惜しいなあと思いました。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年8月29日 (土) 06時42分
ディフォルメするのはその通りですね。どれだけ精巧に作られたCGでも実写には成り得ません。何故なら実写では1フレームごとに全て全く違う映像だからです。違っていないようで違っている、これを人間は感じ取ってます。CGでは違わないものは違いませんから。だから曽利監督のCGでも私は綺麗だなとは思うんですが、それ以上でも以下でもないんですよね。
そうそう、お話としては正直テオってなんだかなぁって思っちゃいました。遥との関係性が薄いなーって。むしろコットンと遥の関係は、自分に照らして考えちゃうんで、響きましたよ。皆きっと自分の中に自分のコットンっていますよね。^^
投稿: KLY | 2009年8月27日 (木) 20時32分