「SP 警視庁警備部警護課第四係」 まるで映画みたい
映画化決定ということで、遅ればせながらテレビドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」を観ました。
オンエアが土曜日の11時過ぎという時間帯だったので、見逃してしまったんですよ。
深夜帯なのに平均視聴率15%越えをしたドラマというだけあっておもしろかったです。
テレビドラマという感じではなく、まるで映画みたいな丁寧な作りで、制作者のこだわりを感じました。
アメリカの映画では大統領警護等を担当するシークレット・サービスが題材の映画はいくつもありますが、日本で要人警護を担当するSP(セキュリティ・ポリス)を取り上げるのは思えば珍しいんですよね。
SPは「動く壁」と言われ、犯人の逮捕などよりもまず警備対象者(マルタイ)の安全をするのが仕事。
自分の命よりも、警備対象者の生命を優先させ、銃弾の前に自分の体すらも楯としなくてはいけません。
ドラマの中でも何度も語られていますが、彼らの最大武器となるのはマルタイの信頼。
警備対象者がSPが自分を命をかけて守ってくれると信じることが、彼らに楯になる勇気を与えてくれるのです。
SPというのは文字通り自分の命をかける仕事で、それは本当に相手との信頼関係がなければできないですよね。
仕事だからというだけでは、命はかけられません。
でも、思えば命をかけるほどのことではないですが、これは普段の仕事にもあるような気もします。
自分の仕事でもいっしょに仕事をしている相手と信頼関係を結べている時は、あきらめたくなるような苦しい局面でもなんとかしようという気力が沸いてきます。
相手のことを考え、そして相手も自分のことを考えてくれていると信じられるときこそ、がんばろうという勇気が与えられるような気がします。
テレビドラマというのは、一話一話のおもしろさというのもなければいけないのですが、やはりシリーズを通した構成というのが大事。
その点は脚本の金城一紀さんの仕事が見事でしたね。
導入編のEpisode1で主演の岡田准一さん演じる井上を中心にメンバーを紹介。
Episode2の病院占拠事件は映画かと思うような大掛かりな事件。
「ダイ・ハード」を彷彿させるようなテロリストを一人一人制圧していく様はなかなか見応えありました。
Episode3で、上に書いたようなSPという仕事の本質を描きます。
そのあとのEpisode0で、それまで時折挟み込まれていた井上の過去を描き、最終Episodeへの助走をつけます。
そしてEpisode4で井上の過去と深い繋がりのある総理大臣襲撃という大事件で、ドラマをクライマックスを迎えます。
このシリーズ構成がやはりすばらしい。
一つ残された尾形の振る舞いの謎が収集されていないぞと思ったら、映画への伏線でした・・・。
映画を観に行かなければならないじゃないかー。
まんまと制作者の意図通りに、観に行ってしまいそうです。
やはり結末は確認したいですよね。
脚本の金城さん、主演の岡田さんがアクションにこだわったということだけあって、そのあたりなかなか見応えあります。
攻撃するのではなく、相手を無力化することに主眼を置いた格闘術などは、なかなか見た目にも新鮮に見えました。
岡田さんのアクションもキレがあって、カッコいい。
映画ではもっと派手なことになるのかな。
最後にこのドラマでブレイクした真木よう子さん(笹本巡査部長)。
クールなスーツ姿がカッコいいですねー。
「アンフェア」の篠原涼子さん演じる雪平刑事とか、本作の笹本巡査部長とか、ツンツンしているクールな美人に弱いです・・・。
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