「おと・な・り」 音からにじみ出るその人らしさ
「インスタント沼」を先日観賞したので、本日はまたまた麻生久美子さん主演の「おと・な・り」を観てきました。
あちらの変な感じの麻生さんも好きですが、本作のような正統派の麻生さんもいいですねえ。
今日から「ウルトラミラクルラブストーリー」も公開ですが、こちらも早く観ないと!
「基調音」という言葉は初めて聞きました。
「普段は意識していないけれど、いつもそばにあって、それがないとなんとなく寂しくなる音」のことだそうです。
確かにこういう音はあるかもしれませんね。
電線の上で啼く雀のチュンチュンという鳴き声だったり、ザワザワとした人の喧噪だったり、冷蔵庫のブーンという音だったり。
長く同じところで暮らしていると、「自分の場所」の音というイメージがいつの間にかできてくるのでしょうか。
そんな「基調音」にはいつの間にか、親しみのような感情を持ってしまうのかもしれません。
また声音や人がたれる音っていうのは、たとえ言葉を話ていなくても、その人の人となりやその時の感情というのが伝わってくるものですよね。
オフィス等でもその人の姿が見えていなくても、靴音だけで誰だかわかったりすることありますから。
同じ人の歩き方でも、慌てているとき、のんびりしているとき、やはりなんだか違う感じがします。
音というのは、その人の個性や気持ちが知らず知らずの表れてるものなのかもしれません。
だから音というのは、人の性格が合う合わないみたいなことがあるように、相性があったりしますよね。
キーボードの叩き方とか、貧乏揺すりのカタカタした音とか。
同じような音だったとしても、微妙な違いで全然気にならない人もいれば、すごい気に障ったりする人もいて。
これはもう相性なんでしょう。
本作の七緒と聡はアパートでおとなり同士。
安普請なのか、二人の部屋でたてる音はけっこうおとなりさんにも聞こえてしまっています。
けれどお互い、相手がたてる音が何故かとても心地いいと感じています。
聡にとっては、七緒がフランス語を練習しているときの声や洗濯物を干している時の鼻歌が。
七緒にとっては、聡がコーヒー豆をミルで轢いている時のゴリゴリといった音が。
それぞれに年齢が三十にさしかかり、自分がやりたいことと、今の現実との折り合いに悩むことが多いのですが、自分の部屋に帰って「おとなりさん」のたてる音を聞いていると、なんだか癒されてしまう。
それぞれ相手のたてる音から、自分と同じような感覚を持っているということを感じたのでしょうね。
やさしさであったり、ひたむきさであったり。
見かけで入ってしまう恋は裏切られることも多いけれど、音からにじみ出てくるその人の本質に恋してしまったら、裏切られることもあまりないのかもしれません。
劇中、七緒と聡はたがいに気になる存在になりながらも、すれちがってばかり。
最後はどうにか二人を会わせてやってくれと思いました。
とてもやさしい余韻を残してくれるラブストーリーでした。
エンディングで二人の幸せな先行きを、音だけで案じさせるのも、なかなか気が利いていました。
麻生久美子さん主演「インスタント沼」の記事はこちら→

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監督 熊澤尚人
脚本 まなべゆきこ
出演 岡田准一/麻生久美子/谷村美月/岡田義徳/池内博之/市川実日子/郭智博/清水優/とよた真帆/平田満/森本... [続きを読む]
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{{{ ***STORY*** 2009年 日本
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********************
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「カメラマンの聡(岡田准一)の隣の部屋には
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[おとなり] ブログ村キーワード
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出演 麻生久美子 岡田准一 谷村美月 岡田義徳 池内博之 市川実日子 郭智博 清水優 とよた真帆 平田満 森本レオ
会場 新宿ピカデリー
評価 8点(10点満点)
麻生久....... [続きを読む]
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普段は気にせず、なくなると気になる音
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'09.05.08 『おと・な・り』(試写会)@九段会館
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※ややネタバレしてます。しかも辛口・・・
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» 『おと・な・り』(2009)/日本 [NiceOne!!]
監督:熊澤尚人出演:岡田准一、麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、池内博之、市川実日子、とよた真帆、平田満、森本レオ鑑賞劇場 : 恵比寿ガーデンシネマ公式サイトはこちら。<Story>人気モデルの撮影に忙しい日々を送りながらも、風景写真を撮りたいという思い...... [続きを読む]
受信: 2009年7月 5日 (日) 13時04分
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ここは岡田君でしたねぇ。いや、准ちゃんじゃなくって [続きを読む]
受信: 2009年7月14日 (火) 08時40分
» 映画 【おと・な・り】 [ミチの雑記帳]
映画館にて「おと・な・り」
『ニライカナイからの手紙』の熊澤尚人監督によるラブストーリー。
おはなし: カメラマンの聡(岡田准一)と花屋に勤める七緒(麻生久美子)は、古びたアパートの面識の無い隣人だった・・・。
これってジェイ・ストームっていうジャニーズ事務所の関連会社が製作した作品だったんですね。OPが始まってすぐそのことに気付いてヤバイかも〜と思ったのですが、なかなか好みの作品でした。
聡はカメラマン。友人で人気モデルのシンゴの写真集で一躍有名になりました。本当は風景写真が撮りたいのだ... [続きを読む]
受信: 2009年7月14日 (火) 09時32分
» 【映画評】おと・な・り [未完の映画評]
人生の分岐点にさしかかった30歳の男女が、壁一枚隔てた“おとなりさん”と、“音”を通じて心を通わすハートウォーミングなラブストーリー。 [続きを読む]
受信: 2009年9月24日 (木) 00時22分
» おと・な・り (2009) 119分 [極私的映画論+α]
お隣の音鳴り(笑) [続きを読む]
受信: 2010年2月21日 (日) 21時43分
» mini review 10446「おと・な・り」★★★★★★★☆☆☆ [サーカスな日々]
都会のアパートの隣同士に暮らし、一度も顔を合わせたことはないが、音によって惹(ひ)かれ合っていく男女の恋の行方を描くラブストーリー。監督は『ニライカナイからの手紙』の熊澤尚人。進むべき道を模索するカメラマンを岡田准一、30代の女性として揺れ動きながら夢の実現を目指すヒロインを麻生久美子が演じる。さまざまな葛藤(かっとう)を抱えた男女の心情をリアルかつ丁寧にすくい取った、等身大のラブストーリーとして堪能できる一作。[もっと詳しく]
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ジ... [続きを読む]
受信: 2010年2月28日 (日) 23時37分
» おと・な・り [映画的・絵画的・音楽的]
昨日の記事で触れたように、麻生久美子が出演する作品は、最近のものについてはかなり見ているつもりにもかかわらず、『おと・な・り』(熊澤尚人監督、2009年)については見逃したままでしたので、そのDVDを借りてきて見てみました。
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当代の人気俳優がヒーローとヒロインなのですから、面白くないわけがありません... [続きを読む]
受信: 2010年7月 4日 (日) 18時40分
» DVD『おと・な・り』 [みかんのReading Diary♪]
nbsp; (2009/日本)風景写真を撮りたいという夢を抱きながら、友人でもある人気モデルの撮影に忙しい日々を送るカメラマンの聡。一方、フラワーデザイナーを目指して花屋のバイトをしながら、フランス留学を控えた七緒。同じアパートの隣同士に暮らす二人は、いつしか互いの生活音に癒しを感じるようになる。(シネマトゥデイ)... [続きを読む]
受信: 2010年7月 5日 (月) 00時46分
» おと・な・り [単館系]
地元のMOVIXさいたまでは今週金曜日までだったので初めて新宿ピカデリーへ。
今回麻生久美子さんの2009年6月3部作という異名がある意味有名な... [続きを読む]
受信: 2010年7月 6日 (火) 01時09分
» おと・な・り [C'est joli〜ここちいい毎日を〜]
おと・な・り09:日本◆監督:熊澤尚人「DIVE!!」「ニライカナイからの手紙」◆出演:岡田准一 、麻生久美子、谷村美月、岡田義徳、池内博之、市川実日子、とよた真帆、平田満、森本レオ◆STORY◆人気モデルの撮影に忙しい日々を送りながらも、風景写真を撮りたいとい...... [続きを読む]
受信: 2010年7月12日 (月) 23時52分
» おと・な・り [愛猫レオンとシネマな毎日]
「虹の女神」の熊澤尚人監督の最新作という事で見るのを楽しみにしてました。
なんせ、熊澤監督の感性がワタシの好みにドンピシャ!ストライクなのです。
今回もステキな映画でした。
もう一度見て、心地よい二時間を過ごしたい。
DVDが出たら、手元に置きたい。
理屈じゃなくて、ただ、ただ大好きな作品です。
一度も顔を合わせたことがない古いアパートに住むお隣り同士のふたり。
壁越しに聞こえてくる生活音に、いつしか癒され、さまざまな音によって
心を通わせてゆく異色のラブストーリーです。
自分が心地よく感じ... [続きを読む]
受信: 2012年6月30日 (土) 21時12分
» おと な り [本と映画、ときどき日常]
監督 能澤尚人
出演 岡田准一
麻生久美子
谷村美月
閉鎖的な映画だな〜っていうのが率直な感想です。
隣の部屋の鼻歌までが聞こえるアパート。
そこに住む男一人女一人。
顔も知らないけど、そのアパートでの一挙手一投足は手に取るように知って...... [続きを読む]
受信: 2013年8月 3日 (土) 11時02分
コメント
YUIさん、こんにちは!
そうなんですよ、映画は僕の生活に欠かせないものになっています。
>感想を参考にさせて頂きたい
ありがとうございます!
拙いのですが、お役に立てれば嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年11月 3日 (火) 14時30分
お返事ありがとうございます!
はらやんさんは、本当に映画がお好きなんですね。他にも沢山観られているようで驚きました。
何か気になる作品を見つけたら、またはらやんさんの感想を参考にさせて頂きたいと思います。
投稿: YU | 2009年11月 3日 (火) 12時20分
YUさん、こんにちは!
コメントありがとうございました!
音っていうのは目に見えないけれど、ずっと耳には入っているので、実は無意識に印象に残っているんですよね。
相手が見えなくても、その存在を感じることができますから。
後半はなんとか二人が出会ってほしいと願うばかりでした。
だからあのエンドロールの幸せそうな「音」が観ていても、とても嬉しかったです。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年11月 3日 (火) 07時17分
遅ればせながら今日この映画を観ました。
他に観た方の感想を読んでみたくて探していた所、こちらに辿り着いて、はらやんさんの感想がとても共感出来たので一言残させて頂きました。
確かに人のたてる音には、その人の人柄が表れている気がします。
キーボードを打つ音や歩き方のくだりは、私自身も心当たりがあるからか、思わず「うんうん」と頷いてしまいました(笑)
理想とする自分と現実の自分との狭間で揺らぐ二人の姿は、どこか自分と重なって見えて、ラストは擦れ違いばかりの二人が無事に逢えますようにと切に願ってしまいました。
エンドロールの演出がまた素敵でしたね。
邦楽のラブストーリーを観て、久しぶりに素直に「良かった」と感じられた作品でした。
投稿: YU | 2009年11月 2日 (月) 23時38分
sakuraiさん、こんにちは!
うんうん、たてる音も相性というのはあるかもしれませんね。
同じような人でも愛しい人がたてた音なら愛おしいみたいな。
麻生久美子さんは幅がひろい役者さんですよね。
こういう麻生さんも、「時効警察」みたいな麻生さんも好きです。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年7月18日 (土) 11時09分
同じ音でも、誰がたてるかによって、全然とらえ方が違ってきますからね。
姑がたてる音は、すべていらっときますもん(あ、やば、ここは見なかったことにして・・)。
くっつくべくして、くっついたのかもですね。
エキセントリックな役柄が多かった麻生久美子ですが、最近こういう清楚な役も似合ってきましたね。
でも、あたしは変な役の彼女の方が好きですわ。
投稿: sakurai | 2009年7月14日 (火) 08時44分
maru♪さん、こんにちは!
30歳くらいで、夢もあって、ただ現実もあって、その間で宙ぶらりんになっているような不安感というのはありますよね。
そういう点で、そういう人たちの気持ちを上手に描いているような気がします。
僕も二人に感情移入できましたもの。
僕は二人の年を越えているので、もう少し達観した感じにはなっていますが。
二人が最後幸せになれるような余韻があるラストが良かったです。
投稿: はらやん(管理人) | 2009年6月27日 (土) 07時53分
こんばんわ♪
TBありがとうございました!
私の記事とっても辛口になっちゃいました・・・
なんだか七緒にとっても感情移入してしまって、
自分が責められている気がしてしまって・・・
でも、そういう風に感じさせるってことは、
いい映画と言えるのかもしれませんね(笑)
投稿: maru♪ | 2009年6月22日 (月) 01時51分