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2009年5月23日 (土)

本 「名探偵はもういない」

新本格ミステリーと言われるジャンルの作家の一人、霧舍巧さんの作品です。
ちなみに新本格というのは、もともと推理小説が持っていた謎とそれを論理的に解いていくというおもしろさを追求した作品群になります。
霧舍巧さんの<あかずの扉>研究会シリーズ等もそういう楽しみが味わえるシリーズでした。
こちらの作品「名探偵はもういない」もそういう新本格に分類されるような作品になると思います。
<あかずの扉>シリーズもそうですが、ミステリーマニアでなくても読みやすい作品になっていると思います。
それはまずはキャラクターの描き方も文体も、どちらかといえばわかりやすい感じになっています。
また本格ミステリーというと、そのトリック、そしてその答えというのが、複雑になっていきがちですが、それをきちんと読み手がわかりやすいように整理をしながら、書いています。
ですので、ミステリー初心者でも、どれが謎で、どうして謎なのかというのが、わかりやすく、なのでその謎解きのおもしろさというのを感じることができると思います。
またミステリー好きからすると、「雪山の山荘」とか「密室」とか、おなじみのミステリー素材がでてくるのが楽しい。
それをどう新しく霧舍さんが料理するかが、読みどころと言えるでしょう。

本作に登場する後動というキャラクターは<あかずの扉>シリーズの後動と同じ人物なのかな?
時代的にはちょっと違う感じもしますが、どうなんでしょう?

霧舍巧作品「マリオネット園<あかずの扉研究会首吊塔へ>」の記事はこちら→

「名探偵はもういない」霧舍巧著 講談社 文庫 ISBN978-4-06-276323-3

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