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2009年5月30日 (土)

本 「最後の陪審員」

つい先日施行された日本の「裁判員制度」。
一般の国民が裁判に参加することになったこの制度ですが、国民が裁判に参加するという点ではアメリカの陪審員制度があります。
日本の裁判員制度とは異なるところもありますが、映画や小説等で陪審員制度を知っている方は多いでしょう。
リーガル・サスペンスの名手ジョン・グリシャムの「最後の陪審員」は、その陪審員をテーマにしています。
ただ陪審員についてだけではなく、アメリカ南部にある差別の意識や、法というものは何かといったグリシャムらしいテーマが盛り込まれています。
「法律事務所」や「ペリカン文書」のような大きな陰謀みたいなものがあるわけではないので、エンターテイメント性はやや落ちるかもしれませんが、それでもとても流れが良いので、リーガルものの割にするすると読めます。
栽培員制度がらみでは、上巻の方で殺人事件について判決を下すあたり、そして量刑を決めるあたりの陪審員の気持ちの描写などは、もしかすると自分もそういう立場になるかもしれないと思って読むと、考えさせられるものがあります。
本作では陪審員たちは恐喝、買収などにもさらされますが、日本の裁判員は誰がどの事件を扱っているか公にされないと言われていますが、それもどの程度しっかり秘密にされるかやや不安なこともあり、ちょっと怖いところもありますね。
裁判員制度については人ごとと言ってられないかもしれないので、興味がある方はこういう小説から裁判の空気等を感じるのもいいのかもしれません。

「最後の陪審員<上>」ジョン・グリシャム著 新潮社 文庫 ISBN978-4-10-240923-7
「最後の陪審員<下>」ジョン・グリシャム著 新潮社 文庫 ISBN978-4-10-240924-4

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