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2008年6月 1日 (日)

本 「風魔」

戦国時代、各国が争いを続ける中で、大名たちはそれぞれに諜報活動を行うための部隊を持っていました。
それが忍び、いわゆる忍者ですね。
伊賀、甲賀という名は山田風太郎の忍法帖シリーズ等でも有名です。
戦国大名のひとつ小田原の北条家が抱える忍びが、風魔。
その頭領である風間小次郎が本作の主人公。
戦国時代を舞台にしてはいますが、歴史小説というよりは読み応えのあるエンターテイメント小説に仕上がっています。
先ほどあげた伊賀、甲賀、風魔に加え、真田忍軍などの忍びの者、柳生又右衛門などの剣豪などが、時には手を組み、そして争っていくさまは息もつかせぬアクションが続きます。
忍者ものではあるのでアクションシーンはケレン味ありますが、山田風太郎の忍法帖シリーズほどは荒唐無稽ではないので、歴史小説好きの人でも許せるんじゃないでしょうか。
戦国の世で、価値観が変わり、人々は世の動きを見ながら流れていくのですが、一人風間小次郎だけは大木のように揺るぎなく、その様子が気持ちいいです。
かなりボリュームのあり読み応えがありますが、一気に読んでいける作品だと思います。

「風魔<上>」吉本昌孝著 祥伝社 ハードカバー ISBN4-396-63259-2
「風魔<下>」吉本昌孝著 祥伝社 ハードカバー ISBN4-396-63260-6

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