本 「別冊 図書館戦争Ⅱ」
これにて幕引き。
結果的に本編4冊、スピンオフ2冊と大シリーズになった「図書館戦争」、本作にて完結です。
初めて「図書館戦争」を読み始めたときはこんなことになるとは思わなかったなあ・・・。
しみじみ・・・。
さて、本作では「図書館内乱」でなんとなくいい感じになりそうだった手塚と柴崎のその後が描かれます。
別冊Ⅰでは、図書隊きってのバカップル(失礼!)の堂上夫妻の話だったので、ベタ甘度アップの山盛りパフェみたいな感じでしたが、別冊Ⅱは冷静な手塚と柴崎の話なのでベタ甘度は抑えめに、代わりにちょっとビターな感じで仕上がっていました。
本作が扱っているテーマがストーカーですしね。
それにしても手塚と柴崎は幸せになれてよかったですねえ。
両者ともに不器用さを持っているややこしい性格ですけれど、それでもストーカー事件をきっかけに二人とも素直になって。
特に柴崎が素直になったところは手塚でなくとも抱きしめたくなります(「大事にして」のところね)。
けれど素直になってからの二人は堂上夫妻に負けず劣らずベタ甘度あがっていましたね。
「あとがき」によればラストはあとから付け足したということらしいですが、明るくハッピーに終わるのはやはり「図書館戦争」らしくってよかったんではないでしょうか。
しばらく次はないような気がしますが、また彼らに会えるのを楽しみに待っていることといたしましょう。
次は堂上夫妻に子供ができて!なんていうのもおもしろそうなのですが・・・。
図書館戦争シリーズ「図書館内乱」の記事はこちら→
図書館戦争シリーズ「図書館危機」の記事はこちら→
図書館戦争シリーズ「図書館革命」の記事はこちら→
図書館戦争シリーズ「別冊 図書館戦争Ⅰ」の記事はこちら→
アニメ版「図書館戦争」の記事はこちら→
「別冊 図書館戦争Ⅱ」有川浩著 アスキー・メディアワークス ハードカバー ISBN978-4-04-867239-9
| 固定リンク
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 本 「別冊 図書館戦争Ⅱ」:
» 【別冊図書館戦争 2】 有川浩 著 [じゅずじの旦那]
いよいよ、幕引きらしいです、シリーズスピンアウト第2弾…[:ひやひや:]
まずは来訪記念のポチッ[:ひらめき:] [:next:] ブログランキング[:右斜め上:]
【あらすじ】
「そんで、結局あの人たちは?」
これにて幕引き、『別冊 図書館戦争 II』!
気になるあのペアの恋の行方もついに──!?
笠原と堂上の新婚生活も落ち着いて、次に気になるのはやっぱり「手塚」と「柴崎」 [:たらーっ:]
賢い二人だけど、恋愛になるとからきしダメ。
その二人の間を埋める「キ... [続きを読む]
受信: 2008年9月15日 (月) 17時30分
» 「別冊 別冊図書館戦争Ⅱ」有川 浩 [デリシャスな本棚]
このシリーズを読み始めた当初はオタクっぽいなぁと思ったんですが、いやいや面白かった。うん。 [続きを読む]
受信: 2009年1月 5日 (月) 17時40分
» 「別冊図書館戦争Ⅱ」有川浩 [本のある生活]
別冊図書館戦争 2 (2)
待ちに待ったスピンオフ第2弾です。読めるのはうれしい!でもこれが最後かと思うとさみしい・・というジレンマに引き裂かれながら読みました。
地味な存在だったあの人が抱えてきた意外な過去と思い、堂上や小牧の若いころのエピソード、そして気....... [続きを読む]
受信: 2009年1月 6日 (火) 20時48分
» 別冊 図書館戦争 有川浩 アスキーメディアワークス [おいしい本箱Diary]
なんやね~ん、なんでこんなにラブラブやねん!!
と、のっけから突っ込みたくなる、ラブラブぶりの堂上と郁ちゃん(笑)
お互い、ガマンしてた3年のタガが外れた、というか
何というか・・。
二人が恋人になってからの、なんやかんやが書いてある本でした。
なんやかんやって・・なんやかんやは、なんやかんやです(笑)
ほんと、後書きで有川さんが書いてはる通りの
ベタ甘・・ありさんウハウハのベタ甘でしたね、はい。
(この、くどいセリフがわかるあなた・・あなたは、私の仲間です・爆)... [続きを読む]
受信: 2010年12月31日 (金) 13時20分
» 別冊 図書館戦争? / 有川浩 [ねこやま]
抜粋
大好評『図書館戦争』シリーズ、スピンアウト第2弾!
そんで、結局あの人たちは?
これにて幕引き。
図書館行ったとき、たまたま見つけた。
あ、?が出たんだーって。
図書館シリーズは好きだし。
毎回蕁麻疹でるぐらい痒い展開な...... [続きを読む]
受信: 2011年5月 8日 (日) 07時47分
» 別冊図書館戦争Ⅱ [Spice -映画・本・美術の日記-]
「別冊図書館戦争Ⅱ」 有川 浩・著 角川文庫
図書館戦争シリーズ6巻目です。
本編で主人公だった人たちよりも、そのサイドストーリー的な話でした。
もちろん主人公・郁も出て [続きを読む]
受信: 2013年1月 5日 (土) 23時27分
コメント