« 本 「折り返し点 1997〜2008」 | トップページ | 「容疑者Xの献身」 愛は割り切れない »

2008年10月 4日 (土)

「劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」 線路は続くよ、どこまでも

異例中の異例ともいえる、同ライダーでの劇場版3作目です。
長いこと放送していた初代「仮面ライダー」は別にして、テレビシリーズ終了後もこのように劇場版が制作されるのは、なかったですよね。
電王人気恐るべしです。
タイトルに「さらば」とあるし、「ファイナル」ともあるし、これで最後ということですが、人気があればまた続編を作るのではと期待しちゃったりします。
本編前の「イマジンあにめ」ではその続編をネタにしていたのは、笑いました。

しかし、春に「デンキバ」作って、テレビで放送中の「仮面ライダーキバ」は夏に映画もありましたし、今年、制作スタッフは死ぬほど忙しかったのではないでしょうか。
ライダーのスーツアクターの高岩さんは、「キバ」との掛け持ちどうやっているんでしょうね。
主人公良太郎を演じる佐藤健さんも他のテレビドラマがありましたし、けっこうスケジュールも大変だったと思います。
そのためか良太郎の出ている場面は実はそれほど多くなく、どちらかというとモモタロス他のイマジンたちが主人公なのではと思えるほど。
でもそれはマイナスではなく、イマジン中心の話でもおもしろかったりするから、「電王」という物語は懐が深い。
これができるのもイマジンというキャラクターを育ててきた「電王」ならではだと思います。
このあたりのキャラクターが育っていったという感じというのは、従来の特撮番組の感覚ではなく、むしろアニメ番組の感覚に近いですね。
視聴者の反応を見つつ、番組にフィードバックをして制作という、良いスパイラルが働いたような気がします。

今回の劇場版は出演者やスタッフのスケジュールなどの制約が通常よりも厳しかったと思われますが、その制約を制約と感じさせないストーリーになっていたと思います。
良太郎の場面が少なくなってしまうということを、上記のようにイマジンたちを中心に置くことと、良太郎の孫、幸太郎=NEW電王という新キャラクターでクリア。
NEW電王は新ライダーとして劇場版としてのトピックになりますし、また幸太郎というキャラクターによって実は良太郎の存在感も増すという効果にも繋がっています。
登場時幸太郎は祖父良太郎のことを悪く言っていますが、彼が負けたとき、改めて祖父のほんとうの強さを知るという脚本になっているのが、なかなかよくできている。
これによって登場場面が少ない割に、良太郎がしっかりと物語の軸になっているんですよね。
安易に作ろうとすれば人気もありインパクトもあるイマジンたちに頼ってしまいがちですが、ただのキャラクター祭にしていないところが良かったです。
さすが小林靖子さん。
イマジンたちの登場場面が増えるということで、アクションシーンは前2作を上回るボリュームだったと思います。
監督がJAE(ジャパン・アクション・エンタープライズ)の金田治さんということで、アクションシーンは見応えありました。
アクションシーンはほとんど着ぐるみばっかりで、ほとんどJAEのメンバーがスーツアクターでしょうから容赦がないです。

<最後だけネタばれあり>

予告を観て、「死んじゃうかもモモタロス」と思っていたら、やっぱり健在。
やはり「電王」はハッピーな終わり方がいいですよね。
あるかもしれない、「帰ってきた仮面ライダー電王」(笑)。
線路は続くよ、どこまでも。

「劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!」の記事はこちら→
「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」の記事はこちら→
「劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦」の記事はこちら→
テレビシリーズ「仮面ライダー電王」の記事はこちら→

にほんブログ村 映画ブログへ

|

« 本 「折り返し点 1997〜2008」 | トップページ | 「容疑者Xの献身」 愛は割り切れない »

コメント

メビウスさん、こんにちは!

制作し始めたのはデンキバ直後かららしいですね。
かなり時間がなかったかと思いますけれど、その割にはよくできていたかなと思います。
佐藤健さんのスケジュールが取りにくかったのも、うまくストーリーに取り込んでいたと思います。
幽汽は時間がなかったのでしょうね。
僕はアップの時の目に傷があったのが、気になりました。
アップ用マスクを作っている暇がなかったのでしょうね。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年10月26日 (日) 08時46分

はらやんさんこんばんわ♪TB有難うございました♪

アギトから毎年の如く公開されてきた劇場版仮面ライダーですが、1つの作品で3作も劇場公開されるなんてホント異例ですよね。それくらい電王の人気はかーなーりっ凄いっ!!という裏返しでもあるのか、はたまたただ単にグッズやパンフをしつこく売りたかっただけなのかどうかは定かじゃないですが・・・(汗

でも電王&キバから半年も経っていなかったため、製作スタッフが慌てふためいて作ったんだなという痕跡を、自分は仮面ライダー幽汽から見て取れたような気がします。
肩のパーツといい、ベルトといい、モロに牙王のパーツを流用してるとしか思えませんでしたw

投稿: メビウス | 2008年10月23日 (木) 22時40分

たいむさん、こんにちは!

電王のイマジンは、モモをはじめ着ぐるみの域を超えてますよね。
普通に一人のキャラクターにしか思えなくなってしまった・・・。
いつのものごとく、ウラもさりげに活躍してましたね(笑)。

なるほど幸太郎での電王2というのもありそうですよね。
今度は過去から良太郎が助けにくるなんていうのもおもしろいかも・・・。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年10月11日 (土) 16時59分

>やはり「電王」はハッピーな終わり方がいいですよね。
辛気臭いのは似合いませんよね!
モモカッコ良かった!!

ライダーからはそろそろ卒業したいであろう健くんと思うので、「帰ってきた」は無理としても、幸太郎での「電王2」からゲスト出演だったら愉しいかも・・という幻想を抱いちゃいそうです(^^;

投稿: たいむ | 2008年10月11日 (土) 12時47分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/186553/42684928

この記事へのトラックバック一覧です: 「劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」 線路は続くよ、どこまでも:

» 「さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」みた。 [たいむのひとりごと]
「退治てくれよう、モモタロス~」とか言われても、クスクスと笑っていたのは周囲では私だけ(^-^;小さなお友達のお父さんお母さん世代から、更にひとまわり位上の世代じゃないとこのネタでは笑えないかぁー・・... [続きを読む]

受信: 2008年10月11日 (土) 12時44分

» さらば仮面ライダー電王 [Sweetパラダイス]
これで終わりだと思うと寂しいですでも・・・・・電王のことだからまたってことに期待したりしてだってね一度あることは二度あって二度あることは三度あったからね良ちゃんが憑依されちゃった今回は良ちゃんが敵なの?良太郎の孫・幸太郎を演じる桜田通くん。生意気なとこ...... [続きを読む]

受信: 2008年10月11日 (土) 20時58分

» 『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』 [なまけもののひとりごと]
最愛の人を、初めて生で見て来ました。 ……と云う訳で、夏のキバ『魔界城の王』に続き、『電王』劇場版、舞台挨拶つきを観て来ました! 今回は、友人がチケットを取ってくれたのですが、後から、登壇者に、スズの名前が追加された時の私のテンションの上がりようと言ったら、それはそれはなものであったと。 以下、やっぱり舞台挨拶の話の方にもえてしまって長いので、おつきあいくださる方は、続きへずずいっと、どうぞ。... [続きを読む]

受信: 2008年10月12日 (日) 11時31分

» 「さらば仮面ライダー電王」みた。 [+++turbo addiction+++]
「さらば仮面ライダー電王」みてきたよ。。。 http://www.saraba-den-o.jp/index.html (*´∀`)アハハン♪ 本当にこれでラストかぁ・・・・。 悲しい。 つД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 記念にステッカー買っちゃったよ。 ☆★以下、感想★☆ ... [続きを読む]

受信: 2008年10月18日 (土) 23時57分

» 【さらば仮面ライダー電王】 [日々のつぶやき]
またまた甥っ子と約束した映画です。 前作「仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」は全く知識がない状態での観賞でしたが、今回は少しだけ背景など理解した状態で見れました。 「巷で噂の幽霊列車の正体を調べるモモタロスたち一行。そんな時登場した敵の... [続きを読む]

受信: 2008年10月20日 (月) 18時01分

» 「劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン」 主演イマジン [『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記]
前作、「劇場版 仮面ライダー電王&キバ クライマックス刑事」のレビューで、「あっ、イマジンたちで1作っていうのもいいかも〜〜!」と書いてましたが、実現しました! 主演の野上良太郎:佐藤健が、オダギリジョー以来のライダー俳優最高の逸材といわれるとうり、その後の成長を見せ、スケジュールがとれないからかほとんどでてきません。いや、なにより前作の舞台挨拶で大泣きしたように、佐藤健の中では前作で“ライダー”は終わってるんやろなぁ〜。イマジンたちがわちゃわちゃやってるのを楽しく見てられたのは、軸として野上良太郎... [続きを読む]

受信: 2008年10月20日 (月) 22時35分

» 劇場版 さらば仮面ライダー電王/ファイナル・カウントダウン(評価:◎) [シネマをぶった斬りっ!!]
【監督】金田治 【出演】佐藤健/桜田通/中村優一/神田沙也加/秋山莉奈/松本若菜/松元環季/石丸謙二郎/松村雄基 【公開日】2008/10.4 ... [続きを読む]

受信: 2008年10月23日 (木) 22時30分

» さらば仮面ライダー電王 ファイナルカウントダウン [5125年映画の旅]
謎の幽霊列車が出没する怪事件が発生。モモタロス達が調査に乗り出すが、彼らの前に現れたのはイマジンに身体を乗っ取られた良太郎だった。良太郎に手出しが出来ないモモタロス達を救ったのは、新たな電王の力を持つ、未来からやって来た良太郎の孫・幸太郎だった。 『仮...... [続きを読む]

受信: 2008年10月24日 (金) 07時28分

» 『さらば仮面ライダー電王/ファイナル・カウントダウン』(2008) [【徒然なるままに・・・】]
『仮面ライダー電王』、まさかの劇場版第3弾です。 かつての初代『仮面ライダー』は劇場公開版が3本――『ゴーゴー仮面ライダー』、『仮面ライダー対ショッカー』、『仮面ライダー対じごく大使』―-作られましたが、内1本はTVの一挿話をそのままブローアップして映画館に掛けただけですので、完全新作3本は歴代最多! しかも、メインとなるTVシリーズが放送終了してから2本も公開されるなんて前代未聞です。 電王、恐るべし・・・! 物語はTVシリーズ最終回の後日談ということのようですが、特にお話が繋がってる... [続きを読む]

受信: 2009年1月 3日 (土) 18時26分

» 劇場版さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン観て来ました [君らしく 僕らしく・・・そして、私らしく]
 「本当に最後なんだよね?。答えは聞いてない!」(笑){%クラッカーwebry%} [続きを読む]

受信: 2009年1月 4日 (日) 22時59分

» 劇場版 仮面ライダー さらば電王 ファイナル・カウントダウン [象のロケット]
巷で噂の幽霊列車を操るのは、死郎という謎の男。 誘拐された良太郎は彼に操られ、<仮面ライダー幽汽>となっていた。 そこへ駆けつけたのは、新しい電王として、未来からやってきた良太郎の孫・幸太郎。 良太郎の「象を守れ」という謎の言葉を手がかりに、およそ300年の昔へデンライナーは追跡を開始した…。 人気ヒーローアクション劇場版。... [続きを読む]

受信: 2010年6月29日 (火) 14時08分

« 本 「折り返し点 1997〜2008」 | トップページ | 「容疑者Xの献身」 愛は割り切れない »