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2009年7月13日 (月)

「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」 ちょっと飽きが・・・

昨年放映されてけっこうはまった「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」の続編が、本作「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」になります。
前作ではありそうであまりなかった、怪獣VS怪獣の戦いをメインで見せるというところが新鮮でした。
本作は怪獣たちを操る怪獣使い(レイオニクス)たちの戦いにもなります。
つまりは前作は怪獣VS怪獣だったのが、加えて星人VS星人との戦いというのを見せてくれます。
とはいえ、それは怪獣同士の代理戦闘になるのですが。
ただ残念なのは、前作で新鮮であった怪獣VS怪獣という戦いもやはり2作目となると新鮮味がなくなっているような感じがしました。
ちょっと飽きを感じてしまいました。
また前作は主人公レイの正体はなになのか?、レイオニクスとは何なのか?という謎が物語を牽引する力となっていたのですが、本作ではそのような強い牽引要素がありません。
確かに最強の宇宙人であるレイオニクス星人の野望を挫くというのはあるのですが、それは今までのヒーローものにもよく見られる構造であるので、逆に陳腐化して見えたのも事実です。
前作ではウルトラマンが驚きの登場をしましたが、本作に絡んでくるのはウルトラセブン。
物語冒頭よりアイスラッガーがでてくるので、これは明らかですが、絡み方はちょっと踏み込んで欲しかった。
ウルトラセブンというのは、カプセル怪獣(ミクラス、ウィンダム、アギラー等)を使役するという他のウルトラマンにはない力を持っています。
実はウルトラセブンはレイオニクスだった!なんて展開であれば、もうちょっと燃えられたかもしれません。
ウルトラセブンVSレイモン(レイ)なんていうのが実現していたら、おもしろそうじゃありません?

とはいえ、本シリーズは「ウルトラマン」シリーズからのスピンアウトしたシリーズにも関わらず人気はあるようで、とうとう映画にもなるようです。
「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」というタイトルだそうです。
こちらにはウルトラマン、ウルトラセブン、そしてメビウスも出るようですね。
観に行ってしまうよなあ・・・、たぶんきっと。

前作「ウルトラギャラクシー 大怪獣バトル」の記事はこちら→
劇場作品「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」の記事はこちら→

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