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2009年6月 6日 (土)

「おと・な・り」 音からにじみ出るその人らしさ

「インスタント沼」を先日観賞したので、本日はまたまた麻生久美子さん主演の「おと・な・り」を観てきました。
あちらの変な感じの麻生さんも好きですが、本作のような正統派の麻生さんもいいですねえ。
今日から「ウルトラミラクルラブストーリー」も公開ですが、こちらも早く観ないと!

「基調音」という言葉は初めて聞きました。
「普段は意識していないけれど、いつもそばにあって、それがないとなんとなく寂しくなる音」のことだそうです。
確かにこういう音はあるかもしれませんね。
電線の上で啼く雀のチュンチュンという鳴き声だったり、ザワザワとした人の喧噪だったり、冷蔵庫のブーンという音だったり。
長く同じところで暮らしていると、「自分の場所」の音というイメージがいつの間にかできてくるのでしょうか。
そんな「基調音」にはいつの間にか、親しみのような感情を持ってしまうのかもしれません。
また声音や人がたれる音っていうのは、たとえ言葉を話ていなくても、その人の人となりやその時の感情というのが伝わってくるものですよね。
オフィス等でもその人の姿が見えていなくても、靴音だけで誰だかわかったりすることありますから。
同じ人の歩き方でも、慌てているとき、のんびりしているとき、やはりなんだか違う感じがします。
音というのは、その人の個性や気持ちが知らず知らずの表れてるものなのかもしれません。
だから音というのは、人の性格が合う合わないみたいなことがあるように、相性があったりしますよね。
キーボードの叩き方とか、貧乏揺すりのカタカタした音とか。
同じような音だったとしても、微妙な違いで全然気にならない人もいれば、すごい気に障ったりする人もいて。
これはもう相性なんでしょう。

本作の七緒と聡はアパートでおとなり同士。
安普請なのか、二人の部屋でたてる音はけっこうおとなりさんにも聞こえてしまっています。
けれどお互い、相手がたてる音が何故かとても心地いいと感じています。
聡にとっては、七緒がフランス語を練習しているときの声や洗濯物を干している時の鼻歌が。
七緒にとっては、聡がコーヒー豆をミルで轢いている時のゴリゴリといった音が。
それぞれに年齢が三十にさしかかり、自分がやりたいことと、今の現実との折り合いに悩むことが多いのですが、自分の部屋に帰って「おとなりさん」のたてる音を聞いていると、なんだか癒されてしまう。
それぞれ相手のたてる音から、自分と同じような感覚を持っているということを感じたのでしょうね。
やさしさであったり、ひたむきさであったり。
見かけで入ってしまう恋は裏切られることも多いけれど、音からにじみ出てくるその人の本質に恋してしまったら、裏切られることもあまりないのかもしれません。
劇中、七緒と聡はたがいに気になる存在になりながらも、すれちがってばかり。
最後はどうにか二人を会わせてやってくれと思いました。

とてもやさしい余韻を残してくれるラブストーリーでした。
エンディングで二人の幸せな先行きを、音だけで案じさせるのも、なかなか気が利いていました。

麻生久美子さん主演「インスタント沼」の記事はこちら→

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コメント

YUIさん、こんにちは!

そうなんですよ、映画は僕の生活に欠かせないものになっています。
>感想を参考にさせて頂きたい
ありがとうございます!
拙いのですが、お役に立てれば嬉しいです。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年11月 3日 (火) 14時30分

お返事ありがとうございます!


はらやんさんは、本当に映画がお好きなんですね。他にも沢山観られているようで驚きました。

何か気になる作品を見つけたら、またはらやんさんの感想を参考にさせて頂きたいと思います。

投稿: YU | 2009年11月 3日 (火) 12時20分

YUさん、こんにちは!
コメントありがとうございました!

音っていうのは目に見えないけれど、ずっと耳には入っているので、実は無意識に印象に残っているんですよね。
相手が見えなくても、その存在を感じることができますから。
後半はなんとか二人が出会ってほしいと願うばかりでした。
だからあのエンドロールの幸せそうな「音」が観ていても、とても嬉しかったです。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年11月 3日 (火) 07時17分

遅ればせながら今日この映画を観ました。

他に観た方の感想を読んでみたくて探していた所、こちらに辿り着いて、はらやんさんの感想がとても共感出来たので一言残させて頂きました。


確かに人のたてる音には、その人の人柄が表れている気がします。
キーボードを打つ音や歩き方のくだりは、私自身も心当たりがあるからか、思わず「うんうん」と頷いてしまいました(笑)


理想とする自分と現実の自分との狭間で揺らぐ二人の姿は、どこか自分と重なって見えて、ラストは擦れ違いばかりの二人が無事に逢えますようにと切に願ってしまいました。

エンドロールの演出がまた素敵でしたね。
邦楽のラブストーリーを観て、久しぶりに素直に「良かった」と感じられた作品でした。

投稿: YU | 2009年11月 2日 (月) 23時38分

sakuraiさん、こんにちは!

うんうん、たてる音も相性というのはあるかもしれませんね。
同じような人でも愛しい人がたてた音なら愛おしいみたいな。
麻生久美子さんは幅がひろい役者さんですよね。
こういう麻生さんも、「時効警察」みたいな麻生さんも好きです。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年7月18日 (土) 11時09分

同じ音でも、誰がたてるかによって、全然とらえ方が違ってきますからね。
姑がたてる音は、すべていらっときますもん(あ、やば、ここは見なかったことにして・・)。
くっつくべくして、くっついたのかもですね。
エキセントリックな役柄が多かった麻生久美子ですが、最近こういう清楚な役も似合ってきましたね。
でも、あたしは変な役の彼女の方が好きですわ。

投稿: sakurai | 2009年7月14日 (火) 08時44分

maru♪さん、こんにちは!

30歳くらいで、夢もあって、ただ現実もあって、その間で宙ぶらりんになっているような不安感というのはありますよね。
そういう点で、そういう人たちの気持ちを上手に描いているような気がします。
僕も二人に感情移入できましたもの。
僕は二人の年を越えているので、もう少し達観した感じにはなっていますが。
二人が最後幸せになれるような余韻があるラストが良かったです。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年6月27日 (土) 07時53分

こんばんわ♪

TBありがとうございました!
私の記事とっても辛口になっちゃいました・・・

なんだか七緒にとっても感情移入してしまって、
自分が責められている気がしてしまって・・・

でも、そういう風に感じさせるってことは、
いい映画と言えるのかもしれませんね(笑)

投稿: maru♪ | 2009年6月22日 (月) 01時51分

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