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2008年9月23日 (火)

「次郎長三国志」 清水湊の名物はぁ〜

清水と言ったら、ちびまる子ちゃんと次郎長くらいしか知らない。
と言っても次郎長についてそれほど詳しいわけでもなく、知っているのは浪曲の「清水ぅ湊ぉの名ぃ〜物はぁ〜」のフレーズくらい。
あと森の石松か。
劇場はほとんどおじいちゃんおばあちゃんペアで、若い人はほとんどいなかったですね。
あとはちょっとテキ屋風のお兄さんくらいでしょうか。
次郎長は渡世人だものね・・・。

今の時代に撮るのだから、なにか今風のアレンジでもされているかと思ったら(あの浪曲は宇崎竜童さんがアレンジしてましたが)、まったくそのようなことはまったくありませんでした。
義理と人情の渡世人。
王道の時代劇といった感じでした。
往年の時代劇ファンにはたまらないのかしらんと思いつつ、だいぶ退屈してしまったのでした。
子供のころ親の脇で観ていたので時代劇は嫌いじゃないんですけれど、あまりにオーソドックスすぎて。
それにちょっと尺が長過ぎたような気がします。
もうすこしコンパクトにまとめられれば、もうちょっと退屈せずに観れたかもしれません。
全体的に演技が、芝居調でしたね。
これも狙ってのことだと思いますし、これも往年のファンからすれば懐かしくて良い感じなのかもしれませんが、僕の感覚だとかなり古くさい感じがしてしまいました。
立ち回りも刀を合わせる風の芝居調の殺陣でした。

いいとか悪いとか言う以前に、ターゲットが僕のようなタイプではないのだろうなあと観ていて実感。
そうじゃない僕が観に行ったのが、違っているのかも。
でももっと年配の方がターゲットだったら2時間越えはやはり長過ぎるような気がしました。

あまり思い入れも持てなかった映画だったので、記事が淡白になってしまいました・・・。
間を持たせるためにちょっと「清水次郎長」で検索をしてみると、実際の次郎長は江戸時代末期から明治時代にまで生きたということ。
明治になったら渡世人稼業を止め、地元の振興に努めたそうです。
行ったのはお茶を流通させるための清水湊の整備だということ。
そうか、清水にはお茶もあったなぁ。
そういえば冒頭にあげた歌の続きも「お茶のぉ〜香りぃとぉ〜」だった・・・。

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