「ギャラクティカ シーズン1」 テレビシリーズとは思えない
「宇宙空母ギャラクティカ」ってアメリカのドラマを知っている方ってどのくらいいらっしゃいますか?
ちょうど「スター・ウォーズ」をきっかけにこういうSF映画がブームになったときに制作されたテレビドラマです。
こちらの作品、日本でも放映されていたんですよね。
人類の植民星が突然サイロンというロボット軍団(もともと人間が作り出したもの)に襲われて、人類は滅亡の危機に瀕します。
生き残った人類は空母ギャラクティカに乗り込み、伝説の星、人類の故郷である地球を目指すというストーリーです。
今思えば話もそれほど目新しいものものもなく、特撮シーンもバンクフィルムの使い回しが多かったため見所的には少ないような気がしますが、やはり他にこういう毎週放映する特撮がなかったので毎週一生懸命チェックしてました(まだビデオがなかったため)。
さて本作「ギャラクティカ」はその「宇宙空母ギャラクティカ」をリ・イマジネーションして作った作品ということです。
サイロンに壊滅的な打撃を受けた人類が地球を目指すという、ストーリーの骨子は同じですが、それ以外はまったく新しい作品になっています。
共通点としては空母ギャラクティカやその戦闘機のシルエットなどはかなり近いですよね。
あと序章の中での大統領の歓迎式典のところで旧「ギャラクティカ」のテーマがアレンジされて使われていました。
旧作との最大の違いは、サイロンに「歩くトースター」のタイプだけではなく、人間をコピーしたようなタイプが存在しているということ。
人間そっくりのコピーは同タイプがいくつもあって、それらは人類の中に紛れ込んでいます。
そして紛れ込んでいるサイロン自身が、サイロンとしての自覚がない者もいるのです。
また前作よりも、行政を代表する大統領と、軍を掌握するギャラクティカ艦長の対立というのが多く描かれます。
ともに人類を守るために行動しているのですが、やはり立場としての考えから協力したり対立したりをしていきます。
正体のわからない敵、そして行政と軍の対立という中で、ドラマは緊張感を持続していきます。
このあたりはなかなか見応えがあります。
あともう一つ見応えがあるのが、特撮シーンでしょう。
これはテレビシリーズなのかと思えるほどに特撮シーンには力を入れています。
毎回毎回戦闘シーンがあるわけではないのですが、そういうシーンが描かれる場合はほんとにテレビドラマだとは思えないほど。
全体的なカメラワークも、ロブ・コーエンの「ステルス」の空中戦のような感じで臨場感があります。
スゴいですよね、アメリカのドラマって。
シーズン1のラストは衝撃の終わり方でした。
あれからどうなるの?という感じでしたが、今週からスーパードラマTVで、シーズン2がオンエア開始。
楽しみです!
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コメント
ヨメさん、こんにちは!
僕も海外ドラマに最近はまってます。
海外ドラマって毎回毎回「ええっ!」て終わり方をするので、止められないんですよね〜。
こちらの「ギャラクティカ」もシーズン1の終わり方は「ええっ!」という感じでした。
こちらの作品はテレビシリーズとは思えないほどの映像クオリティなのでなかなか見応えあります。
シーズン1はDVDもリリースされているようですよ。
投稿: はらやん(管理人) | 2008年9月27日 (土) 14時40分
はらやんさん こんばんは。
>シーズン1のラストは衝撃の終わり方でした。
えっ!!
それは見てみたい!!
最近海外ドラマにはまっている私としては見てみたいところですが、これからシーズン2ですか・・・
シーズン1の連続放送に期待。
投稿: ヨメ | 2008年9月25日 (木) 21時51分