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2009年6月20日 (土)

本 「東京バッティングセンター」

最近のお気に入りの作家の一人、木下半太さんの新作です。
人気の「悪夢」シリーズは関西が舞台ですけれど、本作は東京が舞台になります。
主人公は、吸血鬼でありながらホストをやっているタケシ。
彼はもともとは不細工な面相だったために、美女の生き血にありつくために苦労を重ねたため、美容整形をして金城武似になったということでタケシという通り名に。
そういえば何故か映画や小説等で描かれる吸血鬼というのは美青年が多いですよね。
人間も美形は得ですが、吸血鬼も同じというのは、世知辛い感じです。
木下半太さんの小説の魅力は、登場するキャラクターのおもしろさによると思います。
先にあげたタケシも、吸血鬼ですが、真面目で押しが弱い巻き込まれキャラ。
他に登場するのは、「復讐屋」を営む元キャバクラ嬢で雪女の雪美、まるで人の心が読めるような弁護士土屋など、一癖も二癖もあるキャラクターたち。
これらの登場人物の掛け合いが楽しく、読み口も軽いのでサラサラと読み進められます。
連作短編のような作りなので、「悪夢」シリーズのようなドンデン返しはそれほど激しくありません。
最後のオチはあちらのシリーズを読んでいるとちょっともの足りない感じはありましたけど。

一カ所「悪夢」シリーズとのリンクがありました。
あちら読んでらっしゃる方はどこにあるか探してみては。

木下半太さん作品「悪夢のエレベーター」の記事はこちら→
木下半太さん作品「悪夢の観覧車」の記事はこちら→
木下半太さん作品「悪夢のドライブ」の記事はこちら→

「東京バッティングセンター」木下半太著 幻冬舍 ハードカバー ISBN978-4-344-01671-4

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最近、堅めの作品が続いていたので、少し軽め(堅めの逆だから柔らかめ… かな)の作品を読みたくなり「木下半太」の『美女と魔物のバッティングセンター(原題:東京バッティングセンター)』を読みました。 [美女と魔物のバッティングセンター] 「木下半太」作品は、昨年の11月に読んだ『悪夢の六号室』以来です。 -----story------------- 自分のことを「吾輩」と呼ぶ、「金城武」似のイケメンホスト「タケシ」は、人の世に紛れる吸血鬼。 ある日、歌舞伎町のバッティングセンターで復讐屋を営む美女... [続きを読む]

受信: 2015年3月 5日 (木) 22時35分

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