「宇宙へ。」 ステップ・バイ・ステップ
本日公開の本作、今日明日観ると500円ということで早速観てきました。
宇宙をテーマにしたドキュメンタリーだと最近では「ザ・ムーン」がありました。
人類が月へ、宇宙を目指すという点で同じテーマを扱っている二作品ですが、その視点は異なっています。
「ザ・ムーン」は月を目指し、そして月に立った宇宙飛行士にスポットを当てていました。
彼らが月に立った時の気持ち、そしてそこから地球を眺めた時に感じた気持ちというものを、彼らへのインタビューを通じて伝えていました。
それに対し本作「宇宙へ。」は、かなり客観的な視点で語られているドキュメンタリーであったと思います。
そういう意味では、本作にはドラマチックさというものはなく、淡々と語りは続いていきます。
本作品にメッセージ性を期待して観て、退屈と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
どちらかというと本作は「記録フィルム」を観る人にわかりやすく編集をしたという作品に見えました。
「ザ・ムーン」の語り口が文系的あるとすれば、「宇宙へ。」は技術屋的と言えるでしょう(本作をIHIがスポンサードしているのは観終わって納得)。
本作では月への道のりが淡々と語られていきます。
チンパンジーの弾道飛行に続き、有人の弾道飛行の実施。
その後ジョン・グレンが地球の周回飛行を行い、続いてエドワード・ホワイトが宇宙遊泳を実施します。
そして二人乗りのジェミニ計画、アポロ計画と続いていきます。
それらは無計画に実施されているのではなく、月に人類を立たせるための技術を蓄積・確立するためにステップ・バイ・ステップで実施されているわけです。
月に行くには一人の乗組員だけでは無理だから、複数の人間でのミッションをまず周回軌道上で試す。
月への着陸、また帰還には、ランデブー技術やドッキング技術が不可欠だからそれをテストする。
月へ立つという目的のためにクリアしなくてはいけない関門を一つ一つ着実に越えていくというのが、これらアメリカの宇宙計画であったのです。
関門の突破は時として失敗もあります。
アポロ1号の火災、本作で触れられていませんでしたが「アポロ13号」のトラブル、またスペースシャトルチャレンジャー号の事故など・・・。
けれどもそれらの失敗も検証し、克服してさらに一歩を踏み出してきたわけです。
これらの計画、そしてその遂行は極めて理性的なプロセスです。
本作が描いているのは人の科学的な理性というものではないかと思いました。
この理性的な検証→実践→検証というサイクル(ビジネスではPlan Do Seeサイクルと言われたりもしますが)を学ばせ教えるには良い教材であるような気がします。
そのため淡々とした感じになるのはやややむを得ないことではないかと考えます。
「私にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」
という言葉は有名なアームストロングの言葉ですが、技術という視点で言えば、何事も小さな事を積み重ねていくしか解決はありません。
その実践→検証の繰り返しを続けることが、大事なことなのです。
一足飛びに答えを求めがちな人もいます。
「1%のひらめきと99%の汗」と言ったのはエジソンです。
ひらめきはとても大事なのですが、それを実現するにはやはりステップ・バイ・ステップで検証をしていく作業が必要なのです。
暗記ばかりで理科は嫌いという子供たちも多いと思いますが、理科や技術というのはそもそも暗記していく学問ではないのです。
そういうことを教える事が大事なような気がします。
本作を学校の授業等で見せるのほうが、単純に教科書を読んでいるよりは、子供たちもよほど興味をもってくれるかもしれません。
「ザ・ムーン」の記事はこちら→
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受信: 2009年9月 7日 (月) 03時19分
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一昨日の夜、帰宅途中で最寄駅から坂をのぼっていくと、黄金色の月がひときわ大きく神々しく輝いていた。
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「一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である That's one small step for a man, one giant leap for mankind」
初めて月面をふんだニール・アームストロング船長の名言は、単にいち国家である米国の重要なアポロ計画の成功以上に、人類全... [続きを読む]
受信: 2009年9月 9日 (水) 23時24分
» 宇宙へ。 [☆彡映画鑑賞日記☆彡]
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受信: 2009年9月13日 (日) 08時52分
» 宇宙へ [メルブロ]
宇宙へ 278本目 2009-38
上映時間 1時間38分
監督 リチャード・デイル
出演 NASA関係者
会場 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
評価 5点(10点満点)
「ディープ・ブルー」「アース」のイギリスBBCが、NASA50年の歴史を探るドキュメンタリー映画。
過去の作品のよう...... [続きを読む]
受信: 2009年9月13日 (日) 12時28分
» 宇宙へ。 [象のロケット]
1957年、ソ連が成功させたスプートニクの打ち上げに危機感を募らせたアメリカは、翌年1958年にNASAを設立。 米ソの宇宙開発競争が幕を開けた。 打ち上げに失敗したロケットの姿、船内火災、飛行士たちの死、初の月面着陸…、全てのプロジェクトを記録していた膨大なNASAのオリジナルフィルムをイギリス公共放送BBCが編集し蘇らせた宇宙ドキュメンタリー。... [続きを読む]
受信: 2010年2月14日 (日) 01時37分
コメント
ひろちゃんさん、こんにちは!
ふふ、ワンコインはこの景気では魅力的ですよねえ。
家族でも負担が少なく観に行けるってことでしょうか。
僕の学校でも映画の上映ありました。
「ガラスのうさぎ」っていう太平洋戦争を描いたお話でした。
戦争の悲惨さを伝えたい意図だったのだと思います。
これはこれで大事なのですけれど、もうすこし未来に目を向けた映画を見せるっていうのもアリだと思うんですけれどね。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年8月29日 (土) 07時15分
はらやんさん、こんばんは☆彡
宇宙にはさほど興味がない私ですがσ(^◇^;)
ワンコインにつられて観に行きました(笑)
ヒルズの1番大きなスクリーンで観ましたので
その映像にただただ驚くばかりで、退屈はしませんでした。ですが、アースのような作品かなあと思って行ったので、ちょっと肩透かしだった感じもありましたσ(^◇^;)
はらやんさんが言われるように、こういう作品
授業で見せてほしいですね^^
そう言えば、私が中学の頃って、学校で行く映画鑑賞
がありました^^(ちなみに、風と共に
去りぬでした・笑)はらやんさんの学校では
なかったですか?話がそれてすみませんσ(^◇^;)
投稿: ひろちゃん | 2009年8月27日 (木) 23時23分
hideakifujiさん、こんにちは!
国際宇宙ステーションについてはアメリカは運用を早めに切り上げたいと考えているようです。
参加各国の講義によって少し延長することになったようですが。
アポロ偽造説みたいなものが真面目に語られているアメリカという国は一般的にはあまり宇宙には関心がないのかもしれません。
ケネディ大統領のような強烈なリーダーシップがない限り、今後宇宙計画が縮小されていくのではとちょっと心配です。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年8月23日 (日) 05時43分
KLYさん、こんばんは!
BBCもNHKも、広告などでの視聴率を気にしなくていいからか、良質な番組を作りますよね。
スペースシャトルが登場した時はワクワクしましたね。
普通の人ももう少しで宇宙に行けるようになるかも、と思ったりして。
そのスペースシャトルも2012年で退役ですからね・・・。
世界同時不況などもあって、宇宙開発がまた頓挫しなければ良いのですが。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年8月22日 (土) 18時59分
宇宙の記録映像自体歴史的経緯を積み重ねてきているのですね
これまでの建造物よりとりわけでかい国際宇宙ステーションも現時点で現実に運用されている…
何だか私たちは既にSFの世界に生きているのですね。
宇宙がわかるにつれ、それらに伴う支障も大きくクローズアップされてきつつあります
一般のSF映画 たとえばトータルリコールなど宇宙放射線の影響で遺伝子に影響を受け先天性り障害を持った未来の子供たち…エイリアンシリーズのように純粋に危険なものに対してそれを兵器に転用しようとする未来の企業…2001年宇宙の旅のように、私たちが宇宙の彼方に求めている同胞、それが神のような存在に匹敵する存在だったとしたら私たちは大いに試されることになるだろう、そして私たちは独りぼっちじゃないと言う可能性も…
現実の記録宇宙映画が現実問題として絵空事に映る一般のSF映画に説得力を与える効果をもたらしていると思いました。
しかし一時期アポロ計画は偽者だと言った種類のマスコミ報道があったけど
冷静に考えてあの時代あそこまで膨大な記録映像をあそこまで自然に映っているように見せる偽造技術が果たして地上にあったかどうか
現実の宇宙映像とSF映画の特撮映像には決定的に違いと隔たりがありますね
現実の宇宙映像は取り繕って無い分綺麗な部分と何だからしくない分の両極端に行っていますね。
やはりそれに比べてハリウッドはらしく見せようと演出過多をしていると思う
現実の宇宙映像のティストでSF映画を作ろうとしたのは2001年宇宙の旅くらいですね
投稿: hideakifuji | 2009年8月22日 (土) 18時39分
やっぱ良質なドキュメンタリーを作りますねぇ、BBCは。まさにアメリカ宇宙開発史って感じでした。
私の世代はアポロ計画より前をリアルタイムでは知らないのですけど、スペースシャトルが初めて登場した時の胸の高鳴りやチャレンジャー爆発事故の悲しみは今でもはっきり覚えてます。
ですからドラマチックは映画の中にあるのではなく、私の心の中にありました。
日本人宇宙飛行士も沢山でて、子供たちにとっては私たちの子供時代より宇宙がぐっと身近にはなりましたが、レーガン大統領の言った、実はまだパイオニアなのだということを含めてこの作品を見せてあげて欲しいです。
投稿: KLY | 2009年8月22日 (土) 02時53分