「フライング☆ラビッツ」 別腹だから!
すいません、石原さとみちゃんと真木よう子さん目当てで行きました。
お二人ともお美しいです・・・。
と言いながら、感動屋なもので、こういうがんばる系のお話は嫌いじゃないのです。
特にスポーツものは弱いですね、ついついほろりときてしまいます。
本作では実際の実業団バスケットボールチームの「JAL RABITS」を題材にしています。
早瀬ゆかり(石原さとみさん)は、幼いころから念願のキャビン・アテンダントになることができました。
ちょっとした間違いから彼女の住まいは「RABITS」の合宿所になってしまいます。
そうした中、ゆかりはチームの監督(高田純次さん)に見いだされて「RABITS」に参加することになってしまいます。
ゆかりはCA実習生とバスケチームの二足のわらじを履くことになってしまうのです。
どう考えてもCAの仕事というのはたいへんそうだし、それを実業団チームをやりながらやっていくというのは、並大抵のことではないと想像できます。
物語の中でも、チームの先輩たちは、仕事か、チームか、そして恋かという選択肢に悩んでいます。
けれども主人公ゆかりは、そういう究極の選択に悩んだりしません。
彼女にとっては仕事も、チームも、恋もすべてやりたいことであり、それならば全部やりたいと思っています。
ゆかりは食事をするとき、ラーメンかチャーハンのどちらかを選ばなきゃというふうには思わず、好きなんだから両方食べればいいじゃないと思う子なんですよね。
ゆかりの彼氏卓也は、家の都合で実家に戻らなければならないことを、CAとバスケで忙しいゆかりに気を使って何も言わずに帰りました。
ゆかりが卓也を追っていった時、彼氏はこう言います。
「さすがにおまえも、ラーメンとチャーハン(仕事とバスケのこと)でお腹パンパンだろ」
ゆかりはこう答えます。
「卓也のことは・・・、別腹だから!」
この台詞でハッとしました。
なんだかしらないうちに、人は何かを選択しなくてはいけないと思ってしまいます。
仕事か、恋かどっちを選ぶ?みたいに。
もちろん両方やるのはたいへんだから、不可能だからというのはあります。
けれど、たいへんかもしれないけれど好きならできるかもしれない。
両方好きだったら、両方やってみたらいい。
二者択一、三者択一なんて誰が決めた?
選ばなくてはいけないと思ってしまうのは自分なんですよね。
とは言いつつも・・・。
たぶん今の世の中では、男性よりも女性の方がこういう選択を迫られることが多いですよね。
男は大概の人が仕事を選ぶという感じになっていると思います。
ある意味、男はこういう究極の選択を迫られることが少ないわけです。
でも女性は違う。
選ばなくてはいけない状況になってしまう。
でも両方好きならあきらめずに、ゆかりのようにできたら素敵だと思います。
最近はやっと自分が勤める会社でも女性が育休をとって復職というケースが増えてきました。
そのためには男性のサポートが必要だったり、社会の仕組みが変わらないといけないのですよね。
ラストでCAの制服に身を包み、バスケのファンにサインをして颯爽と歩いているゆかりがとてもカッコ良く見えました。
やりたいことをやっている人というのは、輝いて見えるのですよね。
| 固定リンク
コメント
rose_chocolatさん、こんにちは!
こちらはrose_chocolatさん好みではないかもしれませんねー(笑)。
ちょうど僕らの世代は男女雇用機会均等法が施行されて、女性総合職が増えてきたころでしたよね。
僕の同期でもたくさんいましたが、やはりそれぞれ事情があって辞めていった方が多かったですね。
おっしゃる通りいろんな世界を持っていた方が人は輝きますよね。
もしかすると今の時代は仕事ばかりの男性の方が輝いていないかも。
投稿: はらやん(管理人) | 2008年9月14日 (日) 14時35分
たぶんこれは観ないと思うんだけど・・・
二者択一、自分もしました。
選びたくはなかったけど、そうせざるを得ない状況でね。。
その時はそれでいいと思ってたんですが、やっぱり両方欲しくなるんですよ(笑) なので今からは出来る範囲で好きなように生きると決めてます(笑)
1つの中だけで閉じこもるよりも、いろんな世界を持っていた方が女性も輝くと思うんだけど。
投稿: rose_chocolat | 2008年9月14日 (日) 14時07分