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2008年12月25日 (木)

「コールドケース シーズン2」 シリーズとしての横軸も強まり、見応えアップ

AXNでシーズン1に続いて放映されていたシーズン2が先頃終わりました。
人気シリーズなのでシーズン2も一話完結である番組のフォーマットは変わらず、さらに磨きがかかっていて見応えがあります。
さらにシーズン2ではときおり、捜査する側であるレギュラー陣が中心になるような回もあり、さらにキャラクターに深みがでてきています。
特に主人公リリー・ラッシュについては、女性でありながら事件に対して執着ともいれるほどの気持ちの入れこんでいく彼女のパーソナリティについて、その過去がところどころで描かれていくことにより明らかにされていきます。
シーズン2は一話完結というフォーマットは守りながらも、横軸にレギュラー陣のキャラクターを深く掘り下げていくことにより、シリーズとしての横軸もしっかりと強く持っているように思えました。
「コールドケース」では毎回扱われた事件に関しては犯人が捕まったり、死の真相が判明したりという解決が毎回必ずされています。
けれどもシーズン2の最初の方の回で唯一限りなく犯人に近い人物を取り逃がしたケースがあります。
その人物がシーズン2にも再び登場します。
その人物はリリーに異常なまでの関心を示していきます。
その犯人との関わりの中でリリーの背負っている過去も次第に明らかになっていきます。
このあたりはレギュラーキャラクターを描くことにより、さらにシリーズとして深みを増しているように思えました。
最終回では、途中回で語られたボスの過去の話などもうまく踏まえられており、よくできているエピソードでありました。
またリリーの相棒であるスコッティも、かつての恋人を事故で失い、そしてその後リリーの妹とつき合い始めます。
かつての恋人の事故も謎が残されており、このあたりその後のシリーズの横軸として語られていくかもしれません。

アメリカではシーズン5まで制作されているということ。
はやくシーズン3が放映されないかな。
年末にはAXNで一挙放映されるようなので、見逃した方はご覧になったらいかがでしょうか。

「コールドケース シーズン1」の記事はこちら→
「コールドケース シーズン3」の記事はこちら→

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