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2009年1月25日 (日)

「バイオハザード ディジェネレーション」 やっぱり越えられない不気味の谷

公開している劇場が一つしかなく、かつ期間が2週間程度だったので、見逃していた作品。
プレステ時代のゲーム版は1、2、3とやりましたし、ミラ・ジョボビッチの実写版も好きなので、興味はあったんですけれど・・・。
ただ本作はゲーム原作でフルCGアニメだということで、「FF」の悪夢があるため躊躇もありました。
で、なんで今頃観ているのかというと・・・。
プレステ3を買ってしまったんですねー。
そう、これでおうちでブルーレイが観れるということになりました。
わかりやすく映像の綺麗さがわかるかもということで、こちらの作品で初ブルーレイ観賞です。

「FF」のときよりもCG技術の進歩もあるでしょうし、ブルーレイってこともあり、映像は文句なく綺麗。
特にテクスチャの表現がきめ細かく、素材の質感などよくでていたように思えます。
キャラクターの皮膚の細かいシワまで作り込んでいるのがわかります。
日本のCG表現はかなりのところまできています。
画を構成するパーツとしては。
動きもモーションキャプチャーでとっているということなので、自然なはずなのですけれど、画を全体として見るとどうもそう見えない。
なぜなのでしょう?
パーツ一つ一つは実写と見まごうぐらいに作り込まれている。
また動きは実際の人間の動きを取り込んでいるので、自然なはず。
CGを構成する要素をそれぞれ作り込んでいるはずなのに、どうも作りものめいて見えます。
これは実写に似せよう似せようと努力すればするほど、リアルな人間との細かい差異が余計に気になってくるような気がします。
ゲームの中の動画として観ている分にはいいのですけれど、映画として観るとやはりちょっと気になります。
わざとアニメっぽいキャラクターにする「アップルシード」みたいなやり方、またはピクサー作品のようなディフォルメみたいなやり方だと、実際の人間と違っても気にならないような気がします。
リアルという方向性を押し進めていくならば、構成要素をリアルにしていくという積み上げ式では限界があるのかもしれません。
構成要素をリアルにしていくだけではなく、総体としての自然さみたいなものを考えなくてはいけないのでしょう。
どうも不気味の谷というのはなかなかに越えがたいものなのかもしれません。

肝心のストーリーもそれほど目新しさは感じませんでした。
ゲーム版の後日談といったところですが、今までと同じような話に感じました。
前半の空港のシーンなどは原作ゲームをやっているようなハラハラ感(いつくるか、いつくるか、やっぱ来たー!といった感じ)を感じたのですけれども、後半の方はそういう「バイオハザード」らしさみたいなものは薄れてきて、普通のアクション映画を見ているような気がしました。
例によって、続きそうな終わり方ですが、次回作作る予定があるのかな・・・。
それともゲームの方に続くのかしらん。

劇中、レオンが「無駄撃ちするな、弾がなくなるぞ」みたいなことを言っていました。
いつもゲームではビビって無駄撃ちして、弾切れで死んでました・・・。
レオンさん、すみません。

実写版「バイオハザードⅢ」の記事はこちら→

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メビウスさん、こんばんは!

僕もプレステのときはやっていたのですが、最近はこのシリーズはちょっとご無沙汰してました。
本作でも最初の方はゲームのときのようなハラハラ感ありましたよね。
「5」は久しぶりにやってみようかなー。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年1月27日 (火) 17時33分

はらやんさんこんばんわ♪こちらにもTB有難うございました♪

実写バイオもサイレントヒルもそうだったんですが、やっぱりゲームの映画化などもそのゲームをプレイしてたかしてなかったかによって評価が大きく変わってきますね~。
幸い自分はシリーズを一通りプレイしてたので、本作もファン視点の鑑賞でしたし、個人的にはまた新しいバイオサーガを観れてとても満足でしたね~♪ゲームのオマージュも小ネタも散りばめてましたし、最新作の『5』でも暗躍するトライセルの存在も、ゲームへの期待感を高めさせてくれた気がします。

でもその5でも多分ビビリまくって、自分も無駄撃ちいっぱいしそうな予感が・・(汗

投稿: メビウス | 2009年1月26日 (月) 22時47分

SOARさん、こんにちは!

モーションキャプチャーっていうのは、人間の動きをそのまま記録しているはずなんですけれど、なんで不自然に見えるのでしょうね。
なんとなく画のキャラクターの身体のバランスが違うためのような気がします。
本作で言うと、黒幕の議員は通常の人間よりも頭が大きいため、人形のような動きに見えました。
ゾンビの場合は不自然でもいいんですけれどね(笑)。

なるほどこちらから「5」に続くんですねー。
プレステ3を買ったので、今度久しぶりに「バイオハザード」やっていみようかなー。

投稿: はらやん(管理人) | 2009年1月26日 (月) 10時48分

そういえばゲーム版バイオの初期作品では、モーションキャプチャーを使ってないことが逆にカプコンのウリだったように記憶しています。
モーションキャプチャーで作ったCGの不自然さ、不思議ですが確かにあるんですよね。

それでも、一連のゲーム版各シリーズ間で複雑に絡み合う伏線の妙に酔いしれてるマニアな私にとっては、本作もまたエピソードのひとつとして楽しめました。
ちなみにこの作品はゲーム版「5」に繋がります。

投稿: SOAR | 2009年1月25日 (日) 22時16分

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