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2009年7月10日 (金)

「劔岳 点の記」 仲間たち

「何故山に登るのか?」
この問いに「そこに山があるから」と答えたのは、エベレストに挑戦し続けたイギリスの登山家のジョージ・マロリーだと言われています。
けれど本作で描かれる劔岳の登頂を目指す男たちがこの問いに答えるとしたら、「いっしょに登る仲間がいるから」と答えるような気がします。

さすが長年カメラマンを続けてきた木村大作監督だけあって、彼が映し出す劔岳は厳しく、そして美しい。
古くより崇拝の対象となっていた立山連峰。
その山々の中でも、その名の通りに刃のように鋭く人を寄せ付けない劔岳。
切れ味の鋭い日本刀が美を内包しているように、その山は人が目を見張る美しさを持っています。
その美しさ、厳しさを前にして、人はとても小さい存在に見えます。
それは人の存在など関係なく、ただその山がそこにあるという圧倒的な存在感のためだと思います。
自然を征服できるなどという人間の思いをことごとくはねつける厳しい壁。
その壁を前にして、人はあまりに小さい存在なのです。
山に功名をあげるため登る人もいるでしょう。
けれどそのような個人のちっちゃな思いでは、この山にはとても歯が立つわけはありません。
圧倒的な存在である劔岳に対して、ひとりひとりは小さい人間が思いを一つにし挑戦したとき、道は開けます。
僕が好きなシーンは、測量隊がまさに頂上に達しようとする場面です。
ガイドという裏方の立場から初登頂の栄誉を雇い主である柴崎にゆずろうとする長次郎。
けれども自分たちは仲間だと、それを長次郎にゆずろうとする柴崎。
この数年なにか世の中がギスギスし、自分さえよければという気持ちが蔓延しているような気がします。
そんな時代だからこそ、このように互いに尊敬し合う仲間たちの姿に清々しさを感じました。

ラストのタイトルロール。
そこに書かれていたのは「仲間たち」という言葉。
「キャスト」や、「スタッフ」、そして「監督」という肩書きですら、そこには書かれていませんでした。
おそらく辛い撮影だったに違いありません。
美しさと、そしてそれ以上に厳しさを持った劔岳を前にして、この作品を作る人たちは、柴崎測量隊と同じように、肩書きや立場を越えた仲間としての結束感を持ったのではないのでしょうか。
その思いがタイトルロールに表れているような気がしました。

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コメント

シムウナさん、こんにちは!

大きな山という存在を目の前にすると、自分というのを観直すことになるのかもしれないですね。
映画を通して、劔岳の持つ神聖な力というものを感じました。

投稿: はらやん(管理人) | 2010年2月20日 (土) 17時31分

TB有難うございました。
この映画を見ていると、自分の生き方
人生について自問自答してしまいました。
何をしたかではなく、何のために…
映画で語られる言葉も胸に突き刺さりました。

今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!

投稿: シムウナ | 2010年2月20日 (土) 17時13分

ノルウェーまだ〜むさん、こんばんは!

すばらしい映像でしたよね。
映画で描かれた測量隊もそうでしたが、この映画を作った人々の苦労も並大抵のことではないと思います。
最近はCGなどでなんでも表現できますけれど、やはり「本物」というのは醸し出す存在感が違いますよね。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年7月26日 (日) 21時31分

はらやんさん、こんばんわ☆
自然の厳しさと美しさを最大限に魅せてくれた映画でしたね。
私も最後の「仲間たち」に感動しました。
公式サイトでも、予告編を見せずに、このスタッフ達がせっせと機材を担いで、黙々と登っていく様子を、延々とやっているところからも、みんなで作り上げたという気持ちを感じますよね。
山岳隊の手旗信号のメッセージがまさにそれですよね。

投稿: ノルウェーまだ~む | 2009年7月25日 (土) 22時56分

たいむさん、こんにちは!

映像的にほんとに美しい風景でした。
厳かでありさえしました。
そこに仏がいると言われるのもわかるような気がしますよね。

確かに7月はさえない感じがしますね。
夏休みなのに・・・。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年7月19日 (日) 06時05分

観てよかった~って映画でしたね。
6月公開作品は良作目白押しだったのに、7月がちょっとさびしいです。

「アマルフィー」は観たらおじゃましますね。

投稿: たいむ | 2009年7月18日 (土) 19時27分

sakuraiさん、こんにちは!

本作はCGなどは使わなかったようですね。
その場所に自分で行かなければとれない映像でありました。
役者さんもその場に立っているからこそ出てくる表情というのもあったでしょうね。
実際の測量隊と本作の撮影隊が重なってみえます。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年7月13日 (月) 16時18分

見た甲斐のある映像でした。
誰かが撮らなきゃ、映画はできんちゃ、って、ちょっと安直でしょうか。
なは。
かなりの難行苦行だったようですが、これだけのことができたのは、仲間がいたからですよね。
びんびん感じました。
それにつけても、陸軍のアホさ加減は、変わらずですね。

投稿: sakurai | 2009年7月13日 (月) 10時32分

ななさん、こんにちは!

礼節って言葉がぴったりですね。
それは自然に対しても、人に対しても。
最近はほんとになくなってしまいました。
本作は山のシーンは実際に登って撮ったそうですね。
撮影するために山に登る。
作品の中で語られていた測量隊と映画を作った人たちがかぶりました。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年7月12日 (日) 08時52分

こんばんは。
今の時代にはあまり見られなくなってしまった
日本人の美徳が満載の清々しい作品でした。
あの時代の人々は,なんと強く,優しく,そして礼節があったのか・・・
誇りと強い意志を持って仕事をする人って美しいですねぇ・・・
撮影も大変だったこの作品,
クランクアップしたときの全員の達成感は大きかったと思います。

投稿: なな | 2009年7月12日 (日) 02時41分

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