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2008年10月13日 (月)

「お姉チャンバラ THE MOVIE」 無敵な爽快感

なぜにテンガロンハット?
なぜにビキニ?

とは聞いちゃいけないんでしょうねぇ。
これは見た目のインパクト勝負ということなのでしょう。
なんともB級の臭いがプンプン漂うタイトルですが、やはり中身もそんな感じでした。
もともと原案が美女がゾンビを斬りまくるという内容のアクションゲームということで(やったことはないけれど)、まさにそれを忠実に再現しているような印象でした。
「バイオハザード」+「DOA」というイメージかな。
たぶんオリジナリティというところにはさほどこだわっていないような感じがして、世界観などは「バイオハザード」等でよく使われているゾンビが現れ荒廃している世紀末風の未来という感じでした。
そういう意味では目新しさはありません。
ゾンビもいろんな映画で見慣れた雰囲気でしたし(笑)。
ストーリーは「バイオハザード」ほどしっかりとしたものではなかったですが、これはもとのゲームもそうなのでしょう。
これもたぶん確信犯ということなのでしょうね。
制作サイドがやりたかったのは、「セクシーな美女がゾンビをぶった斬りする」というシーン、これ一点のみなんでしょうね。
これはこれで割り切っていて、いいのではないのでしょうか。
このあたりの割り切りの良さというのは「DOA」を観たときに感じたのと同じことだと思います。
「ぶった斬り」に集中しているだけあって、アクションシーンは期待していたよりも見応えありました。
ワイヤーやCGを適宜使ってテンポのいいアクションになっていて、けっこうやるなという感じでした。
ユニークなカットもいろいろあって、大量のゾンビの群れを切り結んでいく主人公彩(乙黒えりさん)を俯瞰で撮ったカットはなかなか印象的でした。
こういうアクションは「マトリックス」を最初に観たときにびっくりしましたが、もうB級クラスの映画でも普通にやれるようになっちゃいましたね。
あんまり自分ではやらないのですが、「HELO」などの銃撃ちまくりゲームや、「三國無双」などのぶった斬りゲームというのは、ある種の爽快感があるのだとと思います(子供を持つ親御さんは眉をひそめるとは思いますが)。
撃って撃って撃ちまくる、斬って斬って斬りまくるというゲームのは、ある種の気持ちよさがある(もちろんゲームだからこそ)。
同じアクションゲームでも「バイオハザード」は爽快感というよりはゲームから与えられる緊張感、ストレスを楽しむ感じですし、一斉を風靡した対戦ゲームは技術のレベルアップに快感を求める感じでした。
それらと違いさきほど例にあげたゲームはやはり無敵の爽快感を味わう種類のものなのだと思います。
そういう意味でその映画化作品である本作もゲームと同様の爽快感を狙っていると感じられます。
本作の主人公たちはめったやたらに強く、襲いかかるゾンビは恐ろしく弱い。
つまり襲撃者たるゾンビはバッタバッタと斬られるだけの存在。
スプラッターな気色悪さはあるものの、そこには無敵の爽快感があります。
まさにここで感じる爽快感は、昔のチャンバラの百人斬りみたいなもので感じるのと同様のもので、そういう意味では本作のタイトルは内容を素直に表しているなと思います。

そういう気持ちよさに特化している作品なので、どうしてもストーリーはなおざりになってしまっています。
結局ゾンビを作ったマッド・サイエンティストと主人公彩は直接対決しているわけではありませんし。
最後の姉妹対決はドラマとしてはクライマックスなのかもしれませんが、アクションとしての盛り上がりはその前の彩VSゾンビ軍団で終わっています。
そういう点から言っても、本作はゲームの忠実な映画化作品と言えるのかもしれません。

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コメント

シムウナさん、こんにちは!

ほんとに「2」を作るんですねー。
けっこう評判よかったのかな。
水着でゾンビ斬る人を募集と書いてありましたが、撮影期間が今年の秋から冬で、寒くてたいへんそう(笑)。
乙黒えりは「少林少女」に出ていましたか。
ラクロスのチームメンバーの一人かな?

投稿: はらやん(管理人) | 2008年10月18日 (土) 12時58分

はらやんさん、コメント有難うございます。
お姉チャンバラ2の情報は
下記URLを参照してください。

http://www.oricon.co.jp/news/deview/58434/

この映画を見て、乙黒えりさんを気にいりました。
少林少女にも出ているのでチェックする予定です。

投稿: シムウナ | 2008年10月17日 (金) 20時21分

シムウナさん、こんにちは!

僕ももともと期待度を高く設定していない状態での観賞だったので、アクションなどは意外とやるなーという感じでした。
チャンバラの爽快感はよく出ていましたよね。
お話はゲテゲテでしたが。

リンクの件、まったく問題ありません。
是非よろしくお願いします。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年10月16日 (木) 06時04分

B級映画なんですが、意外とはまってしまった(笑)
チープなセットにストーリーなんですが、
アクションがどこかで見たことがあるような・・・
それでも見ごたえありました。B級映画としては
合格点かなと。最後の姉妹の対決は
ドラゴンボール状態でした。
しかし、なぜビキニなんでしょうか?
あと、はらやんさんのブログ是非
リンク張りたいのですが可能でしょうか?

投稿: シムウナ | 2008年10月13日 (月) 21時43分

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