「デトロイト・メタル・シティ(アニメ)」 こちらは「ハルク」か
映画「デトロイト・メタル・シティ」でクラウザーさんの魅力にすっかりはまり、アニメ版もレンタルで一気見してしまった・・・。
クラウザーさん、やっぱスゴいっす。
いきなりオープニングがカッコいいッす。
オープニングの「SATSUGAI」も映画と同じ曲なんですねー、びっくり。
エンディング「甘い恋人」も、劇中で使われるその他のDMCの曲も映画と一緒でした。
そのためか最近脳内で「甘い、甘い、甘い、甘〜い」とリフレインされて困ります・・・。
漫画原作は一話完結仕立てのようで、アニメ版も基本的にその構造に則っています。
アニメ版はなんていうか、独特のテンポですよね。
台詞の言い回しがわざと抑揚のない感じにしていて、淡々と根岸くんの日常が描かれていきます。
この淡々感が曲者です。
そんなことしたくない根岸くんの日常が、いつもなんだか知らないうちに結果的には異常な世界にどっぷりと浸かってしまう、この落差がなんともおかしい。
でもアニメと映画で違うのは、根岸くんの根本の性格でしょうか。
映画の方は、根岸くんは基本的にはクラウザーさんにはなりたくないという感じがします。
アニメの方は、根岸くんはなりたくはないのだけれど、いろいろなことで激情にかられクラウザーさんになってしまうとき(自分の曲がバカにされたときなど)があります。
映画のストーリーは前にオーソドックスなヒーローものの構造になっていると書きましたが、映画の根岸くん-クラウザーさんの関係が「スパイダーマン」的だとすれば、アニメの根岸くん-クラウザーさんの関係は「ハルク」的と言ってもいいかもしれません(笑)。
アニメの根岸くんはクラウザーさんになるのを自分では止められないんですよね。
映画でも楽しめたお気に入りのエピソードがアニメでも満載です。
相川さんとの待ち合わせとアルバムイベントを掛け持ちする話。
相川さんのデートを根岸くんがストーキングする話。
クラウザーさんが実家に降臨するというエピソード。
いやはやなんとも下品で楽しいです。
でもさすがに「資本主義の豚」さんは映画には出せないでしょうねえ。
アニメ版は相川さんの声を長澤まさみさんが演じていて、これまたびっくりです。
ええ、こんな下品なアニメに出ていいの?と思ってしまいましたが、ご本人はDMCが好きなんだとか。
これまた意外。
そうそう、実写版の松山ケンイチさんと加藤ローサさんもアニメにゲストで出演しています。
松山さんは、実写のクラウザーさんとも、根岸くんともまったく違う役。
ほんといろいろ演じられる方です。
映画、アニメと「DMC」を観たので、次は原作漫画にチャレンジ!
どんどんDMC信者になっていく自分がコワい・・・。
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コメント
ノルウェーまだ〜むさん、こんばんは!
結局一気にvol.3まで観てしまいましたー。
実写版とはまた違ったテンポが独特でおもしろかったです。
ノルウェーまだ〜むさんがお薦めの「ギャグマンガ日和」も今度探してみます!
投稿: はらやん(管理人) | 2008年9月10日 (水) 22時58分
はらやんさん、こんにちは☆
ついに、はらやんさんもアニメDMC制覇してしまったんですね?
それなられっきとしたDMC信者ですね!
あのアニメの独特のテンポがたまらないです。
同じようなテンポでやっている、『ギャグマンガ日和』もオススメですよ~
投稿: ノルウェーまだ~む | 2008年9月10日 (水) 14時12分