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2008年7月11日 (金)

「ピューと吹く!ジャガー THE MOVIE」 笑いのツボ

興味は合ったのですけれど、単館ロードショーだったので見逃してしまっていた作品。
DVDがリリースされたので、やっとレンタルで観ました。
原作漫画も読んだことがなかったので、予備知識ゼロでの観賞です。

この手のナンセンスコメディというのは、ハマれるかハマれないかというのは、とても個人的で感覚的なもののような気がします。
まさに笑いのツボというのがそれぞれの個人で違う感じでしょうか。
ツボにはまればヒーヒー笑いますが、はまらなければクスリとも笑えない。
ストーリーものの映画だと、脚本や演出、編集などについて、いいか悪いかを分析することはできるような気がしますが、「笑い」というものはとても分析しにくい。
笑うときは、これこれこうだから笑おうと思って笑っているわけではないですから。
三谷幸喜さんの作品のように構成を計算して笑わせるコメディというのもありますが、本作のようなナンセンスものというのはまったく違う。
笑えるか笑えないか、好きか嫌いか、まったく個人的な感覚なのです。
笑いは分析できないと言いながら、グダグダと書いてしまいましたが、何故かというと、僕個人は本作であまり笑えなかったからなのです。
原作は人気漫画ということですから、その笑いが好きな方は大勢いるのでしょう。
こういうコメディというのは、笑えなかったりすると、なんだかひとり乗り遅れてしまったような感じでやや寂しかったりするものです。
先に書いたようにストーリーものは楽しめなくても、作品が悪かったりすることが分析できて、納得できたりするのですが、ナンセンスコメディというのは、作品が悪いのではなく、自分が笑いのセンスがなかったのかしらんと思ったりしてしまったりするのですよね。
本作品でも要潤さん演じるジャガーがボケる時の間などいい感じのところはいろいろあったのですが、観終わって「ああ、笑った笑った」と思えるような爽快感はなかったんです。
これは笑いのツボというか、好みが合わなかったとしかいいようがない。
へんなキャラクターばかりが登場するという点では同様の「魁!クロマティ高校」は楽しめたんですけれど・・・。
「笑い」というのは奥が深いのでしょうね。

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コメント

ノルウェーまだ〜むさん、こんばんは!

原作読まれているんですねー。
僕は未読なので、原作とは比べられないのですが、いまいち笑えなくて・・・。
自分の笑いのセンスが鈍いのかと思ったりもしましたが、けっこうみなさん評価が低くて、一安心(笑)。
ジャガーさんのキャラがつかみにくかったですね(というより登場人物みんなか・・・)。

投稿: はらやん(管理人) | 2008年11月19日 (水) 20時47分

はらやんさん、こんばんは☆
ツボが違うの前の話ですね~
私は原作も、確かにツボが違っているものの、読んでいるうちに、あのジャガーさんの強引かつマイペースなところについ引き込まれてしまうのです、まるで登場人物ピヨ彦のように。
そんな、ジャガーさんの憎めない人柄が全くでていなかったですね・・・残念!

投稿: ノルウェーまだ~む | 2008年11月16日 (日) 22時24分

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