« 本 「ユービック」 | トップページ | 「HEROES シーズン2」 ややスケールダウン? »

2008年12月13日 (土)

本 「予知夢」

昨年放映されたテレビドラマ「ガリレオ」の原作であり、「探偵ガリレオ」の続編となる短編集です。
前作についての記事でも書きましたが、さらさらと読みやすいという印象は変わりません。
どちらかというと淡白な感じすらあります。
物理学者湯川があくまで科学法則に則った推理で事件を解決するという構成は本作も継続してとられています。
ただそのトリックについてはやや強引なところも感じたりもしました。
これはドラマの時も感じていて、「探偵ガリレオ」をベースにしている話と、こちら「予知夢」をベースにしている話ではやや前者の方が出来がいいような感じがしていました。
東野圭吾さんは短編はあまり得意ではないのかな。
本作の後に「ガリレオ」シリーズは「容疑者Xの献身」として長編化され、今年の秋に映画化されました。
この映画化作品は思っていた以上にドラマとしては見応えがあったため、その印象が残っていた中、本作を読んだので、余計に淡白だという印象になってしまったのかもしれません。
今度は「ガリレオ」シリーズの初の長編作品「容疑者Xの献身」も読んでみたいと思います。
短編とは印象が違うかもしれないですね。

東野圭吾「探偵ガリレオ」の記事はこちら→
東野圭吾「ガリレオの苦悩」の記事はこちら→
東野圭吾「容疑者Xの献身」の記事はこちら→

「予知夢」東野圭吾著 文藝春秋 文庫 ISBN4-16-711008-3

|

« 本 「ユービック」 | トップページ | 「HEROES シーズン2」 ややスケールダウン? »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 本 「予知夢」:

» 東野圭吾:予知夢 [美味!な日々]
先日の『探偵ガリレオ』に引き続き、湯川助教授のシリーズ2作目の短編集『予知夢』を読みました。 [続きを読む]

受信: 2008年12月22日 (月) 00時53分

» 「予知夢」東野 圭吾 [デリシャスな本棚]
「探偵ガリレオ」の続編。 [続きを読む]

受信: 2009年1月 5日 (月) 17時45分

« 本 「ユービック」 | トップページ | 「HEROES シーズン2」 ややスケールダウン? »