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2008年9月14日 (日)

本 「別冊 図書館戦争Ⅱ」

これにて幕引き。
結果的に本編4冊、スピンオフ2冊と大シリーズになった「図書館戦争」、本作にて完結です。
初めて「図書館戦争」を読み始めたときはこんなことになるとは思わなかったなあ・・・。
しみじみ・・・。
さて、本作では「図書館内乱」でなんとなくいい感じになりそうだった手塚と柴崎のその後が描かれます。
別冊Ⅰでは、図書隊きってのバカップル(失礼!)の堂上夫妻の話だったので、ベタ甘度アップの山盛りパフェみたいな感じでしたが、別冊Ⅱは冷静な手塚と柴崎の話なのでベタ甘度は抑えめに、代わりにちょっとビターな感じで仕上がっていました。
本作が扱っているテーマがストーカーですしね。
それにしても手塚と柴崎は幸せになれてよかったですねえ。
両者ともに不器用さを持っているややこしい性格ですけれど、それでもストーカー事件をきっかけに二人とも素直になって。
特に柴崎が素直になったところは手塚でなくとも抱きしめたくなります(「大事にして」のところね)。
けれど素直になってからの二人は堂上夫妻に負けず劣らずベタ甘度あがっていましたね。
「あとがき」によればラストはあとから付け足したということらしいですが、明るくハッピーに終わるのはやはり「図書館戦争」らしくってよかったんではないでしょうか。

しばらく次はないような気がしますが、また彼らに会えるのを楽しみに待っていることといたしましょう。
次は堂上夫妻に子供ができて!なんていうのもおもしろそうなのですが・・・。

図書館戦争シリーズ「図書館内乱」の記事はこちら→
図書館戦争シリーズ「図書館危機」の記事はこちら→
図書館戦争シリーズ「図書館革命」の記事はこちら→
図書館戦争シリーズ「別冊 図書館戦争Ⅰ」の記事はこちら→
アニメ版「図書館戦争」の記事はこちら→

「別冊 図書館戦争Ⅱ」有川浩著 アスキー・メディアワークス ハードカバー ISBN978-4-04-867239-9

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