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2009年5月16日 (土)

本 「バリアフリーをつくる」

バリアフリーという言葉は最近よく聞かれると思います。
特に住宅関係などでは「バリアフリー住宅」等といって、段差の少なくしたり、車いすでも大丈夫なスロープにしたりといった設計が見受けられます。
95年に総理府が出した「障害者白書」には1.物理的な障壁、2.制度的な障壁、3.文化・情報での障壁、4.意識上の障壁をあげています。
僕もパッケージデザインの仕事をしているので、10年くらい前からバリアフリーについていろいろと考えてきました。
デザインの世界では最近では一歩進んで、ユニバーサルデザインという考えが主流になってきています。
バリアフリーというのは障壁をなくすというもので、それによって作られたプロダクトは障害者専用になってしまいがちです。
それが一般の人にとって使いやすいかとういうとそういうわけでもなかったりします。
ユニバーサルデザインというのは、健常者にも障害者にも使いやすいデザインというのを目指します。
とても有名なのが、シャンプー・リンスのボトルのギザギザパターン。
これは目の見えない障害者にとってはもちろん使いやすい。
けれどもシャンプー等をしていて目をつむっている健常者にとっても使いやすいのです。
これはユニバーサルデザインの好例でしょう。
すこしの握力でもつかみやすいボトルというのは、障害者はもちろん、子供や老人、女性にとっても使いやすいのです。
最近のトレンドはこういう考え方です。
なかなか工業製品は大きく変えることはできないのですが、それでも少しずつできることから取り組みを始めています。
みなさんの周りにある商品にも小さな工夫のあるパッケージがあるかもしれません。

「バリアフリーをつくる」光野有次著 岩波書店 新書 ISBN4-00-430572-1

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