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2008年8月16日 (土)

本 「ジャンパー -跳ぶ少年-」

ヘイデン・クリステンセンが主演で映画化された「ジャンパー」の原作小説を読みました。
映画の方は、ジャンプのシーンのスピーディな展開でけっこう楽しませてもらえました。
主人公デヴィッドの性格が幼いとかそういうことは他のブロガーさんの感想などで多く見られましたが、あまり世間的には評判は良くなかったですよね。
され小説の方ですが、高校生のデイヴィッド(原作はデイヴィッドと表記)がある日テレポーテーション能力を手に入れ、それをきっかけに家を出て、銀行からお金を拝借するという冒頭の流れはいっしょです。
ただし多くの点で違いもあります。
まずデイヴィッドのジャンプ能力ですが、映画では写真などで見たことのある場所だったらどこでもOKなようでしたが、原作では行ったことがありそこを記憶していないとジャンプできません。
なので映画のシーンにあるようなスフィンクスの上で昼寝などはありません。
あと大きなのはデイヴィッドの戦う相手というのはパラディンではなく、アラブのテロリストであったり、アメリカのNSAだったりします。
テロリストを相手をする設定というのは、あまりに使い古されたものなので(政治的にいろいろあるでしょうし)映画では避けたのでしょうか。
あと小説ではデイヴィッド以外にはジャンパーは登場しません。
実はけっこう映画と原作は設定が違っておりました。
違わないのは、デイヴィッドの性格設定でしょうか。
映画版ではあまり気にならなかったのですが、原作小説ではデイヴィッドの幼さみたいなものがとても気になります。
ある意味、自分の都合の良いように自分の能力を使っているように感じました。
もともとは銀行から奪ったお金なのに、浮浪者を憐れんでお金を恵んであげたりしているのですが、このあたりが偽善者っぽくて気になりました。
恋人ミリィに対する態度も、とても子供っぽかったですし。
映画の方は映像の方を堪能するということでその辺りは気にしませんでしたが、小説では主人公の性格、行動がとても気になりました。
そのため最後まで主人公に感情移入することができず・・・。
この原作をあそこまでもっていったのだから、映画の方はなかなかよくやったのではと思いました。

「ジャンパー -跳ぶ少年-<上>」スティーヴン・グールド著 早川書房 ISBN4-15-011651-2
「ジャンパー -跳ぶ少年-<下>」スティーヴン・グールド著 早川書房 ISBN4-15-011210-X

映画「ジャンパー」の記事はこちら→

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