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2008年10月11日 (土)

本 「空の中」

「図書館戦争」の有川浩さん作品です。
実は「図書館戦争」を読んだ頃からなんですが、有川浩さんって誰かの小説に印象が似ているなーってずっと思っていました。
本作を最後まで読んで解説までいって、それが誰かやっとわかりました。
新井素子さんですね。
本作の解説を新井素子さんが書いていました。
新井素子さんの「星へ行く船」シリーズがあるのですが、その主人公ペア森村あゆみと山崎太一郎というのが、有川さんの小説に出てくるキャラクターに雰囲気が似ているんですよ。
特に山崎太一郎というキャラクターの、賢くて強い男なのにとっても男女関係は不器用な感じというのは有川さんの男性キャラクターに影響を与えているような気がします。
そういえば「星へ行く船」シリーズでも頭をナデナデっていう場面もあったような気がします。
ベタに甘い雰囲気も感じが似ているような気がします。

さてこちら作品。
有川浩さんというのは女性の作家ですが、こういう自衛隊などの軍事、航空、SF的な設定(本作では未確認生物)というのを苦もなく使いこなしますよね。
ご本人、こういうのが好きなんでしょうね。
女性としては珍しい・・・。
これらのハードな道具立てと少年少女の持つ純粋さ、残酷さと成長、恋愛などを織り交ぜていって、最後まで一気に読ませるのは、なかなか見事です。
この作品は文庫としては新刊ですが、ハードカバーとして以前に出ていたようで、有川さんとしては二作品目なんですね。
有川さんは電撃文庫というライトノベルでデビューされたようですが、二作目ですでにそういうジャンルを飛び越えているような気がします。
とはいえ、高尚な文学ではなく、あくまでエンターテイメントとしてレベルアップしているような気がします。
このかたの作品はまだ読んでいないものが多いので、これからもいろいろ読んでいってみたいと思います。

有川浩さん作品 図書館戦争シリーズ「図書館内乱」の記事はこちら→
有川浩さん作品 図書館戦争シリーズ「図書館危機」の記事はこちら→
有川浩さん作品 図書館戦争シリーズ「図書館革命」の記事はこちら→
有川浩さん作品 図書館戦争シリーズ「別冊 図書館戦争Ⅰ」の記事はこちら→
有川浩さん作品 図書館戦争シリーズ「別冊 図書館戦争Ⅱ」の記事はこちら→
有川浩さん作品「塩の街」の記事はこちら→
有川浩さん作品「海の底」の記事はこちら→

「空の中」有川浩著 角川書店 文庫 ISBN978-4-04-389801-5

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コメント

たいむさん、こんばんは!

おお、すごい、全巻制覇ですかー。
僕はまだ先は長しです。

なるほどやはり新井素子さんの影響あったんですねー。
世代的にもそんな感じしたんですよ。

>氷室冴子派
コバルト文庫ですねー。
「なぎさボーイ」とか読みました。
高校生の時はソノラマ文庫が好きでしたが(今思えばライトノベルの走りですね)、新井素子さんの作品が多かったのでコバルトにも手を出してました。
変な高校生だったなあ・・・。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年10月11日 (土) 23時46分

ども!有川作品の制覇に王手がかかっているたいむです。まだ感想を書いていないけれど「塩の街」を読み終え、残すは「海の底」だけとなりました。
この人の作品はサクサク読めますよねw

>新井素子
有川さんは見事に「新井素子」世代で、「新井素子になる!」って小説を書いていた当時だそうですよ。大好きで目標だったとしたら、似てくるのもうなずけますよね。
私は新井素子というよりは、氷室冴子派(そんなのあるのか?)だったので、SFちっくな新井さんにどっぷりにはなりませんでしたけど。

個人的には「阪急電車」が一番好きでオススメですが、自衛隊三部作は是非読み切ってください!

投稿: たいむ | 2008年10月11日 (土) 22時06分

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