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2009年1月18日 (日)

本 「悪夢の観覧車」

前作「悪夢のエレベーター」がかなりおもしろかったので、再び木下半太さんの作品を手に取ってみました。
前作と同じように「悪夢の」とついていますが、続編ではありません。
観覧車という「密室」を使ったミステリー、復讐がテーマという点では同じですけれど、筋立てはまったく違います。
本作もこれでもかというほどの意外な展開の連続。
全体のトーンは大阪ノリの軽いタッチなのですが、ミステリーとしては実はしっかりと考えられています。
最初から伏線がかなり張られているので、この作品の中身についてほとんど話すことができません・・・。
とはいってもいろいろなことを覚えておかなければいけないような肩肘を張ったような複雑さを持っているわけでもないので、サクサクと読めます。
笑えれる部分もありますし。
それでいてラストはアッと言わせてくれます。
前作のレビューのとき、映画にしてもおもしろいかもと書きましたが、本作の方が映画向きですね。
この悪夢シリーズ(?)、次回作もすでに刊行されていますよね。
次は「悪夢のドライブ」というタイトルだとか。
これも期待度が高まります。

木下半太作「悪夢のエレベーター」の記事はこちら→
木下半太作「悪夢のドライブ」の記事はこちら→

「悪夢の観覧車」木下半太著 幻冬社 文庫 ISBN978-4-344-41129-6

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コメント

Agehaさん、こんばんは!

そう木下半太さんのこの悪夢3部作(?)、最近どちらの書店でも多く露出されてますよね。
僕も何気にタイトルだけで買ってみたのですが、いやーおもしろかった。
こちらの「悪夢の観覧車」も犯罪ものとしても読み応えありますし、悲哀というか情感みたいなものも感じました。
映画にしてもおもしろそうですよね。
軽い「ユージュアル・サスペクツ」みたいな感じになりそう。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年1月31日 (土) 05時58分

http://ameblo.jp/tsutaya-5201/entry-10112947240.html

この本のレビューはスタッフブログのほうで
させてもらいました。
大阪弁だったこともあり、
特に観覧車のほうは舞台が天保山でしたから
身内意識でもって余計に楽しめました。

悪夢のドライブはたしか神戸方面の地名が
出てくるのでこれもある意味
身近で起こった勘弁してくれストーリー(爆)で
今とても売れてますよん。

投稿: Ageha | 2009年1月30日 (金) 02時26分

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