「百万円と苦虫女」 自分探しなんてしたくない
実は人と付き合うのが苦手な方であったりします。
とても親しくなってしまった人とはまったく平気なのですが、中途半端に顔を知っているだけとか言葉を交わしているだけの人と、二人だけになったりするとどうしようと思ったりしてしまいます。
ですので鈴子(蒼井優さん)が、人に親しげに声をかけられたりする時のとまどっているような様子や、目をそらしながら話す感じ、ちょっと苦虫を噛み潰したような迷惑そうな表情というのは、自分でもよくわかったりします。
人との距離感というのが近くなってくるといろいろと面倒くさいことが起こります。
無神経で自分勝手な人に振り回されるようなことも多くなります(最初のルームシェアの話はひどい!)。
そういうことが嫌だから、人と距離をおいていたいというのも、なんだかよくわかるんですよね。
でも鈴子も別に人が嫌いになっているわけではありません。
どちらかというと自分のことが嫌いな人なんでしょう。
「自分探しなんてしたくない」
という台詞がありましたが、これに鈴子の性格が表れています。
自分探しなんてしなくたって、自分というのはすぐそこにあるのがわかっています。
頑固で、人付き合いが下手で、何度も同じような失敗をしてしまう自分が。
そういう自分だとわかっていながらも、それに向き合うのが嫌で、鈴子はさまよってます。
「自分好き」か「自分嫌い」かと言われたら、僕は後者なんですよね。
一度知り合いとそういう話になった時、僕はみんな「自分嫌い」なのだろうと思っていたら(自分がそうだから)、「自分好き」といういう人は多いので、驚いた覚えがあります。
「自分嫌い」というのは自分の性格がわかっていて、そのダメなところもわかっていて、それがなかなか直せないところが嫌いなのだと思います。
どうしてもそれを見たくないと思ってしまいます。
僕なども、仕事などで忙しくしているのは、あまりそんなこと考えないようにとか思っているような気がしたりもします。
時折、自分の性格に直面することもあり自己嫌悪に陥ってしまいますが・・・。
たぶん鈴子もそうなんだろうなあと思って観ていました。
人との関係を深くするのが不得意な人というのは、やはり失うのが恐いのだと思います。
勇気を出して親しくなったとしても、ちょっとしたことがきっかけで別れなくならなくてはいけないことがあります。
何度かそういうことで傷ついたり、傷つけたりしてしまうと、そんなことになるくらいだったら、つき合うのを避けようと思ったりしてしまいます。
でもそれでも人というのは人と親しくしていたいと思うものなんですよね。
ずっと苦虫を苦虫を噛み潰したような表情の鈴子が中島と付き合い始めたころは輝くばかりの笑顔になっています。
それでも別れというのはやってきたりします。
だから別れるのが嫌だから出会わないようにする。
でも実はそうではなくて、鈴子が言っていたように、出会うために、別れがあるのですよね。
そうはわかってもなかなか実生活では難しいものなのですが・・・。
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受信: 2008年8月23日 (土) 09時45分
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主演は蒼井優。
転居に伴い各地を転々。
ロードムービーの形をとっています。
監督はタナダユキ。
共演は森山未來、ピエール瀧、笹野高史。
21歳の鈴子(蒼井優)は
あるトラブルから前科がついてしまう。
100万円貯金ができると、
他の地へ引っ越しという生活。
人間関係のわずらわしさから
解放されたいのにうまくいかない。
現実からぬけだしたいのに
引き戻される。
地方都市の働き先で、
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少しずつ心の傷も修復して
変化していく鈴子(蒼井優)の心。
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って、番組内で言ってたから放送観てた人は知ってるか。
そんなこんなで続きを観る感覚で『百万円と苦虫女』を観てきました。
★★★★
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短大を卒業後、フリーターをしている鈴子は、バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。しかしひょんな事から事件に巻き込まれ、警察沙汰に。前科者になってしまった鈴子は、「百万円貯まったら出ていきます」と家族に宣言し、バイト掛け持ちで懸命に... [続きを読む]
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受信: 2008年8月24日 (日) 22時17分
» 百万円と苦虫女 [ネタバレ映画館]
あ、うんこ!くっそ〜〜♪
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受信: 2008年10月11日 (土) 22時11分
» ★★★★ 『百万円と苦虫女』 [映画の感想文日記]
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いろいろと違和感を感じながらも、忘れられない映画となった『赤い文化住宅の初子』
に続くタナダユキ監督作品だったが、この映画にはあまり前作のような違和感はなく、演出に洗... [続きを読む]
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» 百万円と苦虫女 [ルナのシネマ缶]
いきなり刑務所のシーンだし、
おいおい!そんな事で
前科者になっちゃって・・・と
驚きのオープニングでした。
言いたい事をなかなかきちんと
伝えることができなくて
思わず極端な行動をしてしまう
イマドキの若者の姿を
蒼井優が好演しています。
短大を卒業後、フリーターをしている鈴子(蒼井優)は、
なんとなく実家で暮らしていた。
バイト仲間からルームシェアを持ちかけられて実家を出る事にした。
しかしそれが思いも寄らぬ事件に発展し、警察沙汰になってしまう。
中学受験を控え... [続きを読む]
受信: 2009年4月20日 (月) 23時58分
» 『百万円と苦虫女』 [・*・ etoile ・*・]
DVDにて鑑賞。
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受信: 2009年4月27日 (月) 00時57分
» 「百万円と苦虫女」★★★☆ [***JoJo気分で気ままにGO!***]
’08年製作 監督:タナダユキ 出演:蒼井優、森山未來、ピエール瀧、竹財輝之助、佐々木すみ江(敬称略) 鈴子(蒼井)、フリーター21歳。ある日、バイト先の同僚からルームシェアの話を持ちかけられ、彼女は意気揚々と実家を出る。ところが、その同僚は彼氏...... [続きを読む]
受信: 2009年7月13日 (月) 21時54分
» 百万円と苦虫女 [えいがの感想文]
2008年
監督:タナダユキ
出演:蒼井優
森山未來
ピエール瀧
自分のことを誰も知らない土地へ移り住む鈴子。
でも、日が経つにつれ、人との面倒なことに巻き込まれて、また違う土地へ移る。
こういう人間関係の面倒くさいのからは、逃れられないってことね。
誰かと関わると、一人じゃ生きられない。
おそらく、鈴子が変わらなければ、この生活は変わんない。
前科を自分のなかでどう片付けるのか。
恋人とわかり合えたつもりでも、ほんの一片、彼の気持ちを疑... [続きを読む]
受信: 2010年11月30日 (火) 21時50分
» 百万円と苦虫女 [さむこの部屋]
ひょんなことから各地を転々とすることになるヒロインの出会いと別れ、そして不器用な恋を丹念に映し出す。
蒼井優、森山未來、ピエール瀧。
「蒼井優」「100万円貯めたら引 ... [続きを読む]
受信: 2011年8月 1日 (月) 00時58分
» 『百万円と苦虫女』 [観・読・聴・験 備忘録]
『百万円と苦虫女』
こういう邦画、大好きです。
決してドカンと笑わせてくれるわけではないのですが、
忍び寄るクスクス笑いの波に、ワタクシ弱いのです。
ちょっとした人間観察の成果のようなキャ...... [続きを読む]
受信: 2013年6月11日 (火) 01時19分
コメント
こんばんわ♪
>中途半端に顔を知っているだけとか言葉を交わしているだけの人と、二人だけになったりするとどうしようと思ったりしてしまいます。
気持ちすごく分かります!
何か話さなきゃと思っているうちに相手が行ってしまったり、
勇気が出ずに会釈して去ってしまうこと多数です・・・
社会人としても、いい大人としてもダメだなぁと思います(涙)
だから、この映画ずっと鈴子目線で見てました。
彼女の気持ちとってもよく分かりました。
脚本や演出も良かったですけど、
蒼井優ちゃんの演技が素晴らしかったですね★
投稿: maru♪ | 2009年4月27日 (月) 01時02分
rose_chocolatさん、こんにちは!
そうですねー、けっこう鈴子には共感してしまうところがありました。
受け止めるのが重たいというのはあるんですよね。
思うようにいかないのが辛くなったりもしますし。
とはいえ、ひとりで生きていくほど強くもなかったりするので、なかなか悩ましいところです。
投稿: はらやん(管理人) | 2008年8月22日 (金) 10時51分
今日のエントリーははらやんさんの素が出ちゃいましたか??
本当は心の底ではとても自分を受け入れてくれる人を欲している、だけど相手のいろんな面が見えてくるにつれて、丸ごと相手を愛せるかどうか不安になる・・・。 だから鈴子は旅をするのかなと思いました。
若いから受け止めるのが重たいのでしょうか。それとも自信がないのか。
思い切って飛び込んでみることでわかることもあるんだけどね。
それが徒労に終わるときのエネルギーの消耗の度合いがきっと疲れてしまうんでしょうか。人付き合いはとにかくパワーが必要ですから^^
投稿: rose_chocolat | 2008年8月22日 (金) 00時22分
かえるさん、こんにちは!
ほんと人付き合いは難しいです・・・。
やはりそれなりにエネルギーがいりますものね。
楽な方に流れてしまっていけないなあと思ったりします。
自分の人生を肯定するのはなかなか難しいですよね。
それなりに満足感はあったとしても、すべてにおいてとかなるとなかなかそうはいかず。
将来のこととかはやはり不安ありますし。
鈴子のようにまだ若いと放浪もできるのですけれどね・・・。
投稿: はらやん(管理人) | 2008年8月17日 (日) 12時28分
人づきあいって難しいですよね。
煩わしさゆえにというのもあるし、おっしゃる通り、拒絶されたり、失われていくことが怖いから、自分からは踏み込めないというのもあるし。
とはいえ、自分が鈴子の歳の頃は、無節操に人づき合いを楽しんでいた気がしますが、世代は違うけど今の方が、鈴子な思いに共感できる感じでした。(まぁ、脚本家は鈴子世代ではないのだから、当然ですかね。)
私は、"自分"が好きか嫌いかっていったら、好きじゃなくはないんだけど、"自分の人生"を肯定することがなかなかできなくて、困りますー。
鈴子はまだ若いから、いいよなぁ・・・とかイジケてしまうばかりなのでした。w
だめじゃん。
投稿: かえる | 2008年8月17日 (日) 10時44分