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2009年2月 1日 (日)

「チェ 39歳別れの手紙」 ドキュメンタリー以上に乾いた視線

やっぱりソダーバーグ監督とは相性が良くないというのを再確認したという感じがします。
予備知識がそれほどない中での、その語り口はややもすると睡魔を誘い出してくるようなところがあり、本作でも前半はなかなかに辛かった。
「28歳の革命」でもそうでしたが、ハリウッド映画にある過剰な演出、エンターテイメント性を拒否しているかのような、淡々とした語り口で本作は描かれています。
そこからはゲバラの歩んだ道を追体験しているような感じを受けました。
革命、内戦といった状況は現代日本で暮らしている自分からするとかけ離れた世界ですが、本作を観ているとその中を生きている者にとって、生きるか死ぬかといったことも日常化し、淡々と過ぎていくように見えました。
ソダーバーグ監督はゲバラの思想、人物像について、自分の解釈を語ると言ったようなことはしていません。
英雄と言われる彼を祭り上げたり、逆に真実の姿はこうだったといったような新解釈を展開しているわけではありません。
偉人の伝記物のようにこんなにすばらしい人だったと言っているわけでもありません。
あくまでゲバラの人生を、客観的な目線で追いかけていくということをソダーバーグは行っています。
ドキュメンタリーでも作り手の意志、解釈などはでてきますが、本作はそれをなるべくやらないようにしているのではないかと思えるほどです。
ゲバラという人物が、一人の解釈で説明できるスケールではないということなのかもしれません。
個人的には、何故ゲバラが革命を成功したキューバを去ったかというところのゲバラの真意を知りたかったので、そのあたりをあっさりと描いたのはちょっと残念でした。
僕はゲバラは、ひとつひとつの国という枠を越えて、彼の理想とする世界(これはあくまで彼の理想なので、正しいかどうかとは別)を実現するということを考えていたような人なのかなと思いました。
人はなかなか国という枠組みを越えてものを考えることというのはできないですが、ゲバラはコスモポリタン的な性格を持っている人物だったのかもしれません。
ゲバラの真意など本人以外はわかるものではなく、監督としてはあくまで客観的な出来事だけを追っていくという考えだと思われるので、真意がゲバラの言葉で描かれていないのは仕方がないですけれど。
このあたりドキュメンタリー映画以上にドキュメンタリーな乾いた視線を感じました。

本作を観て思ったのは、ゲバラという傑物でも、自分の成功パターンというのを越えるというのは難しいものなのだなということでした。
ゲバラは、庶民を救うための革命は、武力闘争を持って初めて成功するという考えを持っていたように見受けられます。
その手法でキューバ革命は成功しました。
けれどその手法がボリビアでは成功しなかった。
それはゲバラも途中で気づいたのではないでしょうか。
けれども自分の成功パターンから外れたことはできなかった。
それにより仲間たちは一人、また一人と倒れていき、次第に彼らは追い込まれていくわけです。
成功者ほど自分のパターンに束縛されてしまうという例という見方もできるような気がします。

「チェ 28歳の革命」の記事はこちら→

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コメント

ひろちゃんさん、こんばんは!

ソダーバーグはやはりちょっと相性は良くないんですよねー。
ひろちゃんさんからいただいたコメントにありますように、本作は監督のゲバラ感というのを、直接出さずに作ったことにより、より生々しいゲバラとういうものが浮かび上がってきたような気はします。
淡々とした調子でこの長尺に耐えるには、それなりに覚悟はいりますけれど・・・。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年2月21日 (土) 23時31分

はらやんさん、こんばんは♪
私もソダーバーグ監督とは相性イマイチでしたが
前編は興味深く観る事ができたのですが、今作は
やはり前半睡魔との戦いになってしまいました(^^ゞ
はらやんさんも前半はなかなかに辛かったとの感想に
ちょっとホットしたりして?(笑)

淡々とゲバラを追っていたドキュメンタリーのような
(はらやんさんが言われていますが作り手の解釈が

入っているドキュメンタリーより
さらに乾いた)映画でしたが、それゆえゲバラの
魅力が伝わってきたような気もしました。

面白かったとは言えない作品でししたが(^^ゞ、
観て良かったと思えた作品でした^^


投稿: ひろちゃん | 2009年2月19日 (木) 22時44分

sakuraiさん、こんばんは!

実に淡々と客観的にゲバラという人物の人生を追いかけていましたね。
確かに己のビジョンを最後まで捨てず前のめりに倒れたことが彼を伝説にしているのかもしれないですね。

投稿: はらやん | 2009年2月 8日 (日) 19時07分

TBありがとうございました。
他の方から頂いたコメントに、ゲバラの目標は、南米の統一だったということを教えていただいたのですが、かなりでっかい野望だったうようですね。
途中で倒れてしまったことが、彼を伝説にしてしまったわけですが、それすらも、淡々と追ってましたね。
次はきっと、おバカなエンタメたっぷりの映画を撮りそうですわ。

投稿: sakurai | 2009年2月 8日 (日) 17時25分

ノラネコさん、こんにちは!

僕もソダーバーグの作品の中ではよかったかなと思いました。
そう彼を偉人として英雄視するだけでなく、思い入れなどではなくあくまで淡々とゲバラという人物を描こうとしていたのが、よかったような気がしました。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年2月 7日 (土) 08時56分

私としては、苦手なソダーバーグの映画ではベストです。
この作品に関しては、ありがちなカリスマ英雄伝にしてくれなくて良かったと思います。
まあ一人の人生を描くのには4時間半合っても足りないのは確かで、キューバで過ごした時間などもまた別の映画で観てみたいですね。

投稿: ノラネコ | 2009年2月 3日 (火) 00時09分

たいむさん、こんばんは!

ボリビアに行ってからは、ゲバラの理想と、キューバとは異なる現実に乖離がでていた感じがありましたね。
段々とその現実に圧迫され追い込まれていくような感じがありました。
あのような状況でも己の信念を変えなかったところがゲバラが英雄視されている所以かもしれませんね。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年2月 2日 (月) 21時44分

こんにちは。
チェは計算とかなく、純粋に人を信じていたんじゃなかなーと私は思いました。
中盤からはそういうチェの思うが人々には伝わらず、目の前の現実だけがのしかかってきた感じかなーと。
段々見ているのが苦しくなりました。

投稿: たいむ | 2009年2月 1日 (日) 22時23分

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2008年/フランス=スペイン=アメリカ 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:ベニチオ・デル・トロ    カルロス・バルデム    デミアン・ビチル 二部作の後編。 キューバ革命後、ボリビアでの革命に身を投じるゲバラ。 前編と相変わらず地道な戦いをリアルに見せているけれど、空気感が一変。 結末が違いますからね。 苦戦が続きどんどん窮地に陥ってゆき、乾いて荒んだ感じでした。 最期のその瞬間は、突然やってきたように感じました。 処刑シーンは最大の見せ... [続きを読む]

受信: 2009年5月23日 (土) 20時37分

» チェ 39歳 別れの手紙 [レンタルだけど映画好き]
信念は、死なない。 2008年 フランス/スペイン  日本公開日2009/01/31  レンタル開始日2009/06/12 監督 スティーヴン・ソダーバーグ 脚本 ピーター・バックマン 出演 ベニチオ・デル・トロ/カルロス・バルデム/デミアン・ビチル/ヨアキム・デ・アルメイダ/エル... [続きを読む]

受信: 2009年6月26日 (金) 00時28分

» チェ 39歳 別れの手紙 [こんな映画見ました〜]
『チェ 39歳 別れの手紙』 ---CHE: PART TWO   GUERRILLA--- 2008年(フランス/スペイン) 監督:スティーヴン・ソダーバーグ 出演:ベニチオ・デル・トロ 、デミアン・ビチル 「トラフィック」のスティーヴン・ソダーバーグ監督とベニチオ・デル・トロが再びタッグを組み、孤高の革命家エルネスト・“チェ”・ゲバラの半生とその人間像に迫る伝記ドラマ2部作の後編。 本作では、ゲバラがカストロと袂を分かち、新天地ボリビアで再び革命の戦いへ身を投じた末に劇的な最期を迎... [続きを読む]

受信: 2009年7月29日 (水) 22時41分

» 39歳 別れの手紙(感想150作目) [別館ヒガシ日記]
チェ 39歳 別れの手紙はWOWOWでし鑑賞も 結論は前作よりボリビア戦闘が少なく少し残念だ 内容は革命に成功したチェ・ゲバラがボリビアで 再びゲリラ組織して活動を開始も失敗する展開だよ ゲバラの誤算はより国民の支持が無かった... [続きを読む]

受信: 2010年3月14日 (日) 11時23分

» チェ 39歳別れの手紙 [本と映画、ときどき日常]
監督 スティーヴン・ソダーバーグ 出演 ベネチオ・デルトロ キューバの自由を獲得するための革命を目指したゲリラの旅。 自分には少し難しかったです。 ドキュメンタリータッチで淡々とと進んでいくストーリーには集中力が必要でした。 それでも後半のゲバラの追...... [続きを読む]

受信: 2013年8月 6日 (火) 02時23分

» 映画『チェ 39歳別れの手紙』★チェが問いかけるもの [**☆(yutake☆イヴのモノローグ)☆**]
作品についてhttp://cinema.pia.co.jp/title/24363/ ↑あらすじ・クレジットはこちらを参照してください。 雑感です。ご了承ください。 終焉の地、ボリビアでのゲリラ戦。 苦戦の末、チェは捕らえられ、最期を迎える…。 先日、知事選挙があった。 支出を抑え、県の財政を立て直した現職知事は、 それなりの評価を得ていたと思われたが、 大衆(県民)は、新たな変革を求めた審判を下し、 新人が当選した。 大衆は、いつも、現状..... [続きを読む]

受信: 2014年5月26日 (月) 21時53分

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